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中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

激流に翻弄され…

2016-06-11 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■超ブッ飛び潮■

 白石グリでの、春のヒラマサ狙いも最終段階に入り、このボクも今回で今期最終釣行となる。気合いを入れて臨んだが、事前の天気予報では東風となっていたし、日本海海洋センターの海流図では対馬暖流の分岐流が西から東へ、兵庫県北~経ヶ岬に沿って流れているように示されていたため、釣行前から最悪の「アンカー潮」を予想していた。
 いつもの日本海41に乗って白石グリを目指したが、途中海域でイルカが飛ぶ姿が見えたりで気分は暗の方へ暗の方へと沈んでいったが、11時の解禁時間を過ぎて無事アンカーリング。ライバル船も殆ど居ない状態で、この日の釣りがスタートした。
 ライバル船が居ないのは、「白石グリは潮流が速い」との情報が飛び交っていたためだったが、そんな中でもあえてここを目剤したのはギャンブル的要素もあった。しかし、コッチとしてもそれは十分承知の上だった。そして実際に船が定位した位置は風向に関係なく、船尾が潮下に向かっていたことからも、「相当に速い。」と覚悟した次第だ。
 マキエサを効かせた後に気合いを入れて、第一投。しかし、思った以上に速かった。何と100m流すのに2分50秒ほどしか掛からない、超ブッ飛び潮だったのだ。

●ブッ飛び潮の中●


 こんな時、マキエサの流れる層に仕掛けを合わせるのは至難の業だ。とりあえずオモリを打って強制的に沈める方法を採り、エサ盗りの層を探ったが、1.5号のオモリを打ってもサシエサは盗られない状況だった。
 経験から、完全フカセ釣りで2号オモリを入れて強制的に沈めてもエサを盗られない場合は、この釣りが成立しない状況だと判断し、もっとオモリを増やしてカゴを着けてみる等、別の方法を考えるが、何となく気配的に「それどころではない感」が漂っていたため、状況を見てたまりかねた船長の「冠島方面に移動しますか?。」との提案に、あっさり同意した。

■終日変わらず■

 移動した先は冠島周辺の大グリ辺りだった。

●大グリ周辺●


 しかしここでも速い潮が差していて、最初の内こそ「なんとかなりそうかも?」と思え、実際に「巻いたら着いていたイサギ」を2匹釣ったが、リールの回転でアタリを掴むことも出来ず、いつ食ったのかも判らない魚では次に繋がる手がかりにもならなかった。そんな矢先、自体は更に暗転し、流速がドンドン速まって、男女群島のような離島の磯釣りポイントでよく見られる鏡潮(海中の隆起にぶつかって沸き上がった潮が、まるで一枚の鏡を敷いたようになった状態)が発生するようになった。

●ブリブリに太っており、食えばウマそうだけれど…●


 そして最終段階には隣とのオマツリではなく、ボクの道糸単独で約40m分が絡んで団子になって上がってくる状況になるまでに至った。恐らくこれは、海中が洗濯機のような水流になっていたためだと思うが、これではもう釣りにならなかった。
 それを見た船長は最後の移動を決意し、冠島、大小島間の水道部にある中津神で竿出しすることになった。そこではやや落ち着いた流れとなっていたため、この日、初めて明確なアタリを連続して捉えたが、全てが「お土産物釣りの対象魚」であるイサギからのモノであり、全く感動を得られないまま、それが6本釣れた時点で日没の納竿時間を迎えてしまった。



■次回以降は中盤戦■

 これで2013年に白石グリでの「春ヒラマサ狙い」を本格再開して以来の“白石ヒラマサ・0カウント”のシーズンになってしまった。自身や各船のデータを振り返ってみても、年を追うごとに減ってきているこの時期の白石グリのヒラマサ釣果だけに、「いつかはそんな日が…。」と思っていたが、それが現実となってしまった今、やはりショックは大きい。釣行回数は例年より少なかったが、最終釣行以外では「自分もゲット」のチャンスがあったのは事実なので、ここでの反省を生かしつつ、次回以降は中盤の決戦ステージである、玄達瀬へ転進する。
 「エクストラ・ヘビータックルで、仕切り直しだ!。」
コメント (3)
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