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つまたけ商店

横浜市中央卸売市場南部市場で
つま物、新鮮野菜、果物販売中!

市場の統合問題~共栄会の未来は その15

2012-08-14 12:47:22 | 市場統合

今日8月14日から16日まで横浜南部市場は休市となります。

 

なので、今日は静かな市場です。

 

時々雨も降り、夏休みとしてはちょっと残念なお天気となりました。

 

 

(協)横浜南部市場共栄会は、地域密着型の市場にしようといろいろな活動しています。

その一つとして、地域のイベントに参加しています。

 

今回、金沢自然動物公園の夏まつりに参加してきました。

8月11日と12日の二日間、復興支援の商品と地場産の野菜等の販売をさせていただきました。

 

金沢区ということで、南部市場によくお買いものにいらしてくださるお客様にもたくさん声をかけていただきました。

 

動物園ということで、小さいお子様連れのご家族が多かったですね。

若い世代のご家族の方々にも南部市場をもっと知ってもらえたらうれしいですね。

 

今月末には、金沢文庫の商店会のイベントに参加する予定です。

 

横浜南部市場が地域の方々にとって必要な市場になるよう、これからも頑張りたいと思います。

 

どこかで見かけたら、お声をかけてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

金沢動物園はとっても近いのですが、小さい子供がいないので最近行くこともありませんでした。

久々の動物園ということで、ちょっと散策もさせていただきました。

 

 

オカピーがいるんですね。

なかなかかわいいですよ。

目がとってもやさしかったです。

 

 

 

 

 


市場の統合問題~共栄会の未来は その14

2012-07-16 06:56:08 | 市場統合

一年振り・・ですね、この問題については。

去年の4月に共栄会は協同組合となり、「協同組合横浜南部市場共栄会」として新たなる出発をしました。

しかし、3月11日の震災が起きたことで、本来目指していた組合として統合問題に取り組むという事が難しい状況となってしまいました。

そこでまずは、組合として震災の被災地支援を第一に掲げ、チャリティアクションを南部市場全体で行うということをしました。

4回のチャリティアクションを終えた後も、被災地支援を続けるために場内でのイベントを続けました。

今では、市場以外の場所でのイベントにも参加して支援活動を続けています。

 

組合となって1年が過ぎ、ここで本格的に統合問題に取り組まなければならないのだと思います。

とにかく取り巻く状況はどんどん悪くなっています。

 

どうすれば横浜南部市場で商売を続けることができるのか・・

どうすれば横浜南部市場にお客様がいらしてくださるのか・・

 

今月、組合ではご来場されたお客様にアンケート調査への協力をしていただいてます。

今後の南部市場をどうすればよいか・・を、再度考えるためです。

 

アンケートを記入していただいて、お客様とお話しすることで、やはり横浜南部市場は残さなければいけないと痛感します。

個人で一生懸命商売をされているお客様のためにも、共栄会は頑張らなければいけないのだと思います。

 

組合としては今年度も、毎月第二・第四土曜日のイベントを続けることとなりました。

お客様に楽しんでいただけるよう組合員全員で取り組んでいます。

もちろん被災地支援も続けていきます。

 

とにかく続けます。

今は続けていくことだけを考えるしかないと思います。

そして、地域の方々に愛される横浜南部市場になることを目指したいですね。

 

 

 

 

7月14日の土曜イベントの「サイコロゲーム」で使われたサイコロです。

これからも活躍してくれるのかな?

