昨日の日曜日、11月14日は全国で行政書士試験という国家試験が行われた。
仕事柄、アタシは雑務要員的なお手伝いということで休日出勤。
お手伝いといっても、日当は出るのでママは『日当出たんでしょ。じゃあ、お小遣いはいらないね』と鬼嫁的発言をすました顔で言う。
ママがどれだけアタシの仕事を軽く見ているのかは、残業しても不思議がり、子供の具合が悪くなれば簡単に『休んで病院連れていって』と言うことからも判っていたのだが、行政書士試験の手伝いも"遊び"みたいに思っているのかも知れない。
遊んできて、日当もらってきたら、お小遣いはいらないねという考え方である。
アタシの仕事の話をクドクドとしても仕方がないので、その部分は黙っている。でも、お小遣いなしに関しては『え~っ』と反論する。
ママがママの給料とアタシの給料をどんな風に使って、どれだけ溜まっていて(溜まっていなくて)、ママにどれだけヘソクリがあるのかなんて、アタシはまったく詮索しない。
子供たちが生きていけて、アタシが週4,000円のお小遣いを貰えればそれでいいと思っているからだ。
なのにママは、年に1回しかない行政書士試験の日当というアタシがヘソクリ化できるお金の金額を把握し、そのぶんのお小遣いを減らそうという暴挙に出ようとしているのだ。反論するのも当然であろう。
とりあえず、今年はなんとかその暴挙を防ぐことが出来た。危なかった…。
さて、思い付きで行動するママは9月頃、司法試験を受けようとしていた。『ママ、弁護士になろうと思って』なんて易々と言ってのける。真面目に司法試験に合格しようと必死に勉強している人からすれば、"そんな簡単に受かるものだと思って欲しくない"と怒られるような安易さである。
まあ、ネットで調べて『受かっても弁護士になるまでには10年もかかるみたいだから止めたの』とまた易々と諦めるので、周りは振り回されっぱなしなのだが、受かってからの年月しか考えないのはまさにお気楽そのものである。
そんなママに行政書士試験の問題を持って帰ってきた(試験が終われば、受験者も持って帰れるし、インターネットでも公開されるので、悪い事をしてくすねてきたワケではない)。
ママは…、司法試験を受けようとさえ考えていたママは、試験の1問目を見ただけで『言葉の意味がわかんない』と解く気も無くなってしまった。
司法試験よりは簡単とされる行政書士試験問題でさえ、1問も読み終えないのだから、もう少し世間のことを理解して思い付きで行動しないで欲しいと思うアタシなのである。
え? アタシ?
アタシは試験問題の1問分を読み終えるまでに眠くなってしまった。
資格を取るって大変だね。