5月23日、ママの最後の抗がん剤投与が終了しました。
終了したとはいえ、3種類の治療の1つ目が終わっただけですので、まだホルモン剤による治療と放射線照射による治療はこれからです。
ただ、これからの2つの治療については身体への負担が大きくないので、今日からママは仕事に復帰しました。仕事を休んでからおよそ4ヶ月。この間に切除手術と抗がん剤治療をこなしたママは、その間に何を考え、何を思ってきたのか推測する事もできません。
ママの治療中である5月の中旬から乳がんについてニュースで取り上げられて話題となっているのが、アンジーことアンジェリーナ・ジョリーの予防切除と乳房再建について。
もちろん世界的な有名人だからより話題になっているのでしょうが、リスクが高いからといって現状問題のない乳房を切ってしまうという結論に至るまでには相応の葛藤があってのことだと思います。
うちのママが、再発のリスクを低くするために腫瘍の周りだけでなく全部、それも両方取ってしまえという極めて究極の切除に踏み切れるか…ということ以上の決断ですから、即答できるような結論ではありません。
母親や叔母さんが乳がんで、自分もリスクが高いというアンジーだって、"人生設計の中でもう出産する予定が無く"、"予防切除や乳房再建する経済的余裕がある"状況であったからこそ決断出来たように思います。
乳房は授乳することが最大の目的である部位ですから、これから出産の予定がある女性であれば予防切除には踏み切れないだろうと思います。
そしてお金をかけても再建する人が多いのは、それだけ女性にとっては存在価値が大きい部位なのでしょう。
うちのママにとっては、3種類の治療をして、再発も転移も免れて、乳房も残ったままその後の人生を送れるのが最善なのですが、現段階においてはそうなるか、ならないかなんて予測がつかないまま、残り2つの治療を控えた状況ですが、ようやく仕事に復帰できたというところ。
ま、身体が動くようになって、早く働きたかったママのことですから、仕事に復帰したことが気晴らしにでもなって元気が出てくることを祈るばかりです。
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