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marieの日記帳

毎日の出来事や趣味の事、商品の感想、
家族として迎えたトイプードルのホークとの生活
などを綴っています。

東京藝術大学スーパークローン文化財展/そごう美術館

2020年08月03日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

現在そごう美術館で開催中の

東京藝術大学スーパークローン文化財展』を観てきました。

会期:8月1日(土)~31日(月)

日本を代表する文化遺産・法隆寺の焼損した金堂壁画や

間近で鑑賞することができない釈迦三尊像、爆破されたバーミーヤン東大仏天井壁画など

シルクロード文化財の再現・復元作品が約50点展示されています。

バーミヤン東大仏 壁画 《天翔る太陽神》

タリバンにより破壊された東大仏の頭上に描かれた天井壁画。

 

敦煌莫高窟 57窟

唐代最初期の開削とみられており本尊如来像を中心に塑像が安置され

法隆寺金堂壁画との共通点が度々指摘されている。

 

高句麗古墳群江西大墓

朝鮮民主主義人民共和国平壌市、平安南道、黄海南道に所在し高句麗後期の古墳群で
世界遺産登録されている。

江西大墓の四神が再現されていてこれは、北壁の玄武。

南壁が入り口で、正面が玄武、左(東壁)に青龍、右(西壁)に白虎、
南壁に朱雀を見ることができる。

 

法隆寺釈迦三尊像

法隆寺釈迦三尊像鋳造のための3D出力原型

釈迦三尊像が出来上がるまでの工程を動画で見ることができます。

法隆寺釈迦三尊像 (写真で展示されていたもの)

デジタル技術と人の手が加わって再現された文化財。

制作に加わった方々は、遠い昔にこれらの作品を作った人に

想いを馳せて作られたのでしょうか。

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バンクシー展 天才か悪魔か

2020年07月28日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

横浜アソビルで開催されているバンクシー展 天才か悪魔か

観てきました。

会期:3月15日~9月27日

世界中に存在するバンクシーのコレクターの作品が集結した個展で

オリジナル作品だけでなく、映像やインスタレーションなどを用いて、

多角的にバンクシーに迫る展覧会になっています。

(本展覧会キュレーター兼プロデューサーアレクサンダー・ナチケビアの挨拶より)

覆面アーティスト バンクシー

 

 

ケイト・モス

アンディ・ウォーホルのマリリンモンローのパロディかと思ってしまった。

消費社会は、昔も今も人気のあるイメージにお金を払いたいというのは

変わらないらしい。

トロリーズ(トロリーハンターズ)

世界には、狩りをして生活している人がいる一方で現代人はその能力を

失っている。

 

 

ボムラブ

爆弾を抱えた少女を描いた1998年の作品。

「愛は、戦争を超越する」というメッセージ。

 

 

ナパーム弾

アメリカ文化と資本主義のアイコンに手をつながれた少女。

「この世で最大の罪を犯しているのは、ルールを破る人達ではなく

ルールを守る奴らだ」と。

ブレグジット

EUの旗から作業員が星を一つ削る作業

2017年の作品

スマイリー・コッパー/フライング・コッパー

スマイリーフェイスのマシンガンを持った警官。

権力と権威をかざす奴らは疑ってかかれとバンクシーは警告する。

 

 

 

DISMALAND(ディズマランド)

馬車がひっくりかえってぐったりとしたシンデレラがカメラのフラッシュを浴びている

作品でダイアナ妃の事故死を思わせるような作品。

 

ノー・ボール・ゲームス

2009年ロンドンでの作品。

二人の子供が球技禁止と書かれた標識で遊んでいる。

 

 

 

ガールズ・ウイズ・バルーン

 

今起こっている社会問題や世のなかの矛盾をテーマにして

私たちの意識を向けさせる作品が展示されていました。

馴染みのあるキャラクターが出てきてステンシルの技法を活かした絵で表現されているので

世代を問わず分かりやすいです。

作品の音声ガイドは、HPあるいは、会場に設置されているQRコードを読みとって

自分のスマートフォンで聞くことができるのでイヤフォンが必要です。

チケットは、バンクシー展 天才か悪魔かのHPから購入でき入場は、予約制でした。

 

