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中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

釣りに行けないときは…

2010-01-16 12:36:07 | 釣り一般
 「釣り人たる者、釣りに行けなくても準備を怠ってはいけない。」
 とはいうものの、マァ世の中には無頓着な人も居て、リールからは異音が出ていたり、竿の尻栓が塩ガミして、一生抜けない状態になっていても平気な人もいるんだけど…。
 このボクはどちらかというと、釣具や車などの道具類は現場では思いっきり使い込み、後でキッチリ手入れや整備をするタイプだ。

 今冬は事情があって釣りに行けない状態が続いていたので、堪らず竿を部屋の中で出していたのだが、実釣中は気にならないが、こうやってじっくり見る機会があると、結構傷付いてしまっているのに気付く。
 磯釣りにしたって、渓流釣りにしたって、まわりが岩だらけの状況が多いので釣りの最中によほど置き場所に注意していないと簡単に傷付いてしまうのだが、実は、最近では市販品のコンパウンド(研磨剤)の技術が進んで、近頃では道具類のキズは簡単に消せてしまうようになっているのだ。今回は竿のキズ消しを紹介するが、同じ要領で車の塗装の補修も出来るので、釣り人以外の方でも覚えて損はないと思う。

 まず用意するのは、当然傷付いた竿だが、コレには程度があって、下地まで見えているモノは当然磨きだけでは補修が出来ない。ただし、繊維の内部に水が染み込むのはよくないので、後で紹介する方法をとって欲しい。(車の場合は錆防止になる。)消せるキズの深さの目安は「上から水をかけて濡らすと消えるキズ」といったところだ。(キタナらしいけど、ツバでもOK)

 次に用意するのはコンパウンドを始めとするケミカル・グッズ類だ。

                 
                 「左上から時計回りに綿棒、クリア塗料、スプレーワックス、
                            キズ消しコンパウンド(荒、細セット)、ウインドウ撥水剤」

 これらはホームセンターの自動車用品コーナーで簡単に手に入るが、基本のコースだと全てを揃えなくてもイイので、後の説明を見て判断して欲しい。

 それでは実際にキズを消してみよう。

 まず最初にキズの確認だ。S中硬の文字の左側に注目して欲しい。

                 

 次にコンパウンドを適量絞り出す。この場合は細目と鏡面仕上げのセットだったので、その中では目の荒い、細目から始めたが、傷が深い場合は中細目といった、もう少し荒目のコンパウンドを別途に購入して、それから磨き始めた方が早く仕上がる。

                 

 この後ウエス(ボロ布)で磨き込むのだが、あまりやりすぎると塗装面がはげてくるので、時々、から拭きをして様子を見ることが必要だ。特に荒めのコンパウンドからやり始めた場合は当然削れるのが早いので要注意だ。

 下の写真がキズが消えた様子。

                 

 このままでは、むき出しの状態なので、スプレーワックスを塗って仕上げる。

                 

 そして、ワックスを拭き取ると完成。

                 


 もし、キズが深い場合や、下地が見えている場合は、一度クリアー塗装(綿棒で塗ると良い)を塗り、完全に乾かした後で、そのクリア塗装が盛り上がっている部分と周囲との差が無くなる程度まで磨くとイイだろう。
 また、ウインドウ撥水剤は、その名の通り強力な撥水=水玉効果で車窓に着いた水滴を簡単に吹き飛ばすことが出来るようになるのがうたい文句だが、コレを磯竿に使うと、雨やシブキがかかっても道糸が竿にまとわり着かないようになる効果がテキメンに発揮される。ただし、ボクが普段使っているシマノ製のロッド(全てが当てはまるとは限らないけど)は大丈夫だったが、溶剤が強力そうなだけに塗装の質を選ぶかもしれないので、目立たない部分で試した後、自己責任で塗布して欲しい。(勿論、車の塗装面には使用しないこと!)

 ピカピカ、あるいはそれに近付いたロッドは使って気持ちがイイし、オークションに出品する際も高値が期待できるだろう。
 「皆さん、お試しあれ」と締めくくりたいところだが、当然頻繁に研磨を繰り返すと、塗装が無くなってしまうので「ほどほどに!」といったところだろうか?…
コメント
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