2009 No.6 1/18~1/22
作者:海堂 尊(宝島社文庫)
評価・・・★★★★☆ 4.5
田口・白鳥シリーズの第3弾!
映画の方はまだ見てないのですが、第2弾の映画化は難しいだろうと思っていたら、第2弾をすっ飛ばして第3弾を映画化するようですね。
確かに第2弾は変わったテイストの作品でしたが、この第3弾は第2弾と物語世界での時間が一部重なっていて、楽しむには第2弾は欠かせないと思います。
死亡時画像病理診断(Ai)の有効性を訴える作者ですが、本作では救急医療が重要でありながら国からひどい扱いを受けているということも訴えています。
医師でもある作者が、このようにエンターテインメント作品を通じて医療の問題点を提起することにより、一般国民の中から医療に対する認識を改めるような動きが出るといいのですが・・・