マイペースでいこう

H21年12月生まれのゆうちゃん、H23年10月生まれのこうくんの成長記録。ゆうちゃんは、アイカルディ症候群です。

口腔ケア勉強会②

2012-06-11 16:46:06 | ゆうちゃん
虫歯になりにくくするには、お口の中の悪い細菌の数を減らすことが大事。
よく磨く人は、2000億個、磨かない人には1兆個もの細菌がいるんだって、ぴんとこないけど・・・
必要な細菌もいるので、口腔ケアで悪い細菌を少しでも減らしましょう

悪い細菌とは常在菌だけど、MRSA、カンジダ、肺炎球菌、緑膿菌などで、どれも感染したらやっかいそうやね

子供にはなかなか困難な口腔ケアだけど、上手に行うために必要なことは・・・

「脱感作」=過敏の除去

口の中は神経が集中しているので、歯磨きをする際、いきなり歯ブラシをつっこむのはNG!

身体全体のマッサージからはじめ、徐々におくちに近付いて行く。
顔まできたら、ほっぺた→あご→下くちびる→上くちびる
くちびるについては、上のほうが過敏なのであとに触ります
そして口の中のマッサージへ
その後はみがきが理想的かな。

これを日々続けることで、少しずつ過敏が減っていき、摂食向上につながっていくわけです。

口腔ケアで注意する点
口腔ケアで誤嚥をさせない!!ということです。

通常私達は、はみがきの時、はぶらしの刺激で大量に出てくる唾液や歯磨き粉を口の中で貯めながら磨くことができます
でも、ゆうちゃんなどは、ためることが苦手で、たらたらっとのどに流れていってしまいます。
へたすると、それが原因で誤嚥性肺炎に!?

そのリスクを避けるためにすることは・・・
歯磨きをしながら、ガーゼで唾液を同時にふきとることです
ゆうちゃんなどは、口を開け続けるのが苦手。
母の人差し指にガーゼを巻きつけ、それを歯茎にあてたりしながら、歯ブラシしやすいようにして、同時に唾液も吸い取ります。

歯医者さんに行ったときに、治療時、出てきた唾液をバキュームで吸引してもらうのと同じです。
これで、誤嚥を回避です。

最後に口腔ケアはお口から食べることを支えるケア。
歯ブラシが口腔を刺激し、脳を活性化させ、嚥下向上を促す。
お口のマッサージで、過敏を減らし、ほおの筋肉を強化し、噛む力をつける。

今のゆうちゃんにとって必要なことばかりです。
これらは、1回やって改善するようなことではないから、コツコツと出来る範囲で続けていきたいなって思ってます。



口腔ケア勉強会

2012-06-11 07:49:27 | ゆうちゃん
土曜日岐阜県嚥下障害研究会が主催する勉強会に父と一緒に参加しました


場所が、たまたまいつもの通園先、リハビリルーム(2階)で行われました。
ちょうどいいやって思い、その間ゆうちゃんを日中一時支援(1階)で預かってもらいました。

ゆうちゃん父に保育室やリハビリ室を案内し、預かってもらう病棟へ行き・・・
父に、どんな感じで、どんな場所で日中一時支援をするのかわかってもらいたかったのです。

同じ1階で通園している時間を過ごしていて、預かってもらう看護師さんも顔みしり。
日中一時支援って聞くとたいそうな感じだけど、気軽に安心して、みてもらえるっていうの知ってもらいたくてね。

その日だけ保育園に、幼稚園に、小学校に送り迎えするような感じです。

ゆうちゃん父に十分理解してもらえたみたいで、良かったあ~
別に反対してるわけでは全然ないんやけど、他人さまに娘を預ける父親の気持ちって不安もひょっとしたらあるかなと私が勝手に感じただけなんです・・・

それだけでも十分意味のある日なのに、この勉強会がまた非常にためになりました。
歯科衛生士のみゆき先生の説明が非常にわかりやすくて、おもしろかった。

ほんとはこのての勉強会とか説明会が苦手で、だいたい眠くなるので、先生の話が専門用語ばっかりで難しかったり、話し方が単調でつまんなくて睡魔に勝てなかったら、なんか理由つけてコーヒー飲みにちょっと休憩するか、最悪かえろって思ってました。

それが、最初からひきつけられる上手な話し方だし、専門用語がほとんどなくって、保護者の私でも十分理解できる内容でした。
というのは、出席者は、歯科衛生士や学校の先生、保育士、ST(言語聴覚士)、ひょっとしたら理学療法士もいたんかな?
で、保護者はたぶんいないから、お母さん聞いても難しくてわからないですよって、STの責任者みたいな方に言われていたんです。
やる気のある母親の気持ちをそがれるのが悔しく、「大丈夫っです!たぶん理解できますよ!」と強気の発言をしてしまったのです。きっとその先生は私の事を心配して言ってくれていたんでしょう

今回の内容なら、障害児の保護者だけじゃなくて、健常児や嚥下にそんなに問題ない障害を持った保護者にでも十分ためになる内容だなって思いました。
こういうのを通園先で無料で(今回会費1500円したんでね)どっかあいた時間してほしいな・・・


内容は、障害児の口腔内の特徴→口腔ケアの重要性、効果→実習
時間は13時半から17時まででした。

脳性まひや重症障害児は意外と虫歯になりにくいそう→甘味の摂取が少なく、介助があるから
歯周病は多いから注意→なんらか障害を持っていて、免疫力が弱い子は感染しやすく歯周病になりやすい
てんかんの薬を飲んでると歯肉増殖になる→写真みせてもらったら、歯茎が腫れすぎて歯が隠れてしまっている
ひどいとここまでなり、ひどくなくても、腫れると痛いから、食事をとるのを嫌がったり嚥下に障害がでてしまう
ゆうちゃんはデパケンだから心配いらないと思う。
フェニトインやアレビアチン服用の人では50%の確率でなるそう・・・

自分で訴えることが難しいから、お母さんが口の中を歯磨き時にしっかり覗いて、チェックしてあげることが大切
唇が荒れていないか?→障害児には多いらしい、唇は神経が集中しているところで、乾いて切れたりすると痛くて嚥下↓
ぐらぐらしている歯はないか?→永久歯の生え換わりの時は要注意!抜けてしまい、誤嚥して肺に入ったり、食道でひっかかり大変なことも実際おきている。自分で出せないゆうちゃんみたいな子は早めに抜いてしまったほうが良いみたい

まだまだあるけど、出かける準備があるから、また今度です