~前回からの続き。
渡礁直後はゆっくりとした満ち潮が流れていた。でも「ゆっくり」という事はここ本来の潮ではない。=苦戦というイヤ~な予感がワタシの頭をよぎった。
エサ取りは黄色っぽいオセン(スズメダイ)が20匹くらい見える程度で、動きも鈍く全くジャマにはならない状況だったので分離する必要はなさそうだ。
まず、3B負荷のウキを装着し、ウキ下は冬の定番の、4ヒロからスタート。2ヒロとったハリスと道糸との継ぎ目に2Bを打ち、ハリスの中間にジンタンシズ2号を打った。
ウキの周囲にマキエサを打ちつつアチコチと探ってみるが、エサはほとんど取られない。そこで、タナをドンドン深くしてゆく。すると7ヒロ(竿2本)あたりでようやくエサが取られ始めた。「ここにおったんか~。」と気を良くしてしばらくそのタナを攻めていたが、アタリは出ないままだった。
ここで仕掛けを変更。オモリを全部道糸とハリスの直結部分にまとめ、引っ張っては落としを繰り返してみた。ここでようやく前アタリらしきものが…。しかし食い込まない。だが、何度も言うが、この日のワタシは冴えており、この状態を「ウキの抵抗を嫌っているのかな?」と捉えた。そうなると、シモリ玉をハズし、スルスル仕掛にチェンジだ。
何度かそのスルスル仕掛で落とし込みを繰り返してやること数投目、ウキが視界からトロ~ンと消えていった。そしてこの↓口太グレをゲット。
〈この日の1枚目=口太47cm)
工夫に応えてくれたかわいいヤツだが、白子をタラすその姿に思わず同情するワタシであった。しかしこの姿がワタシに更なるヒントを与えてくれたのであった。何度も何度も言うが、この日のワタシは冴えていてのだ。(オ~・グレイトッ!)すなわち、グレたちは産卵直前の食い渋り状態だという事だ。(当たり前の事やんか!)
アレコレと撮影を済ませた後に「もう一丁!」と再開するが、だんだん潮が速くなっていくではないか。引かれ潮も発生して潮の目が出来ており、ソコを攻めてみるが、7ヒロあたりに着けていた(以前紹介した)よく見える「目印兼ウキ止め」の動きを見ていると、仕掛が馴染む前にウキが飛ばされてしまい、もうスルスル仕掛では通用しないようだ。しかし、何度も何度も何度も言うが、何故かこの日のワタシは冴えていてのだ。(もう・エ~ッちゅうに!=「もうイイよ」という大阪弁)
つまり、「産卵直前の食い渋り」で「スルスルでしかアタリが出なかった事」と「7ヒロ強=竿2本強くらいのタナ」ということから判断して、「深いタナから更に落とし込む」というこの日のパターンを掴んでいたのであった。
~その3に続く
渡礁直後はゆっくりとした満ち潮が流れていた。でも「ゆっくり」という事はここ本来の潮ではない。=苦戦というイヤ~な予感がワタシの頭をよぎった。
エサ取りは黄色っぽいオセン(スズメダイ)が20匹くらい見える程度で、動きも鈍く全くジャマにはならない状況だったので分離する必要はなさそうだ。
まず、3B負荷のウキを装着し、ウキ下は冬の定番の、4ヒロからスタート。2ヒロとったハリスと道糸との継ぎ目に2Bを打ち、ハリスの中間にジンタンシズ2号を打った。
ウキの周囲にマキエサを打ちつつアチコチと探ってみるが、エサはほとんど取られない。そこで、タナをドンドン深くしてゆく。すると7ヒロ(竿2本)あたりでようやくエサが取られ始めた。「ここにおったんか~。」と気を良くしてしばらくそのタナを攻めていたが、アタリは出ないままだった。
ここで仕掛けを変更。オモリを全部道糸とハリスの直結部分にまとめ、引っ張っては落としを繰り返してみた。ここでようやく前アタリらしきものが…。しかし食い込まない。だが、何度も言うが、この日のワタシは冴えており、この状態を「ウキの抵抗を嫌っているのかな?」と捉えた。そうなると、シモリ玉をハズし、スルスル仕掛にチェンジだ。
何度かそのスルスル仕掛で落とし込みを繰り返してやること数投目、ウキが視界からトロ~ンと消えていった。そしてこの↓口太グレをゲット。

〈この日の1枚目=口太47cm)
工夫に応えてくれたかわいいヤツだが、白子をタラすその姿に思わず同情するワタシであった。しかしこの姿がワタシに更なるヒントを与えてくれたのであった。何度も何度も言うが、この日のワタシは冴えていてのだ。(オ~・グレイトッ!)すなわち、グレたちは産卵直前の食い渋り状態だという事だ。(当たり前の事やんか!)
アレコレと撮影を済ませた後に「もう一丁!」と再開するが、だんだん潮が速くなっていくではないか。引かれ潮も発生して潮の目が出来ており、ソコを攻めてみるが、7ヒロあたりに着けていた(以前紹介した)よく見える「目印兼ウキ止め」の動きを見ていると、仕掛が馴染む前にウキが飛ばされてしまい、もうスルスル仕掛では通用しないようだ。しかし、何度も何度も何度も言うが、何故かこの日のワタシは冴えていてのだ。(もう・エ~ッちゅうに!=「もうイイよ」という大阪弁)
つまり、「産卵直前の食い渋り」で「スルスルでしかアタリが出なかった事」と「7ヒロ強=竿2本強くらいのタナ」ということから判断して、「深いタナから更に落とし込む」というこの日のパターンを掴んでいたのであった。
~その3に続く