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つまたけ商店

横浜市中央卸売市場南部市場で
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市場の統合問題~共栄会の未来は?その5

2010-03-29 18:06:42 | 市場統合

<築地移転>予算可決へ 民主が修正案見送り

築地市場(東京都中央区)の江東区豊洲地区への移転問題で、都議会民主党は27日、都の予算案から移転用地購入費を削除した修正案の提出を見送る方針を固めた。市場の現在地再整備と移転を比較検討するとの都側の妥協案を受け入れた。修正案提出の見送りで、市場移転に関する予算は付帯決議付きで都の原案通りに可決する見通しとなった。

 予算案が原案で可決されれば、築地市場移転計画はとりあえず中断に追い込まれる事態は回避される。ただ、移転用地の購入に際して議会の意思を尊重するとの案も都側から民主党に示されている模様で、移転の是非を巡っては、今後も論議の余地が残されそうだ。

 

27日の東京都議会の予算案に関するニュースです。

築地移転もなんだかんだと少しずつ少しずつ進んでいる気配がします。

じゃあ、横浜はどうなんでしょうか・・

3月市議会で統合場所の決定がされるという方針でしたが、これは延期されました。

あくまでも延期です。いずれは決定されるという事です。

共栄会でもオーナー会議が開かれ、このことに関しての報告がありました。

本当に、急いで決めてほしくはない内容ですが、中途半端も気が気ではありません。

充分話し合って、良い方向性で決めてほしいものです。

 

 

27日の日本経済新聞にこんな記事が出ていました。

 

      農水省の卸売市場研究会

    消費者への開放も容認   活性化策を提言

 

 農林水産省が生鮮食品を扱う卸売市場について設けた「卸売市場の将来方向に関する研究会」は26日、報告書をまとめた。市民の台所とも呼ばれながら取扱量が減り、地盤沈下が著しい卸売市場の活性化策を盛り込んだ。新しい考え方として入場料を徴収しての消費者への開放も容認する。

 報告書は少子高齢化や食生活の変化、卸売市場外の流通の増大などを指摘。活性化策として、中央市場の再編・連携、経営戦略をもった市場運営、運営コスト削減などの提言をもりこんだ。

 農水省は中央卸売市場の消費者向け販売を、卸売市場の目的外使用に当たるとして通達で自粛を求めていた。だが同研究会は消費者の魚離れなどを踏まえ、卸売市場で食の情報を積極的に発信する必要があるとみた。入場料は卸売市場の「コスト負担の一つの考え方」という。

 農水省は同研究会の報告を受け、今秋をめどに新たな卸売市場整備方針と整備計画をまとめる。

 

中央市場の再編成がますます加速しそうな内容のニュースなのでしょうか・・


市場の統合問題~共栄会の未来は?その4

2010-03-03 07:07:39 | 市場統合

 

たぶん、「がんばりようがある」とわかれば、
みんな、なんとか、がんばっちゃうんだと思う。

「がんばりようがない」というときが、
いちばん、じつは、くるしいわけで。

なんだかわからないけど、
とにかくこれをやっていればいい、
ということを知っている人は、いいなぁ。

「がんばりようがある」場をつくる。
「がんばりようがある」時間をつくる。
それが思いつかなかったら、
こどものようにあそんで、
とにかくじょうぶでいよう。

 

 ほぼ日刊イトイ新聞 ダーリンコラム 

           <がんばりようがある、ということ。> より

 

なんとなく、今の共栄会の状況を表している文章に思えてしまいました。

3月になりました。市議会での市場統合の 決議が出る予定です。

いろいろ話し合いをしたり、いろいろな方面に訴えたり、何をすればよいのか模索する中で、「今は 決議を待つしかない・・」という状況です。

本当にそうなのでしょうか。

何かしなければいけない事があるような気もします。

何かできる事があるような気もします。

でも、やっぱり今は待つだけなのかもしれません。

 

今日の日刊スポーツの新聞に

 「市場前駅」ってどこ!?  豊洲移転宙に浮き・・

という記事が出ていました。

 

先日、築地場外の業者さんと築地の移転について話した時、「豊洲に『市場前』という駅がもうできてるんですよね。」なんて話題になったんです。移転しなかったらどうなるんだろうね・・なんて話してたんですが、新聞の記事として出るなんて・・

驚きました。

 

築地市場の移転もなかなか進まないようですよね。

築地は横浜の市場とは規模も違うし比較はできませんが、「移転」にしても、「再整備」にしてもどちらにしても大変難しいことだと言う事はわかります。

2001年に都が豊洲への市場移転を決定し、2004年には2012年をメドに豊洲への移転を検討し始めたにもかかわらず、いまだに都議会では議論が続いている状態です。豊洲の移転予定地の土壌問題が浮上してきたからではありますが・・。

 

横浜市も3~5年後に両市場を統合する という計画ですが、どうなることでしょうか。こんな短期間でできることなのでしょうか。

どう結論が出るか、当事者にしてみれば不安な気持ちが募るばかりですね。

 

 

