お気楽でのんびり屋、45歳パパの『幸せのおすそわけ』

不景気の中40歳で会社を自主退職した無責任パパは、何事にもお気楽でポジティブシンキング!他愛ない日常の幸せをおすそわけ!

パソコン画面の中の世界(上)~無感覚なインターネットバンキング~

2010-11-16 23:36:36 | Weblog

 さてさて、11月1日のブログで、白河までドライブに行って用を済ませた話を、後でブログに載せると書いていたので、今回はそれにまつわるお話です。

 白河に行ったのは"ウインズ白河"(昔風にいうところの場外馬券場)に馬券を換金に行ったのです。

 

 ジャーン! こちらが換金してきた当り馬券なのですが、これは10月25日に東京に出張に行った時に、菊花賞という大きいレースの前々日発売というのをしていたので、たまたま(というわりにはワザワザ後楽園のある水道橋で降りたのですが)買ったものです。
 出張帰りに不謹慎ではありますが、栃木にいるとなかなか馬券などという魅力的な言葉とは無縁の生活になってしまうので、どうか大目に見て下さい。
 前々日発売というのは、売っているレースが2つしかない上、その場で結果が判るわけでもないので、貯めておいたお小遣いの一部を2つのレースに2,000円づつ可愛く投資したところ、菊花賞ではないもうひとつ(富士ステークスという重賞)のほうが当ったというわけです。
 それもオッズなどない状態で買ったわけなので、それが何倍になるのか見当もつかなかったのですが、アタシの人生のなかで(若い時はさんざん競馬もしましたが)最高配当の220倍にもなっていたのです。

 結婚して以来、初めて持つ大金です。
 そんな大金をお財布に入れておいたら、"失くしたらどうしよう"という恐怖で仕事も出来ません。育児も出来ません。
 と、いうわけでかねてからアタシの頭の中で夢見ていたこと=「インターネットバンキングに口座を開設する」を実行しようと思い立ちました。

 その口座があれば、ネットでの買い物を清算できるだけでなく、9億円を超える配当で話題となった"チャリロト"も、もちろん競馬も、お金があれば株やFXもできるのです。
 もうパソコンの画面の中で、お金を増やし放題(現実は減らし放題?)なわけなのです。
 大学生で株で何億も儲けている若者がメディアに取り上げられたりしますが、証券会社の店頭でその日の取引状況をを睨みつつ売り買いをしているワケではなく、そんな人はパソコンで売り買いして利益を出しているのです。そんな生活への第一歩がネットバンキングの口座開設なのであります。

 しかし、ママに内緒で開設できるわけもなく(郵便物が届きますので)、隠したまま作ったら何を言われるか判らないので、事前に承諾を取ります(なんだか会社の上司と部下みたいです)。
 そうそう、もちろん馬券が当たったことも知っているので、最近はアタシが子供に何か買い与えても"お金あるんだから当然でしょ"みたいな顔をして感動すらしてくれません。

 で、もちろん第一声は『ダメ!』。理由は何をするか判らないし、借金したりしたら困るから。
 う~ん、口座を作るのとお金を借りられるのは別物のような気がしますし、ママはポイントが貯まるからと買い物はカード払いをたくさんしているので、何だか腑に落ちません。
 ま、株やFXの知識の少ないアタシにとって、インターネットバンキングは"競馬"や"totoBIG"や"チャリロト"をするくらいしか考えていません。
 結局、拝み倒して何とか開設することの許しを得られました。

 さて、いざ開設してみると、普通の銀行とは違うところがいっぱいあります。
 まず通帳が無い。なので、開設するのに印鑑など不要なのです。日本人にとって"署名"と"捺印"の無い契約なんて無効としか思えませんが、欧米ではそれほど違和感が無いのでしょうか?
 契約も画面の中から申し込んで、身分を証明するものをネット上で送ればいいので、後に届く郵便物は契約書とカードだけ。それも返送するものなど無いのです。
 通常の通帳のようなお金の出し入れは自分でログインして見ることができます。もちろんその画面をプリントアウトすれば、通帳に代わるモノが出来なくはないのですが、ただのA4の用紙に印刷しただけのものじゃ貴重感が無いですよね。
 だから、今までの「通帳と印鑑は大切に保管する」というのが、「パスワードは大切に記憶する」となるわけです。パスワードさえあれば、ネット環境の整ったパソコンさえあれば現在の残高は確認できるのですから。
 
 おまけに実在する店舗が無いので、支店名というのを決めるのにも(そもそも支店なんていらないのでしょうが、7ケタの口座番号をすべて使いきったことを考えてあるのでしょう)地名などではなく、名称があるだけ。
 アタシが口座を開設した「楽天銀行」では音楽にまつわる支店名が20個近くあり、申込時に好きなのを選ぶのです。でも"リズム支店"、"ビート支店"、"ピアノ支店"、"オペラ支店"、"サンバ支店"…なんて何か銀行の支店名らしくなくて、選ぶのにも困ってしまいます。

 そんな違和感のあるインターネットバンキングですが、もっと不思議なのはお金という感覚が無い事です。
 勝馬投票する(今までの馬券を買うという行為ですが、実際の馬券という紙切れがあるわけではないので、パソコン画面に自分が何に幾ら投票したと見えるものの、馬券を買った実感はありません)と、「お引き出しがありました」というメールが届き、残高確認すると預金高を表す数字が小さくなっていて、それが当たると「入金がありました」というメールが届き、数字が大きくなっているのですが、それは実際に払戻金を現金で受け取るのとは全くの別感覚。
 数字が大きくなろうが、小さくなろうが無感覚なのです。
 何か自分のお金だという意識がないのです。

 おそらく、ネットを使って株やFXを億単位で購入している人も、現ナマでその札束を見たら購入しづらいに違いありません。画面に現れるタダの数字だから取り引きできるのでしょう。
 とても恐ろしいことです。
 アタシだって何億もの預金高があったら、パッと投資して何時間かで大損してしまいそうです。それも大損したという感覚が無いままに…。
 
 これからの時代、こんなパソコンの中でのやりとりが日常化していくに違いありませんが、娘たちにはお金の大切さをきちんと教えなければ…と、思いつつタカタカと勝馬投票の結果に一喜一憂しているアタシなのでありました。
 
(つづく)


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4 コメント

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Unknown (恐妻家行政書士やなぎ)
2010-12-01 08:22:51
 昨日は、そういう様子はおくびにも出てませんでしたね(笑)。

 私は、最近、ネットでクレジットカードを使うようになり、それも違和感満載です。

 ネットで、使用額を管理して、感覚がマヒしないようにしています。
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競馬 (アルミ)
2010-12-01 22:06:16
よくわからないのですが、二千円が四百四十万になったってことですかぁ?ママさんには渡さずパパさんのお小遣いになったのですかぁ?
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恥ずかしい… (アルミ)
2010-12-01 22:16:32
興奮してパパに話したら、笑って八万八千円と言ってました!そうなんですかぁ?
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フフフッ… (42歳パパ)
2010-12-02 07:03:16
そうです、88,000円。

自分のお財布にこんなにお金があったのは
結婚して初めてでした。
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