鶴川落語会 スタッフ日記

鶴川落語会新米席亭の日記。ときどきスタッフも現れます。鶴川落語会のお知らせ、スタッフや席亭の落語な日々を書いていきます。

ご冥福をお祈りいたします

2015-12-24 21:49:14 | らくご@鶴川
今日の昼頃、浪曲師の国本武春さんが亡くなられたというニュースが飛び込んできました。
ショックです。信じられません。
こんな気持ちのまま、記事を書くのもどうなのかと迷いましたが、
どうかご容赦いただければと思います。


12月14日のらくご@座イイノホール「忠臣蔵でござる うなりあいますわ」に休演されたと伺って、
体調崩されたのかなと心配はしておりましたが、
まさか、こんなことになるなんて・・・言葉になりません。




鶴川落語会にも今年の1月、ご出演いただいたばかりでした。


この時、入り時間より1時間以上も早く、豊子先生と到着された武春さん。
まだ私たちもホールに到着する前だったんですよね。
「え?!もういらしてるの?!??!」とビックリして楽屋にすっ飛んでいったら、
「道が混んでるといけないと思って少し早くでたら、道が空いててね。すごく早く着いちゃった!」と
ニコニコ笑いながら仰って・・・真面目で誠実で温かなお人柄が垣間見えたエピソードでした。

この時の「紺屋高尾」の前に、武春さん恒例の「掛け声教室」もあり、
会場はパワーあふれる明るい武春さんの雰囲気に包まれ、たいへん盛り上がりました。
その雰囲気とはガラリと変わって、「紺屋高尾」もビシッと決めていただき、感動したものです。

威張ることなく、優しく朗らかな方でした。
打ち上げでは、豊子先生の食欲に驚きながらも、嬉しそうにされていた武春さんの笑顔が思い出されます。
打ち上げの最後に「また是非お願いいたします!」とお伝えしたら、
ニコニコと「はい、また是非!」と仰っていただき、
近いうちにまたご出演いただきたいと思っておりましたのに・・・残念です。

鶴川落語会以外にも、幼稚園の落語会にもご出演をお願いし、快くお引き受けいただきました。
「ロックンロールうらしま」こどもたちも父兄も大盛り上がりでした。
老若男女、どんな方でも包み込んでしまうそのパワーとお人柄、大好きでした。

これからの浪曲界を牽引して行かれる立場だった武春さん。
どうしてこんな早く・・・悔しいし悲しいです。

私の武春さんとの出会いは、「落語のピン」という番組でした。
オープニングとエンディング、武春さんだったんですよ!皆さん、覚えていらっしゃいます?
その時に聴いてから・・・なので、出会いからはもう20年以上経っていたんですね。
もっともっと長く、そして歳を重ねた武春節も聴きたかったです。

まだとても受け入れられませんが、ご冥福をお祈りいたします。





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