2008 No.1 1/1~1/6
作者:浅田次郎(文春文庫)
評価・・・★★★★★ 5.0
NHKの大河ドラマ『新選組!』の配役に置き換えて読んでいました。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ちょっとネタばれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“壬生狼(みぶろ)”と呼ばれた新選組の隊士達の一人・吉村貫一郎という男の生き様を、死に行く彼のモノローグと、彼に縁のある人物たちの回想(彼の死から約50年後)という形で描いた作品です。
予想していたよりも感動できました。
貫一郎はケチ男と思いきや、なかなか骨のある男で、読み進んでいくうちにすごく大好きになってしまったので、ラストが近づくのがすごく悲しくなってしまいました。
新選組のおなじみの登場人物も出てくるので、そちらの方面でも楽しめます。