 

 

 

 

 


市場の統合問題~共栄会の未来は その13

2011-06-12 08:19:31 | 市場統合

東日本大震災がおきてから3か月が過ぎました。

南部市場でも被災地支援の活動をいろいろ続けてきましたが、南部市場自治会主催で5月から8月までの4か月間、第4土曜日に 「横浜南部市場チャリティアクション」  を開催することとなりました。

5月28日に第1回目が雨の中行われました。

水産・青果からは風評被害のPRをかねて「食べて応援しよう」という目的での商品の販売。

被災地の岩手県と宮城県女川町からも参加していただき、商品のPRと販売。

福祉団体・ボーイスカウトの皆さんの協力。

横浜ベイスターズ そして 横浜マリノス という 横浜のスポーツチームの方々にも協賛していただいてのイベントとなりました。

 

南部市場でチャリティアクション
 
タウンニュース金沢区 2011年6月 2日号

 
会場では女川の郷土料理「つみれ汁」などを販売 横浜市中央卸売市場南部市場で5月28日、「横浜南部市場チャリティアクション」が開催された。東日本大震災の被災地復興の第一歩は経済活動への参加と考え、地元産の水産物や風評被害に苦しむ福島県や茨城県などの野菜を販売した。冷凍庫が3階にあったおかげで、奇跡的に被災を免れた石巻名産の「金華サバ」で作った塩サバ200枚や女川町の郷土料理のつみれの入った女川汁300食は、あいにくの雨で客足が鈍かったにもかかわらず完売に。女川町から参加した水産加工会社の阿部淳さん(36)は津波で会社も家も車もすべて失くしたが、「絶対復興する。帰る場所となる故郷がなかったら嫌でしょ」と復興への意欲を力強く話した。

 また、横浜市民の「何かしたい」という気持ちを形にしようと、市民参加型の支援を展開。未使用のTシャツや味噌・砂糖、トイレットペーパーなどの寄付を継続して呼びかけている。集められた支援物資は、南部市場の人により、被災者に手渡しされる。

 このチャリティアクションは今後も実施していく予定。開催日は8月までの第4土曜日(6月25日、7月23日、8月27日)。

継続した支援を

 南部市場の食品業者から成る共栄会が目指すのは、「一度きりで終わらせない継続した支援」だ。これまで同会は、トイレットペーパーを横浜市内の避難所に届ける「1ロール運動」や被災地に支援物資を手渡しで届ける活動、女川町での「復幸市」への参加などを展開してきた。

 「震災前は、地方から市場に物が集まっていたが、今は市場から地方へ物を逆流させる時。市場の力を最大限に生かしていきたい」と同会専務理事の柴岡義幸さん。市場は物資を集める場所を提供でき、それを運ぶ流通経路がある。また、多くの卸売業者が集まるので、被災地の商品をPRし今後のビジネスチャンスを広げることもできる。柴岡さんは「被災地の人たちが復興に向けて立ち上がろうとしている。市場だからこそできる支援を、横浜の力を合わせ今後も協力していく」と話した。
 

 

 

南部市場全体での取り組みとなったこの支援活動をするために、南部市場全体が協力し合えるよう共栄会としてもさらなる努力をするべきだと思います。

東北地方を応援し続けることができる市場になることを目指しているのなら・・

 


市場の統合問題~共栄会の未来は その12

2011-05-09 17:49:47 | 市場統合

市場の統合問題なんてどうだっていいと思えるくらいの未曾有の震災・・東日本大震災が起きたのが、3月11日でした。

震災後、計画停電があったり、物不足が生じたりと、市場の中も大騒ぎでした。

そんな中、共栄会は4月1日より 協同組合横浜南部市場共栄会 と、変わりました。

同時に、被災地への支援が何かできないかと考え、市場で救援物資を集めだしました。

初めは小さな活動でしたが、市民の皆様の多大なる協力のもと、たくさんの物資が集まりました。

何回か被災地へトラックでの物資搬送。

いろいろな人のつてをたどりながら、物資を受け取ってもらえるところを探しては運ぶという繰り返しでした。

そして、今回の宮城県女川町での「復幸市」への参加となりました。

共栄会でというよりは、南部市場全体で被災地の復興に役立てればという思いでの協力となりました。

新聞記事もいろいろと取り上げてくれました。

「復幸市」に関連した記事をいくつか紹介します。

 

