旅するウメボシイソギンチャク

アートと自然を私なりの視線で紹介します。虫眼鏡を持って歩くも好し。深い海を夢想するも好し。

鳥瞰図で歩く湯河原

2024-01-05 12:13:54 | 日記
2023年12月半ばの地学観察会「鳥瞰図で歩く湯河原」に参加しました。神奈川県立生命の星・地球博物館学芸員の新井田秀一さんと歴史博物館の武田周一郎さんが講師です。友の会でお会いしたことのある方々もご一緒😀 

資料は「仙境湯河原温泉案内図絵」
昭和3~5年に発行されたと推定されています。作者は金子常光で、吉田初三郎の弟子として活躍。鳥瞰図は大正から昭和初期にかけて、日本の観光ブームによって人気を得ました。私も書籍になったものを図書館で見たことがあります。

大正14年10月印刷発行の「大日本職業別地図」や当時の写真資料などと照合しながら、緻密にわかりやすく描かれている鳥瞰図の世界を歩きます。まずは不動の滝からスタートです。







だるま滝や清滝、昭和初期の写真資料😮とは、 だいぶ風情が異なっています。周辺のかつてあった賑わいの痕跡を楽しみました。










千歳川沿いにある湯河原万葉公園にある「惣湯テラス」
新しくできたおしゃれな空間です。
同時に老舗旅館や要人の別邸も残る趣のある温泉街でもあります。














公園脇に黒曜石が(展示?)転がっていました。湯河原火山ではなく、30万年ほど前の単成火山(鍛冶屋流紋岩)で、尾崎山中腹付近から産出されたそうです。
「見附の松」「湯河原キネマ」なども過去資料からたどります。







おみやげに和菓子店「味楽庵」で栗蒸し羊羹をゲット。
店舗前には豆相人車鉄道の復元展示がありました。小田原、熱海間を人が押して走ったという人車😲  傍らに本小松石も!

解散後電車の待ち時間を利用して、久々に「ブレッド&サーカス」に立ち寄りました。ここのパンは相変わらず美味しい😊 
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