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「画家が見たこども展」 三菱一号美術館

2020年06月15日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

一昨日のこと、雨の中、久し振りに美術館へ行ってみました。

「画家が見たこども展」 は、

2月15日から6月7日までの会期でしたが

新型コロナウィルス感染症の影響で休館になっていて

緊急事態宣言が解除され会期も9月22日まで延長になりました。

入館には事前予約が必要で、入り口で検温し、チケットも会期の日付が

記入されていないものに交換していただきました。

印象派に続く世代のナビ派

ゴッホ、ボナール、ヴェイヤール、、ドニ、ヴァロットン・・が描いた

子供の絵や家族の風景を鑑賞しました。

撮影スポット

 

この日はあいにくの雨模様でしたが、地階から入館。

東京駅から地下道を通って出口12で美術館に入館出来ます。

 

 

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何必館コレクション ロベール・ドアノー展 そごう美術館

2020年02月19日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

横浜そごう美術館で開催されている

『ロベール・ドアノー展』を観てきました。

開催期間:2020年2月1日(土)〜2020年3月15日(日)

私が初めてロベール・ドアノー氏の作品をみたのは、

東京都写真美術館の壁に貼られている『市役所前のキス』の写真。

カップルのキスシーンが素敵に撮られていて

一般人にしては綺麗すぎると思ったらモデルさんでした。

 

恋人、街路、子供達、酒場、芸術家のテーマに分けられて展示されています。

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樹木希林 遊びをせんとやうまれけむ展 そごう美術館

2020年01月04日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

樹木希林 遊びをせんとやうまれけむ展 そごう美術館

会期:2020年1月1日(水・祝)~1月26日(日)*会期中無休
開館時間:午前10時~午後8時 ※そごう横浜店の営業時間に準じます。(入館は閉館の30分前まで)
※1月1日(水・祝)は午前9時~午後7時
会場:そごう美術館 (そごう横浜店 6階)

 

多才、鬼才な希林さんを愛する全ての人に贈る展覧会を見てきました。

展示は、アカデミー賞の部屋・映画女優の部屋・個人の部屋・日常の部屋

言葉の部屋・京都の部屋・きものの部屋といったブースに分かれて展示されています。

映画女優の部屋

 

 手編みのブランケット

待ち時間の多い映画の撮影現場でその合間に編み上げられたもの。

素材は、様々な家庭から寄せられた不要になったセーターやマフラーをほどいたもの。

 

創作ドレス 徹子の部屋着用

 

中央:竹垣と葵の柄に刺繍を施した色留袖をしたて直し

長襦袢は、御所時(ごしょどき)模様の刺繍が入った訪問着を使用。

帯は、小松模様に染めて裏は、小豆色の生地を裏に使った昼夜帯。

左:山繭(まゆ)の着物地を黒に染め仕立て直し

詠み人しらずの短歌を自筆で書いた裾回しをつけたもの。

帯は24金の糸で東海道五十三次を織り出しています。

 

きものの部屋は、和装に興味のある方には、興味深いエリアでした。

密度の濃い人生を送られた希林さんの生活ぶりを感じられてみて良かったです。

 

 

 

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ミュシャ展 運命の女たち そごう美術館

2019年12月17日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

11月23日から12月25日まで開催中の

『ミュシャ展 運命の女たち』を観てきました。

今回は、ミュシャの人生を彩る女性たちに焦点をあてて

チマル・コレクション(ミュシャの生家の近くに住むチマル博士)の収集した

ポスター・装飾パネル・油彩画・素描・水彩画など

約150点展示されています。

入ってすぐのところにある撮影スポット

もちろん複製です。

中は撮影NGになっていました。

チマルコレクションを見ていると褪せた色あいに時の流れを感じます。

ミュシャの作品はリトグラフが多いので最近印刷されたものですと

色が綺麗でクッキリした印象でしたが、その当時は、今ほど色が豊富では

無かったのかもしれません。

ショップでミュシャの絵が描かれた缶に入ったチョコレートと紅茶を買いました。

左がゴンチャロフのチョコレート(834円税抜)で右が紅茶(880円税抜)

 私がそごう美術館でミュシャ展を見るのは二度目で

前回は、『知られざるミュシャ展ー故国モラヴィアと栄光の光』でした。

(2013年10.19~12.1)

ミュシャ展って毎年日本のどこかで開催されているようなそんな感じがします。

細い輪郭線に塗られた色…アニメにも似ている気がします。

そごう地階入り口のミュシャ展の告知。

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アート散歩 『印象派からその先へー 吉野石膏コレクション展』 三菱一号美術館 4

2019年12月14日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション』を観ました。

2019年10月30日から2020年1月20日まで。

ルノワール、モネ、ピカソ、シャガール、ドガ・・・

印象派で知られる画家たちの作品72点が見れます。

撮影用のスペースでは、本物ではなく複製されたものが飾られて

いました。

クロード・モネ 《睡蓮》

 