女川で「復幸市」 南部市場が協力     2011年05月03日  朝日新聞

 東日本大震災で被災した宮城県女川町で4日、復興に向けた「おながわ復幸市」が開かれる。横浜市中央卸売市場南部市場(横浜市金沢区)の業者らも協力して海産物や青果を現地に運び、炊き出しや格安での販売を行って、町に活気を取り戻す第一歩を目指す。

 
 南部市場には、業者らでつくる共栄会が市民から募った支援物資を4月初旬に現地へ届けていた縁で声がかかった。水産や青果の仲卸団体も資金や物品を持ち寄って協力することを決めた。市場が閉まるGWに重なるため鮮魚の入手は難しいが、真空パックのカツオや、サンマなどの干物、果物、調味料、牛乳などをトラック2台に積み込んで、3日夜に横浜を出発する。


 復幸市は4日午前10時から同町の女川高校グラウンドで開かれる。宮城県内の飲食業団体や観光関係者など計15団体が協力して、支援物資が届きにくい在宅避難者のため炊き出しや、野菜の格安販売をする。


 共栄会の柴岡義幸さんは「女川は今もがれきだらけだが、新鮮な魚であふれていた港の活気を一日も早く取り戻すため、少しでも力になりたい」と話している。    (古沢範英)

 

 

 

商店街再生へあす「復幸市」 宮城・女川   2011年05月03日火曜日 地元紙


 津波で甚大な被害を受けた宮城県女川町の経済団体でつくる町復興連絡協議会が4日、「おながわ復幸市」を女川高グラウンドで開く。県内外の農協や卸売市場の関係団体などの支援を受け、物品を販売。再生を目指す商店関係者らの心意気を示す。
 女川町商工会青年部や地元の水産加工会社をはじめ町内外の15団体が参加し、農産物やサンマの炭火焼きなどを販売する。ご当地ヒーローによるゲーム大会など子ども向けイベントも予定している。
 県内の農協が農産物を提供するほか、横浜市中央卸売市場南部市場の関係者が果物やカツオの切り身、ベーコンなどを持ち込む。全国の建設業関係の団体による炊き出しもある。
 復幸市は「地元商店も被災で意気消沈しているだけではないことを示そう」と発案された。当初はコンビニエンスストアの店舗前などでの小規模な開催を想定したが、支援の輪が広がり、急きょ別会場を用意した。
 協議会は「住民に町内で買い物を楽しんでもらうとともに、仮設店舗などによる今後の商店街復活に向けた第一歩にしたい」と意気込む。
 横浜市民に物資提供を呼び掛けてきた横浜市中央卸売市場南部市場の関係者は「今後も復興を目指す地元の人たちを手助けしたい」と言う。復幸市は午前10時~午後3時。


 

 

宮城・女川町で“復幸市”5月4日 12時48分  NHKニュース

宮城県女川町で、震災からの復興を目指して「復幸市」と名付けられた青空市が開かれ、避難所で暮らしている人たちなどでにぎわいました。

この青空市は、女川町の商工会の青年部などが、町の復興と住民の幸せを願って幸福の「幸」の字を使い「復幸市」と名付けました。会場の女川高校のグラウンドには、町内の商店主や県外から訪れたボランティアなど22の団体が集まりました。津波の被害を免れた特産のサンマや、ボランティアが作った串カツ弁当などが無料でふるまわれ、長い列ができていました。また、町内では手に入りにくくなっている新鮮な野菜やしょうゆなどの調味料も販売され、避難所で暮らしている人たちなどが久しぶりの買い物を楽しんでいました。女川町によりますと、町は最大18メートルの津波に襲われて住宅の7割が全壊し、458人が死亡、693人の行方がいまだに分からなくなっています。「復幸市」を主催した女川町商工会青年部の阿部喜英さんは「避難所生活は不便だが、きょうは買い物を楽しんで、復興に向けて元気を取り戻してほしい」と話していました。

 

 

