銀河のサンマ

何でもあり

しばらくネムる

2021-11-15 | ものかたり(ネコさま)

 

 

 

 

ボクはしばらくネムる。

どれくらいかわからない。

この子しだい?

ボクはしばらくネムる。

この子がボクをつくり疲れたみたい。

きっかけは他の細密作業に追われて、この子の集中力が途切れ、少し手をとめた。

気分転換をはかろうと隣にネムる猫を10分ほどクロッキーして満足したのが始まりだった。

あ!と小声で叫び、立ちあがり引き出しをガサガサして黒ペンを探しあてた。

鉛筆でできあがったボクにその黒ペンでなぞって、あろうことにカッターを取りだして切り抜きはじめた。

こないだ指を切ったばかりらしく、カッターを握る度にビクビクしている。

このカッターも5年ぶりに使うため刃が錆ついていた。

刃を換え切りすすめ、この子の頭の中ではボクには既に色がついているようで色画用紙まで用意してならべている。

糊、カッターマット、色画用紙、クレヨン…どこまでも散らかってゆく。

ボクはのんびり眠っているようだが右に行ったり左に行ったり裏にひっくり返ったりかなり忙しい。

2日経った昨日の夕方からバッタリこの子が寝こんだ。

体力がないこの子の過集中による過労だ。

他の者が静かに囁いていたが、この子は骨休みに手を動かすと骨休みでは終わらなくなる様だ。

簡易に物をつくるどころか気になって気になって再度、過集中に入るらしい。

現在の過集中は1度に4〜5時間。かなり短くなったようだ。

この子の猫が昼夜鳴くので手を止め、物を口に入れるが食という欲さえわからなくなっている。

昼夜以外のコップ1杯の休憩さえ忘れ、衰弱しやすい体でなければいんだけどさっ…と医者も困っているそう。

今朝のこの子は最悪だ。

目はプックリ腫れてボーッとして朝食もやっとこさ口にしている。

あーいかん。とボクをぼーっとみては閉じ開く。

体はかなりしんどそうだ。

本来の細密作業もできそうにない。

ねぇ、ボクはしばらくネムるよ。

キミも少しやすんで、せめて普通に起きられる体に戻りな。

また本来の作業が終えたら、ボクをみて。

そのままボクをノートに挟んでしばらく忘れるんだ。

イヤイヤと子供みたいに首を振らないの。これが完成かもしれないよ。

ボクは骨休みにつくられた猫だから、気楽に気長にネムる。

さ、ノートを閉じてみて。

そうやってキミが横に置いて寝るとキミは再びノートを開くでしょ?

そうだ誰かが囁いてた、キミの記憶の海にミューイがいるそうだね。

キミの記憶の海へボクを深く沈めてもらって記憶の隅でボクをしばらく忘れてもらおう。

どれくらいかかるかな。

キミの記憶のミューイ早くきて。

ボクはしばらくネムるから。

 

 

 

 

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舌ピロン

2021-11-12 | 吾子のおはなし

 

 

お風呂あがり、2匹が寄ってくる。

2匹を撫でるも、気になる…その舌ピロン。

シメジ仕舞忘れとっちゃ。ねぇ?ねぇ?

何のことでしょう?な顔されても…(笑)

 

ねえ…っちゃ、シメジ?

 

 

虎松は夜中から完全に痛み止めが切れたようで夕方まで出てこず。(出ても逃げる)

ご飯食べないとと、引っ張り出すも体調悪いと、何に対しても恐怖心を抱き

御手洗いも何度も躊躇し止め、音を怖がり、食べることは疑い。

そうだ数日思いっきり遊んでなかったな…と母反省して虎松とススキで遊んでみる。

すごくテンションあがって走る走る、これで御飯も食べ御手洗いもお水もできて上等やんっ。

そのまま御庭へダッシュして直ぐに帰るインターバル式ひとり遊びが始まり、途中ブナも参加して2匹走る。

そして収まったのを確認して母は、やっっっと御風呂。

虎松は疲れきったのか奥の方へ引っ込んでいってしもた。

遊んだことは良いことで何かしら食べれたことも良しとして、ただ2時間遊んだのは流石に疲れたろう、母も虎松のエンジンかけるのと、かけたエンジンについていく疲れたもん(笑)

お風呂あがりは通常とおりシメジとブナが待ってくれていて、おまけの舌ペロンで寝る準備いたしまするよ。

いつもシメジには申すのです、仕舞い忘れに注意っ!と。

なんだろね、この仕舞い忘れている時間て。けっこう長い時間が過ぎるから不思議、不思議。

ま、可愛いからいっけど♡

 

 

 

 

※朝食風景

・鮭と白胡麻のおにぎりに大蒜醤油大葉のせたもの。(昼分まで)

・味噌汁

・チーズ卵焼き

・ヤクルト

 

 

 

 

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育児

2021-11-11 | 吾子のおはなし

 

暑すぎて伸びたの図(笑)

 

 

暑い、というと暖房をOFFにするおかあさん。

ちょっと寒い、というと慌てて布団を掛けるおかあさん。

チュールをお皿にのせて。

チュールそのまま切り口から舐めたい。

缶詰のお皿はコレにいれて。

缶詰のお皿はやっぱりコレにして。

みんなと違うカリカリでコレとコレを布に置いて。

お皿にカリカリはいれないで。

爪とぎをするから背中ポンポンして。

おかあさん庭へ一緒にでて。

抱っこしないで、話しかけないで。

その草むしって嗅がせて。

その葉っぱちぎって嗅がせて。

その枯葉もちょっと嗅がせて。

今から寝たいの横にずっといて。

こんなに育児大変だったっけぇ…お母さんは髪をボサボサと掻いた。

 

 

 

 

 

※ 虎松は病気関係なく偏食者であり、聞く耳もたずなドSな子です。

 このドSな母を揚々と操る男の子でございます。

 ある時はチュールをお皿にと思いきや全く食べない、視線に先はチュールの殻。

 え?チュールを今日は直で食べるの?とお皿のチュールに口を一切つけない、と

 翻弄されること多々です。(前は指で舐めるのがOKだったのが急に却下になったり)

 御手洗いも、なかなか立派に外してくれる強者でございます。

 庭に一緒にでたりは昔の子も皆あったのですが、この子は何処か何か違うのです。

 甘い甘い育児をしてきたのですが、甘い育児というより、何が甘くて?が通用しない子です。

 歳の子は大変だ、と言いますが、我が親の気持ちがようやくわかる年頃になってきました(笑)

 日々、薄紙かもしれませんが精進です。

 

 

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オーシャンブルー

2021-11-08 | 詩っぽい(秋)

 

 

 

 

オーシャンブルーが咲く買いもの道は園児でいっぱい。

オーシャンブルーは幼稚園の垣根に大きく広がって咲く。

あの頃に戻りたいとちっとも思うことないが小さな運動場をかけっこして1番になってみたい。

オーシャンブルーが咲く買いもの道で40半ばのオバさんは立ちどまり夢をみる。

 

 

 

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立冬の美術館

2021-11-07 | 詩っぽい(秋)

 

 

 

 

 

雲ひとつない立冬は「小春日和」というには程とおく暑い。

授賞式を待つ窓から紅葉は未だ進まぬかと覗きながら待つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

※2年ぶり開催の美術展。

 開催のお手伝いはできなかったので今年は片付けをなるべく最後まで頑張ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

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