ようやく自分の希望する方向に這いずる(ハイハイまでは完成されていないのだ)ことが出来るようになった下の子「ふうちゃん」は手にするモノを握ったり、舐めたり、かじったりして認識していく。しかしまだ0歳児、その力加減は"無意味に強い"、"ただただ強い"。ありったけの力で掴んでは放そうとしない。
モノなら良いのだが、抱くと人の顔やメガネを掴もうとするし、上下2本ずつしかない前歯で人の指をかじろうと . . . 本文を読む
独り者の時にはもちろん写真入りの年賀状なんて作ったことは無かったが、子供が出来ると写真を入れるのが当たり前のようになった。
もらう年賀状を見ても、小さい子供がいる家庭は必ずと言っていいほど写真入りだ。子供が幾つぐらいまで写真を入れるのかは人によりマチマチで小学校に入ると止めてしまう人もいれば、中学生になっても写真入りだったりする人もいる。
アタシとふたまわり下(すなわち24歳差)の娘さん . . . 本文を読む
保育所の先生や産科の看護師さんなど専門的な職業でない限り、多数の赤ちゃんと接することは無いから、普通自分の子供の成長度合いしか判らない。
だから「上の子よりはこうだ」とか「近所の○○ちゃんはこうだ」とかいう対象との比較で話をすることになる。
下の子「ふうちゃん」は「ひいちゃん」に比べるとよく泣く。昼でも夜でも"お腹がすいた"とか"どこかが痛い"とかいう『大人が推測できる理由』以外で泣く。 . . . 本文を読む
おそらく子供のいる家庭はほとんどがそうであるように、アタシの家でも子供のおもちゃが散乱している。お片付け用の箱が4つも5つもあるのだが、全部きれいに片付いていることなんて無いし、片付けてしまっては何がどこに入っているのか判らない。判らない要因の一つに、小さくてどうでもいいような(無くても判らないような)おもちゃが多いという理由があるのだが、これらは"ガチャポン"から出てきた希望と違うモノと、外 . . . 本文を読む
アタシはマッチョではない。どちらかと言えば、華奢な体形だ。
だが上の子「ひいちゃん」はパパであるアタシに"よじ登る"とか"お馬さんごっこ"とか、よその子並みに肉体を酷使する遊びを要求することが多くなった。
一度やると繰り返し繰り返しそれをねだるのが幼児の常で、アタシが寝ていようが、用事を済ませていようがお構いなしだ。
ある時、アタシの肩の上に立たせて天井や照明を触らせてあげたら、ことあ . . . 本文を読む
夕方紙おむつを替えると、お風呂に入る時に「紙おむつを取り替えるのには忍びないくらいの、ちょっとおしっこで濡れている」という中途半端な状態がある。
お風呂じゃなければもったいないと再びその紙おむつを当ててしまうのだが、お風呂に入って身体をきれいにした後に少しでも汚れた紙おむつを当てるのは可哀想で不経済でも取り換えてしまうのだ(妻はそんな時にどうしているのかしらないが)。
最近の紙おむつの性 . . . 本文を読む
昨日、お医者さんに行った下の娘「ふうちゃん」はどうやら扁桃腺が弱い体質のようだ。いままでも具合が悪くなると、きまって喉が腫れて声がかすれてくる。高熱にならないだけまだ良いのかもしれないが、これから成長していくと熱も伴ってくるのかもしれない。
と、いうのもこの扁桃腺が弱いのは妻からの遺伝らしく、妻は小さい頃よく扁桃腺を腫らして熱を出していたのだという。そんな熱の元凶は必要無いということで高校生 . . . 本文を読む
下の娘「ふうちゃん」の声が擦れていると妻が病院に連れていった。ところが、今日は飛び石連休最中の月曜日。午後の受付開始時間からすぐに行ったつもりだったが、行きつけの小児科は超混雑で診察まで3時間かかったという。
もともと月曜日は週末に体調を崩した人で混雑するのだが、インフルエンザの流行り出した冬のこの時期はなおさらのようだ。
さらに、アタシの住む自治体では小学校6年生までは医療費の本人負担 . . . 本文を読む
うちのジイちゃんは孫の涙に弱い。
泣いてぐずり出すと、近くにいる誰かにそそくさと孫を渡してしまう。
食事前なのに「お菓子食べるよ~」とか「カルピス飲むよ~」と泣くと、アタシら親がしつけのために「もうすぐご飯だからそのあとね」と言い聞かせていても、泣き止まなければジイちゃんが「あげろよ!」と怒り出す。ジイちゃんの言うことを聞いているとしつけにならないし、娘たちに"泣けば大丈夫だ"という考え . . . 本文を読む
うちの「ひいちゃん」は2歳児のくせに"しおから"や"たくあん"など大人、それも辛党が好みそうなものが好きなので困る。一口だけなら困らないのだが、一口食べ終わるとすぐに次を催促する上、ご飯を食べないでそればかり食べているからやっかいだ。
先日も"たくあん"の3枚目を口に入れたので、気が付かないように器ごと台所に片付けてしまった。
みんな食事も終わり、くつろいでいたら急に「たくあんちょうだ~ . . . 本文を読む
下の娘「ふうちゃん」はようやく支えなしでおすわりが出来るようになった。といってもまだ長時間は難しいので、何かに掴まっていたり、寄りかかっていないと、頭の重さに耐えられずゴロンと転がってしまう。
そんな時、上の娘「ひいちゃん」がそのくらいの時期にお気に入りだった洗濯物カゴの中に入れてみた。これが、体格的に納まりが良いのか、身体への負担が少ないのか「ふうちゃん」もとても気に入ってニコニコして出 . . . 本文を読む
うちの妻は"ほらほらの国"から来た。
妻の実家は、家の中の扉・引き戸、ふすまなど開けっ広げであることが多い。暖房や冷房の効率など気にせず、開放感にあふれている。それは地域的なものでは無く、家庭の習慣のようだが、実家の人々は気にも留めていない。
アタシは2~3か月に1回くらいは妻の実家"ほらほらの国"に行くのだが、この時期は寒い。北国とかそういうことではないし、ストーブもこたつも使っている . . . 本文を読む
プー太郎になって1か月半。用事のあった2日間以外は子供とお風呂に入っている。
上の子「ひいちゃん」はおもちゃで遊び、下の子「ふうちゃん」は手足を思い切りバシャバシャと動かしてケラケラと笑っている。2人ともお風呂が大好きだ。
けれど、「ひいちゃん」は頭を洗う段階で嫌がって泣くことが多い。小さい時期はそんなことが無かったのだが、いつからか嫌いになった。最近は2日に1回、グズっても強引に洗って . . . 本文を読む
妻と娘2人、並んで寝息をたてている。
人並みではあるが至福のひとときだ。
泣いたり笑ったり、騒がしい娘たちも穏やかな顔で眠っている。
起きていれば子供の動きを見ていなくてはならないので、気が休まらないけれど、こうなると心も落ち着く。
アタシも眠り目が覚めれば、また慌ただしい一日が始まっていく。
そうやってまた時が過ぎ、明日も終わるのだろうけど…。
しばし、おやすみ。
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クリスマス気分が高まるこの季節、ケーキはいつもの近所のケーキ屋さんに頼むものだと思っていた。そこはこの界隈では有名な洋菓子店で、何人もの若者が修業も兼ねて勤務している。安くはないが美味しいので、去年までのクリスマスはもちろん、誕生日やひなまつりにもそのお店でケーキを買っている。
すると妻は美味しいクリスマスケーキを探したいから、「今年は市内のケーキ屋さんを巡って食べくらべをする」と言い出し . . . 本文を読む