東日本大震災:にぎわい取り戻せ、横浜の関係者が提案の「おながわ復幸市」開催/宮城県女川                         神奈川新聞                                                               

 東日本大震災の被災地、宮城県女川町で4日、地元商工業者らが復興への願いを込めた青空市「おながわ復幸市」が開かれた。全国から日用品や食材が集められ、町は久しぶりの活況を呈した。横浜市内からも市場関係者や市民が駆け付け、買い物客に威勢のいい掛け声を響かせた。(吉田 太一)

 「復幸市」は、商売のにぎわいを取り戻し、復興への足掛かりにしたいとの考えから、地元商工団体や漁業団体などでつくる「女川町復興連絡協議会」が主催。町内外に出店を呼び掛けた結果、約20団体が参加した。

 横浜市中央卸売市場南部市場(同市金沢区)の食品関連業者でつくる協同組合「南部市場共栄会」に対しても、被災地に支援物資を届けていた縁で声が掛かった。

 共栄会の関係者ら23人は4トントラック1台を含めた計5台のワゴン車などに分乗して到着。会場では真空パックのカツオやサンマなどの干物、調味料、牛乳などを格安で販売したほか、一般の人や同業者から寄せられた青果物や衣料品なども無料で提供した。共栄会の和田實理事長は「形は変わるだろうが、まだまだ支援は必要。活動の輪をもっと広げていきたい」と話していた。

 青空市の発案者の一人は、横浜市西区在住の高橋佳町さん。母親の実家が女川町で同町に親類が暮らす関係で、震災後に訪れ、高齢者が買い物に不自由している窮状や、復興への動きが進まない現状を聞き、「まずは小さくてもいいから、屋外で市場を催しては」と女川町商工会青年部のメンバーに提案したことが開催につながった。高橋さんは「今回のイベントで、自信をつかんでくれれば」と期待していた。

 復興連絡協議会の阿部喜英さんは「多くの協力者のおかげで、復興への一歩を踏み出すことができた。手応えを感じた。地元商売への活性化につなげていきたい」と話していた。

 女川町によると、町は最大18メートルの津波に襲われて、5月5日現在、町内住民だけで339人が死亡、692人がいまだに行方不明という。

 

 

 南部市場が被災地の復興の手助けをするということは、自分たちの市場も元気にしなければなりません。

南部市場が元気で頑張らなければ、被災地を支援することなどできません。

支援活動をすることで、たくさんの人たちと関わるようにもなりました。

様々なつながりを大事にしながら、これからも共栄会は頑張り続ける責任があることを忘れてはいけないと思います。

 


市場の統合問題~共栄会の未来は?その11 

2011-01-10 05:30:18 | 市場統合

福祉バザー後記

2011年も10日が過ぎました。

2010年12月26日に「福祉バザー」を開催しましたが、年末の忙しさにまぎれてしまい、なかなか後始末が出来なかったので、ここで改めて思い返してみることにしました。

企画したのが遅くて、準備不足・宣伝不足等々挙げればきりがない反省点。

それでも参加していただいた福祉団体の方々のご協力で無事終える事が出来ました。

それぞれの団体の手作りの製品の販売に加えて、たい焼き・フランクフルト・まぐろ串カツ・かに汁等々の飲食物も出て、関連棟前のスペースに設置したテント付近はなかなか賑やかな状況でした。

共栄会の関連卸売センターでは、12月25日から歳末大売出しを掲げたこともあり、前日の25日(土曜日)の来場者数はかなり多めでした。

しかし毎年、年末の日曜日は臨時開場ということもあり、それほど来場される方が多くないというのが悩みでした。しかし、今年は例年より来場者数が多かったです。

12月24日に横浜市の記者発表がされたことなどもあり、数社の新聞やテレビでニュースとして扱ってもらえました。

12月23日 神奈川新聞 iバザール 

12月23日 タウンニュース 瀬谷区・港南区版

12月23日 ラジオ日本 生出演

12月25日 神奈川新聞 

12月25日 テレビ神奈川 夜 ニュース

12月26日 毎日新聞 横浜版

12月26日 神奈川新聞 よこはま・かわさき版

12月26日 ヨコハマFM 生中継

12月26日 NHK 昼 ニュース

12月27日 神奈川新聞

12月31日 サンケイ新聞

 