エドガー・ドガ 《踊り子たち》

 

ルノワール《シュザンヌ・アダン嬢の肖像》

ジャン=パティスト・カミーユ・コロー(1870年~)に始まって

マルク・シャガール(1979年)で終わる約100年間に描かれた絵画の展示、

馴染み深い画家の作品でしたので堪能できました。

 

 

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コートールド美術館展 / 東京都美術館

2019年09月21日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

東京都美術館で開催されている

コートールド美術館展 魅惑の印象派を鑑賞してきました。

2019年9月10日から12月15日まで。

マネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホ、モネ、シスレー、

ルソーetcの印象派で良く知られた画家たちの絵画が楽しめます。

ロンドンのコートールド美術館の絵画は、化繊のレーヨンで財を築いた

サミュエル・コートルド氏が1920年代を中心に収集したコレクションが寄贈されたものです。

コールド氏が時には、絵画と対話しながら、ご自身の気に入ったものだけを集められたそうです。

美術館の改修工事のため、絵画が来日し名作が一挙に見れますので

印象派の作品が好きな人にはおすすめです。

 

帰りに黒田記念館(入館料無料)にも立ち寄りました。

日本近代洋画の父ともいわれる黒田清輝氏の

遺産の一部が寄贈され遺作が展示されています。

黒田清輝氏の代表作「読書」(1891年)、「舞妓」(1893年)、

「智・感・情」(1899年)、「湖畔」(1897年)は、年3回、新年、春、秋に各2週間、

公開されているのですが、日程が合わず見れなくて残念でした。

また次回、上野を訪れてタイミングが合えば足を運びたいと思います。

 

con・nect・ed(ジェームズ花蓮)

上野の杜の芸術の散歩道~

東京芸大の大学生の卒業・修了作品の一部が置かれています。

 

 

 

 

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マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展 / 三菱一号館美術館

2019年08月09日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展を見てきました。

2019年7月6日から10月6日まで。

外は猛暑ですが、館内はとても涼しいです


デルフィの古代遺跡から発見された彫刻からインスパイアされてつくられた

「デルフォス」

女性のボディラインを美しく魅せてくれるとても細かいプリーツが施された絹のドレスです。

写真の黒いドレスや紫のドレスがデルフォスです。

舞台美術にも携わり、写真、絵画、装飾作品など幅広い展示がありました。

日本の染の型紙資料の展示もあり、マリアノ・フォルチュニの作品に

取り入れられていたようです。

彼の邸宅兼アトリエを美術館として公開しているフォルチュニ美術館(ヴェネツィア)の

動画を見てみると、多彩な才能の持ち主だった様子がよくわかりました。

 

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キスリング展  東京庭園美術館

2019年07月03日 | 美術館・アート・ヨコハマトリエンナーレ

美術系のボランティアをしたときに、ボランティア仲間に

「美術館を訪ねるなら作品の展示以外にも見どころがある美術館は、どこ?」と聞いたら

「東京庭園美術館と横須賀美術館」という返事が返ってきて以来、

気になっていた東京庭園美術館。

『キスリング展ーエコール・ド・パリの夢』(4月20日~7月7日まで)が

開催されているということでしたので、雨雲がやってこない午前中に訪ねてみました。

東京都庭園美術館

1933年に朝香宮邸として建てられ、アールデコ洋式の建物です。

芝庭

茶室(光華)

 

日本庭園

2014年に建築されたホワイトキューブの新館

 

本館

 

 

次室(つぎのま)

モザイクの床、漆黒の柱、朱色の人造石の壁の中央に白磁の噴水器。

 

キスリング展

本館1階:キスリングとアールデコの時代

 

本館2階:1910~1940:

キスリング、エコール・ド・パリの主役

藤田嗣治やモディリアーニとの交流も。

藤田さんと同じおかっぱ頭の写真があって

いろいろな意味で影響しあっていたのかなと思いました。

 

新館:第2部1941~1946アメリカ亡命

(キスリングは、ユダヤ系ポーランド人のためナチスから逃れるため亡命しニューヨークへ)

第3部:1946~1953フランスへの帰還と南仏時代

 

本館から新館へと作品を見ていくと、彼の独特の画風が確立していった様子が

よくわかります。

愁いを帯びた人物のまなざしや鮮やかな色彩に惹かれました。

美術館のアールデコ洋式の室内装飾も一緒に見れて良かったです。

 

観覧料:一般1100円

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