鶴川落語会 スタッフ日記

鶴川落語会新米席亭の日記。ときどきスタッフも現れます。鶴川落語会のお知らせ、スタッフや席亭の落語な日々を書いていきます。

前回権太楼さんご出演時の口上をご紹介!(第十七回 平成27年10月10日)

2017-07-18 23:08:02 | らくご@鶴川
今週の土曜日に迫った第二十八回鶴川落語会。
ここに来てご予約が増えています。



ご予定の方はお早めにお申し込み下さい。



さて、鶴川落語会ではスタッフ渾身の口上をお配りしています。
鶴川落語会はこんな会です、と言ったものから、
ちょっとした豆知識や情報を掲載しております。
今回も配布予定ですので、開演前や中入りなどでご覧いただけると嬉しいです。

で、今回の口上を書く前に、前回権太楼さん出演時にはどんな内容を書いたっけな〜と確認したところ、
(脳の劣化ですぐに忘れてしまうもんで・・・)
また改めて読んでいただけたらいいのかも・・・と思うような内容でしたので、
こちらに掲載したいと思います。
鶴川落語会をご贔屓いただいているお客さまには、もう知ってるよ!的な内容かも知れませんが、
初めてお越しいただくお客さまや、鶴川で権太楼さんの会は初めてというお客さまには、
ちょっとしたプチ情報が載っていますので、
ご興味ございましたら、是非。




権太楼さんが演目を出している理由(わけ)

 権太楼さんには、2013年5月11日(土)の第二回以来の登場をお願いした。前回は「寝床」と「居残り佐平次」の二席を口演いただいた。
今回は「子別れ〜通し」ともう一席。これまで、十六回会を重ねてきた鶴川落語会ではあるが、演目を事前に公表する“ネタ出し”をしているのは、権太楼さんだけである。

 当会は、鶴川の地に、ここポプリホールが竣工したことをきっかけに始まった落語会で、選りすぐりの本格落語を落語ファンはもとより、いろんな方々にご覧いただきたく始めたものである。
特に、地元・近隣の落語ファンには、気軽に寄ってもらえること眼目としている。ある意味、“鶴川の寄席”を目指している。
 企画ものは別にして、定席と呼ばれる寄席では、演目の事前発表はない。当会も、お客様にお越しいただいた際のサプライズとして、演目を決めることはしないつもりであった。
しかしながら、権太楼さんからの申し入れで、ネタ出しをしている。その心は?

「半月板を痛めた(※2012年秋のこと)後のリハビリで、空手の道場に通ったの。そこで知り合った同年配の仲間が、寄席を見に来てくれた時に、『とても、面白かったけど、何をやっているわからなった』って言われたのね。だから、鶴川ではネタ出ししよう!落語に馴染みのない人にも、より素直に楽しんでもらいたいから」とのことだった。
ちょうどそんな出来事の直後に、そんなことはつゆ知らず、当会は出演のオファーをお願いしたのだった。

 ネタ出しの落語会は、落語の個人的な、あるいは仲間同士の勉強会の他は、ホール落語でおこなれている。
ホール落語とは、大人数を収容できる劇場・ホールなどで、複数の落語家が事前に演目を発表し、月一回、あるいは年間に十回などと、定期的に行われている落語会の事である。(最近は、大きな会場でやっていれば、何でもホール落語と呼ぶ傾向にあるが、ホール落語とはそういうものでは無い)
 
鶴川落語会では、基本的にはネタ出しをしないことを基本に今後も進めていくであろう。
しかし、いろいろな企画にチャレンジし、時には全演目発表の“ホール落語的”鶴川落語会にチャレンジするやもしれない。
まだまだ発展途上の鶴川落語会、今後にご期待いただき、応援いただければ幸いである。

 まず今日のところは、権太楼さんとさん光さんの落語に、「子別れ」たっぷり浸っていただきたい。
そして、その余韻で、“鶴川で一杯”というの良いのでは無いだろうか。もちろん、「子別れ」にならない程度にほどほどに。



この時は「子別れ(通し)」でしたが、今回は「唐茄子屋政談」他一席です。
そしてこの時はさん光さんでしたが、今回はほたるさんが一席勤めます。
更に、今回は玉川奈々福さんの浪曲(しかも曲師は沢村豊子さん!)もお楽しみいただけます!
今注目の期待の若手である奈々福さん。今を生きる浪曲、ご期待下さい!
盛りだくさんな昼の部。どうぞお楽しみに!


この日は夜の部が、扇辰・彦いち二人会です。
この顔合わせは鶴川初(東京の他の会でもあまり見かけない顔付けだと思うのですが)なので、
ご紹介可能な過去の口上はございませんが、
扇辰さんは3度目、彦いちさんは2度目のご出演です!
同期のお二人の和やかな(おそらく)空気と共に、同期ならではの化学反応、乞うご期待!


それでは、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。􅋂


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