 

12月20日 磯子・金沢区の一部の地域の新聞に折込チラシも入れてみました。

福祉団体経由のチラシも配布しました。

 

これらのメディア効果というものがかなり影響していたかのようで、27日からの来場者数もかなり増えていたように思えます。

福祉バザーは27日からは一部のみ残る形でした。しかし、手ごたえはあったような気がします。今後、2回目・3回目と続けていけるようにしたいですね。

 

今回 テントを設置するにあたり、まず、テント・机・椅子を貸していただきました団体に感謝します。そして、これらを借りに行ったり、返しに行ったりと、自分の仕事以外の事を快く引き受けてくれた人々に感謝します。もちろん、設置や撤去に協力してくれた関連棟で働く人達にも感謝します。

なぜ「福祉バザー」を開催したかを理解していただいて、これからもどんなところでもいいから協力したいという思いを関連棟の中の人たちが感じてくれることを願いながら、福祉バザー後記を終えたいと思います。

 

 


市場の統合問題~共栄会の未来は?その10

2010-12-16 13:19:20 | 市場統合

横浜中央卸売市場の統合が決定してから、約5ヶ月ほどたちますね。

これまで、いろいろな新聞報道により、「南部市場はなくなる」というイメージが出来てしまい、私たち共栄会は大変な思いをしています。

南部市場は確かに「中央卸売市場」という冠はつかなくなりますが、私たち関連棟内で商売をしている店は、このまま営業を続けていく道を選びました。

10月の祭りの時も、「営業を続けます」のメッセージを来場されたお客様に発信しました。

そして、いろいろな販売促進を考えながら現況の景気悪化と戦っています。

そして、いろいろな方々に南部市場を知っていただくために、いろいろな方々と関わっていくことを目指して、年末に南部市場で福祉バザーを企画しました。

福祉の方々とともに年末の南部市場を盛り上げていこうと考えました。

横浜南部市場 の 共栄会 として、横浜市の皆様のお役に立てることをこれからも考えながら進んでいこうと考えています。

関係者の皆様の暖かいご支援を無にしないように、これからもがんばっていきます。

これからも 南部市場の共栄会 を よろしくお願いいたします。

 

福祉バザー に 関しては、共栄会のブログ を見てくださいね。

         クリックしてください 


市場の統合問題~共栄会の未来は?その9

2010-08-25 12:00:24 | 市場統合

市場の統合問題について新聞報道されましたが、なかなか新聞記事を全て読むわけじゃないからでしょうか、南部市場の関連センターがなくなると思われている方も多いようですね。

確かに、「廃止される南部市場」なんて見出しに使われると、「南部市場がなくなっちゃうんだ」と、思われても仕方ありませんね。

南部市場がなくなるわけではありません。

関連センターは引き続きこの場所で商売させていただきます。

 

共栄会のブログにも・・ クリックしてください。

 

タウンニュース という 地域の新聞にも記事が出ていました。

 

南部市場共栄会
 生き残りかけ新構想
総合卸センターに「道の駅」「船着場」なども
 
      2010年8月19日号

横浜市は横浜市中央卸売市場の南部市場(金沢区鳥浜町)を本場(神奈川区山内町)に統合整備することを決め、7月26日に市議会の経済観光・港湾委員会で報告した。南部市場は中央卸売市場としては廃止され、本場を補完する加工・配送・流通の場として活用される。南部市場に残る業者は活路を模索中だ。