横浜新都市交通(モノレール)の「南部市場駅」も、市場の統合で南部市場がなくなったら駅名を変更するのでしょうかね。


市場の統合問題~共栄会の未来は?その3

2010-02-07 05:33:40 | 市場統合

東京新聞に載りました。


中央卸売市場を統合 『本場』に一本化が有力
                                 2010年2月2日

 横浜の台所を支える横浜市中央卸売市場の「本場」(神奈川区)と「南部市場」(金沢区)が、経営効率化などのため統合されることになり、横浜市は三月までに、どちらの市場に機能をまとめるか、統合計画を示す。市場関係者の間では、販売額などで勝る「本場」に一本化されるのが有力な見方だが、「南部」の水産業者は「吸収されて、営業ができなくなってしまう」と不安を募らせている。(荒井六貴)

 市の中央卸売市場は一九三一年に「本場」が、人口増加などに伴い七三年に「南部」が開設された。「南部」は約十七万平方メートルの敷地に、青果、水産物、花卉(かき)を取り扱う。

 両市場は昨年度、計約十六億円の赤字で経営状況は悪く、販売額も減少傾向が続き、有識者らで構成する協議会は一昨年三月、統合や新設案を市に答申。目標は十年後だったが、競合する大田市場(東京都大田区)の機能強化や、築地市場(同中央区)の移転も実施されることを見越し、市は早期の統合を目指している。

 この計画に対し、南部市場で約三十の水産仲卸業者を束ねる横浜南部中央市場水産仲卸協同組合の安井誠副理事長(52)は「移転したら競合先もあり、取引先を失いかねない。安売りの時代に、余計なコストをかけられない。廃業するしかない」と窮状を訴える。

 一方、「本場」の七十超の業者が加入する横浜魚市場卸協同組合の西山三喜男理事長(65)は「市場で営業できるか、できないかの問題ではない。市民に、どう貢献するかだ。業者が体力をつけ、関東一円でシェアを持たないと」と統合を見据えた攻めの姿勢を示す。

 市は「両市場の関係者から意見を聞いた上で決める」として、対等の立場を強調する。しかし「南部」の業者によると、市の担当者の説明では、「本場」への統合をほのめかされ、雑貨の卸業者は「営業スペースの提供は困難」と指摘されたという。

 青果と水産の販売額は二〇〇八年度、「本場」が約千四百三十二億円で、「南部」の約五百六十六億円を上回る。「本場」が横浜駅などの繁華街に近く、高速道路の利便性が良いことも有力視される根拠になっている。

 市の担当者は「廃業する人はいるかもしれないが、営業したい人には、場所は提供したいと考えている。関連(雑貨)の業者についても検討している」と説明している。(東京新聞)

 

 

この新聞記事が出た翌日、本場の市場長が南部市場を訪れて、青果中卸組合の方々と話し合いをされ、共栄会会長とも面談されたとの事です。

きちんとした説明がされ、大変わかりやすかったようですが、それでも、私たちの置かれている状況が変わるわけではありません。

共栄会でも、いろいろ模索中・・です。いろいろな業種が集まっているので、どうしたらよいか非常に難しい事は確かです。でも、一生懸命考えている人たちがいます。その人たちを中心に輪が広がって行き、良い結果が導き出されるよう願っている次第です。


市場の統合問題~共栄会の未来は?その2

2010-01-27 09:12:32 | 市場統合

昨夜、共栄会の新年会がありました。

衆議院議員 松本 純 先生にも、お忙しい中 御出席いただきました。

冒頭の和田会長のあいさつも、市場の統合問題の話題から始まるくらいで、今年の共栄会にとって、統合問題はとても重大な問題だと痛感しました。

 

本場市場か、南部市場か、市議会で3月までに決定されるという統合場所ですが、一部の新聞では、「本場市場が有力である。」と、報道されました。

もしも、本場への統合となったならば、この共栄会(関連棟)はどうなるのでしょうか。

本場市場はスペースが非常に狭いです。その中で関連施設は南部市場に比べればかなり少ないように思えます。とても、共栄会の全店舗を移転できる場所はありません。

前回も書きましたが、市場の統合というのは、水産・青果の統合のことで、もともと関連施設は含まれていません。

ならば、共栄会はどうすればよいのでしょうか・・四十数店舗はどうなるのでしょうか。

 

去年の9月南部市場場長との個別面談がありました。統合を見据えての面談でした。しかし、本場市場の関連棟の方々にはそんな話はなにもされていません。これはどういうことなのでしょうか。

本場市場への統合が決まっているから、もともと本場市場に店舗を構えている店は何も心配しなくても良いということなのでしょうか。

 

この統合の問題にはわからない事が多すぎるように思えます。

もう少し、わかりやすい説明がして欲しいです。

もう少し、市議会での決定に至る過程をわかりやすく教えて欲しいものです。

 

共栄会は、この先どうなるのでしょうか。

南部市場の関連棟で商売をしている私たちはどうなるのでしょうか。

 

 

 

 


市場の統合問題~共栄会の未来は?

