べ～！

　下の子「ふうちゃん」はまだ「あぁ～」くらいしか喋れないが、最近言葉を理解しはじめたような気がする。
　「ごんご」（ごはん）や「ポチャ」（お風呂）など「ふうちゃん」が好きな言葉を言うと足をバタバタさせて嬉しい振る舞いをする。ごはんを与えていて「もっと食べる？」と聞けば、口をア～ンと開ける。ママに抱かれたい時には、ママの方をじっと見ていたり、手を伸ばしたりする。
　日々進化しているのだから当たり前だが、同時に自己主張も強くなってくるので、泣き止まないなどやっかいなことも出てくる時期だ。まあ、２人目なので覚悟はできているけれど…。

　「ふうちゃん」は最近「ベ～」を覚えた。最初はアタシが舌を出したり引っ込ませたりしているのを不思議そうに見ていたのだが、抱っこして２人が鏡に映った状態で見せてやっているうちに、「ふうちゃん」も舌を出すようになった。２人で鏡に向かって「ベ～」をしているのは不思議な光景だが、とても気に入っている。悪ガキのように眉間にシワを寄せて意地悪そうにする「ベ～」と違って、意味も判らずキョトンと舌を出している姿はすごくかわいい。

　何年かすれば、本当の意味を知ってわざと「あっかんべ～」をする日がくるのだろうが、それはそれで成長の証なんだな～と思うだろう。でもアタシに「ベ～」なんてしたらただじゃおかないけどね。