 「青果や水産の仲卸業者が本場に移ってしまえば、先細りになるのは目に見えている」と話すのは、統合整備後も南部市場で営業を続けることになる関連棟業者から成る南部市場共栄会(46店舗)の和田實会長。存続への危機感を募らせる共栄会は、南部市場の一部を「食品関連を主とした総合卸センター」にする新構想をまとめ、8月中に市に提出する予定だ。

 本場と南部市場の統合整備は、市内の市場を一本化することにより、整備の強化や効率化、人員削減を目指すもの。商圏が競合する東京市場の機能強化の動向(2014年の築地市場の移転など)を踏まえ、5年以内を目標に進められる。だが、すべての機能が本場に統合されるわけではなく、スペースなどの理由から本場への移転が困難な関連棟の業者や花き部は、南部に残り営業を続けていく。

 新構想では従来の主な取引先だった小売店だけでなく、一般消費者を含めた多様なニーズに応えられるよう多彩な案を盛り込んだ。新たな食品関連企業を誘致・集積させて、卸売センターとしての充実を図るほか、地産地消に対応した食育活動や遠方からの利用者を想定した「道の駅」、漁船が海産物を直接水揚げできる「船着場」など、観光的要素も取り入れている。またリサイクル施設を併設し、量販店や小売店から発泡スチロールなどを回収・再資源化し売却するなどのシステムの確立や、それによる雇用の創出も考案している。

 「売り上げが落ちている現状を嘆くのではなく、一丸となって前向きにやれるところまでやっていきたい」というのは中心となって本構想をまとめた柴岡義幸さん。市の協力を仰ぎつつコンサルタントを入れての市場調査などを経て、今年度中には青写真を完成させたい意向だ。

 

 

南部市場関連センターは、

市場統合後も今まで通り営業いたします。

 

 


市場の統合問題~共栄会の未来は?その8

2010-08-06 17:53:25 | 市場統合

南部市場跡地に新商業施設、

ベイサイドの立地生かし「道の駅」併設へ/横浜  2010年8月6日

廃止の方向性が決まった横浜市中央卸売市場南部市場(金沢区)の跡地利用について、一部を新しいスタイルの商業施設として活用する構想を既存業者がまとめた。道路利用者の休息施設「道の駅」などを併設し、観光スポットとしての魅力も備えた施設を目指す。近く市に提案する。

 現施設内の「関連棟」を利用している南部市場共栄会(46店舗)が5日の会合で決めた。和田實会長は「市場廃止という厳しい局面の中、今までの市場にはない独自のスタイルで活路を探りたい」と話している。

 「食品関連を主とした総合卸センター」とする構想。従来通り地元小売店の業務用需要に応えながら、新たな食品関連企業も誘致して最終消費者向け施設の性格を強める。地産地消に対応した食育活動や資源リサイクルの拠点とする案も盛り込んだ。

 首都高速湾岸線や国道357号に隣接したベイサイドエリアの立地を生かし、遠来客の利用も想定。「道の駅」では新鮮な農産物を並べる。同様に、漁船が海産物を直接水揚げする「船着場」の設置も検討する。

 「道の駅」は道路利用者の休憩と地域振興などの機能を兼ねた施設で、国土交通省が地方を中心に展開している。設置が実現すれば横浜市内初となる。

 実現に向け、構想の概要を月内にも市に説明し、土地の一括貸借などの支援を要請する方針。事業化の受け皿となる法人格の設立も急ぐ。こうした動きに市経済観光局は「実行していく上で、できることは協力し相談も受けていきたい」(中央卸売市場本場運営調整課)としている。

 市は7月、中央卸売市場を本場(神奈川区)に統合し、南部市場を廃止する方針を発表。南部の青果・水産物部は本場を補完し加工、配送、流通を担い、花き部は民営流通センターか民営地方卸売市場への移行を検討するとしている。

 

 


南部市場跡地利用構想、議論深める景気に   2010年8月6日

南部市場共栄会が打ち出した跡地利用構想は、統合による不安を一掃するとともに、地域活性化を志向するものだ。観光要素を持ち合わせた新しいスタイルの商業施設の青写真が具体化すれば、南部市場廃止の影響を受ける他の業者にも刺激を与えることになりそうだ。