2010-01-17 08:14:39 | 市場統合

日々のブログに個人の意見としてボソボソと載せてきた 市場の統合問題を少しまとめておきたいと思います。

横浜市場の統合計画は、「あり方検討委員会」が20年3月にとりまとめた答申の中で示された。

これを受けて横浜市は、その具体的な方法を詰めるべく20年6月から、協議会を立ち上げて検討を進めてきた。

しかし、結論はまとまらず21年に入ってから協議会は休眠状態となっていた。

21年11月になって協議会が開かれ急展開の提示がされました。

 

その事が 21年12月9日の神奈川新聞に記事として掲載されました。

 

  横浜市中央卸売市場の「移転新設」案は除外、統合案で調整
                         2009年12月9日 神奈川新聞
横浜市中央卸売市場の本場(神奈川区山内町)と南部市場(金沢区鳥浜町)の統合計画で、市は8日、「移転新設」案を除外したことを明らかにした。残る「本場への統合」「南部市場への統合」の2案のどちらにするか、来年3月には方針を決定する。統合時期も前倒しし、早ければ2012年度にも実現させたい意向を示した。

 市会経済観光・港湾委員会で市側が報告した。3案のうち「移転新設」案を除外したことについて、増田文彦・市場担当理事は「昨秋以降、(市場関係業者の)経営状況が悪化している」とし、場所を移して新しい施設を整備することが費用負担面で難しい現状を理由に挙げた。

 統合時期はこれまで19年度を目標としていたが、増田担当理事は「より早期の統合が必要。3~5年後には終わらせる」と言明。商圏が競合する東京・大田市場青果部の低温配送センターが11年度に、築地から移転する豊洲市場が14年度に相次ぎ稼働予定のため、「横浜市内にも営業攻勢が強まっている」という事情を考慮したとしている。

 今後、関係団体の代表者による新市場整備協議会を年度内に開き、意見を集約する。市中央卸売市場は「厳しい市場間競争の中で、できるだけ早く計画を推し進めたい」(運営調整課)としている。

 市は06年9月、今後の市場の在り方を市場開設運営協議会に諮問。08年3月に3案の答申を受けた。09年3月までに最終方針を決める予定だったが先送りし、今年4月以降、卸売、仲卸、小売など市場関係事業者と個別に意見交換を重ねていた。

 

11月中に各組合には通達され、南部市場では南部市場場長が水産・青果仲卸および共栄会(関連棟)の店舗と個別に面談する場が設けられました。(横浜市の要請)

しかし、共栄会に関して言えば、場長との会談は各店バラバラの内容だったように思えます。

それゆえ、共栄会の中ではいろいろな情報が交錯してしまいました。

即日、オーナー会議が開かれ、場長から統合に関しての説明がありました。しかしながら、この会議も釈然としない内容だったようです。

12月に数紙の新聞で報道もされ、お客様や、他の団体からも「南部市場がなくなるんだって?」などといわれる事が多くなりました。

さらに、場長より再度の各店舗との個別面談を1月にしたいとの要請がありました。

年が明けて、初市の1月5日の朝日新聞の横浜版に以下の記事が掲載されました。

 

   横浜市中央卸売市場、本場と南部を統合へ
                    2010年01月05日


流通ルートの多様化などにより取扱量が減少する横浜市中央卸売市場について、横浜市は、本場(神奈川区)と南部市場(金沢区)を、どちらか一方に統合する方針を固めた。先月の市議会常任委員会で報告した。統合時期は2013~15年。市場関係者の意見を参考に、3月までに統合場所を決めるという。


 横浜市は中央卸売市場を3カ所開設している。食肉市場(鶴見区)を除く、本場と南部市場はともに青果・水産物を取り扱う。市は06年に検討委員会を設置して市場のあり方を協議。08年3月に再整備案が提案された。


 提案では、(1)本場への統合(2)南部市場への統合(3)他の候補地へ移転新設の3案が出され、統合時期については南部市場が更新時期を迎える10年後とされた。


 しかし、市場関係者などからなる新市場整備協議会での検討の結果、昨年12月、本場か南部市場どちらかへの統合に絞り、統合時期も3~5年後と早めることに決めた。


競合する東京都の大田市場が11年度に低温配送センターを稼働開始予定、築地市場が14年度に豊洲に移転予定であることなどを考慮し、移転新設では時間がかかりすぎると判断した。運営する市経済観光局は「状況の変化が早く、早期統合が急務となっている」と説明する。


 今後は市場関係者のヒアリングを実施し、統合場所を決める。


 統合すれば、設備の一元化などにより市場内の卸売業者や仲卸業者のコスト軽減が見込まれる。運営する横浜市も、09年度予算で計15億円(市場収入の37%)にのぼる補助金を縮小したい考えだ。      (杉村健)

 

今の段階での市場の統合は、水産・青果の事で、関連棟は含まれていません。

南部市場の関連棟は市場として認められていないのでしょうか。 

横浜市の経費の削減の為だけの統合はいかがなものでしょうか。

 

きちんとした説明がされて、納得できるようにしてほしいものです。