 共栄会は南部市場の玄関口に近い「関連棟」で、主に青果や水産の買い出し業者を対象に営業してきた。いち早く構想をまとめ上げた背景には、本場にはスペースがないため移転が難しいという事情がある。仲卸業者が本場に移ってしまえば経営が立ち行かなくなるとの危機感だ。「総合卸センター」構想は一般消費者や観光客向けに軸足を移すことで生き残りを図ろうとしている。

 同様に南部にとどまることになる花き卸売業者も、「南部市場に何もなくなるというイメージは避けたい」と懸念していた。花き部は地方市場か民営流通センターに移行する方針だが「三浦半島の顧客はしっかりとらえているし、中央市場でなくなることで取引の自由度が増すかもしれない」と前向きな声も聞かれる。

 基本的に本場に統合される青果は、南部市場内にすでに物流センターを保有している。本場の補助施設として活用する方針だが、構想を受けて施設拡充の動きが加速する可能性もある。

 もともと市場統合は東京市場をにらんだ競争力強化とともに、業務の効率化を図りたいという狙いもあった。統合により開設者の横浜市は、南部市場の業務管理や衛生検査が不要になる。構想が持ち上がった関連棟に近い市の管理棟をどう活用するかも今後の焦点だ。

 共栄会の構想部分は南部市場の敷地の一部にすぎない。跡地全体の活用に向けた建設的な議論を深めるきっかけになることを期待したい。

 

 

今日の神奈川新聞の記事です。

 

共栄会内部および周辺の反応は以外に静かなものです。

この先どう進むのか静観してましょう・・ という雰囲気ですかね。

ここに至るまでもいろいろ大変でしたが、これからはもっと大変になるのでしょうね。

 


市場の統合問題~共栄会の未来は?その7

2010-07-28 10:01:37 | 市場統合

 

南部市場廃止を発表、中央卸売市場の再編・機能強化で横浜市

 

横浜市は26日、横浜市中央卸売市場の再編・機能強化の方針を発表した。本場(神奈川区山内町)と南部市場(金沢区鳥浜町)の統合整備では、南部市場を中央卸売市場としては廃止。そのうえで、本場を補完する加工・配送・流通の場として活用する。市場を一本化し合理化、効率化を進めることで、首都圏での競争力強化を図る狙い。

 横浜市中央卸売市場は戦後、市内人口の増加を背景に取扱量が増え続け、本場に加え、南部市場が1973年に整備された。しかし、近年は、取扱量が減少、市場事業者の経営も悪化。運営費などで一般会計から繰り入れもあり、2006年の包括外部監査で2市場体制を維持するかどうかの検討を求める意見が出された。

 その後、08年3月に市中央卸売市場開設運営協議会が市場規模の適正化を図ることなどを答申。市場関係事業者と市でつくる新市場整備協議会が検討を重ねていた。再編・強化の具体化は、商圏が競合する東京市場の動向を見据えながら、おおむね5年以内、2014年度までを目標とする。

 具体的には、本場では外気遮断、温度管理型売り場の整備など顧客ニーズを踏まえた設備投資を検討。

 一方、南部市場の新たな機能としては、青果・水産物部では、本場を補完し加工、配送、流通を担う。本場では扱っていない花き部は、商圏(市南部、三浦半島地区)の特性を踏まえ、民営の流通センターか民営地方卸売市場への移行を検討。一般消費者を対象にした業態化も目指す。

                               神奈川新聞 7月27日

 

とうとう横浜市中央卸売市場の本場と南部の統合の方針が発表されました。

関連棟の業者は最初から市場の統合の中には入っていませんでした。本場への統合となっても、移る場所などどこにも無いのです。共栄会としてはどうすべきか、非常に悩みました。市側との話し合いも重ねました。結果として「統合」という方針が出ました。

新聞報道で「南部は廃止」という言葉を使われて非常にやりきれない気持ちです。

南部市場は中央卸売市場では無くなりますが、関連棟は商業施設としてこのまま続けていく方向性を打ち出しています。


 


市場の統合問題~共栄会の未来は?その6

2010-07-11 05:09:28 | 市場統合

横浜卸売市場、南部市場を本場に統合へ
2010年7月10日

横浜市中央卸売市場の本場(神奈川区山内町)と南部市場(金沢区鳥浜町)の統合整備問題で、南部市場を本場に統合する方針案を市がまとめたことが9日分かった。市場関係事業者の合意がほぼまとまったためとしている。南部市場は中央卸売市場としては廃止し、民営施設化する。商圏が競合する他都市の市場の動向も勘案し5年以内(2014年度まで)の完了を目指す。

 市の統合整備方針案によると、部別では(1)青果・水産は、本場を買い出し人への対応の場とし、民営施設化した南部は卸売業者や仲卸業者を中心に加工・配送・流通の拠点とする(2)鳥卵は引き続き本場で営業(3)南部市場のみで取り扱っている花きは、民営の「花き流通センター」などで扱うとする。

 南部市場を民営施設化することで、常駐する市職員の人件費や施設管理維持費などの削減にもつながる。

 今後、7月下旬に開かれる市会経済観光委員会に方針案を報告し、12年度までに本場の機能強化の基本計画・設計、14年度までに整備工事を行う予定という。

 市中央卸売市場については、取扱量の減少や事業者の経営悪化、中央卸売市場費会計への一般会計繰り入れ状況を踏まえ今後のあり方の検討を求める意見が06年の包括外部監査で出された。

 08年3月、市中央卸売市場開設運営協議会による答申を受け、本場か南部市場への統合について、市場関係事業者と市でつくる新市場整備協議会が検討を重ねていた。今年6月末までに関係者の合意がほぼまとまったという。

 

横浜卸売市場統合、「廃業も出るのでは」業者ら戸惑いも
2010年7月10日

懸案となっていた横浜市中央卸売市場の統合問題は、本場に統合する方針案が固まった。だが南部市場は中央卸売市場としては廃止になるため、仲卸業者には死活問題。実現に向けては課題も多い。

 水産仲卸業者29社で組織する横浜南部中央市場水産仲卸協同組合は、本場への統合に一貫して反対してきた。態度を軟化させたことについて岡田靖理事長は「市場の取扱量が減少し、統合もやむを得ないという思いに至った」と説明する。

 だが移転へのハードルはまだまだ高いという。「地場の鮮魚店と商いをしてきた仲卸業者の中には、移転できずに廃業するケースも出てくるだろう」

 統合問題の背景には、市場外流通の増加や単価の下落など、流通環境の変化がある。さらに市場間競争も激しくなっており「(築地市場の豊洲移転計画がある)東京よりも先に統合整備を進めなくては」(横浜市の関係者)との事情もあった。

 統合で直接影響を受ける南部市場の仲卸業者などは約100社。本場に移るか、民間運営の加工・配送・流通拠点として生まれ変わる現施設に残るか。その二者択一を迫られることになる。

 本場の仲卸業者は「南部の仲卸業者の店舗が単純に入る面積はないだろう。駐車場スペースも足りなくなる」と懸念。「市場の拡張が必要になるだろうが、行政からの説明はいまだにない」と戸惑いを見せる。

                                  神奈川新聞より

 

 

とうとう出てしまいましたね。

しばらく進展が無いように思えていましたが、水面下で動いてましたか・・

さぁ・・ どうしましょうか・・  身の振り方を真剣に考えなくてはなりません。

 

ただ、この記事の市場の写真の部分に、「廃止になる南部市場」と書かれています。

この部分は憤慨ですね。中央卸売市場としては廃止かもしれませんが、民営化の施設としては残るのですから言葉を選んでほしかったですね。