プロ野球CS一考 その1 の続き
前回今年のセリーグの例を挙げたが、では2位にもアドバンテージを与えてはどうか?
これももっともだが現行の第1ステージは3戦2勝制。
これにアドバンテージをつけると2戦2勝制となり、2位チームは1勝か1分でよく3位チームは2勝0敗が要求される。
これは第2ステージよりハンデが大きい。
4戦3勝制では3位チームは3勝1敗で同様。
となると第2ステージ同様6戦4勝制か。
これは、今シーズンの日程では第2ステージをずらすか開幕を1週早めるしかなく、1つの案ではあるが実現となるとナカナカ難しいかも。
せめて5戦3勝制アドバンテージ無し・9回試合打ち切りで引き分けは上位チームの勝ち点とするくらいか。
いずれにせよあまり良い解決とは言えないかもしれない。
では、根本的にCS進出条件を変更してみてはどうか。
前回述べた様に2シーズン制は問題が多いが、例えば2シーズン前後期制でレギュラーシーズン優勝チームにアドバンテージ。
それに加えMLBの様に地区に分けるというのはどうか。
パの場合、東地区に日ハム・楽天・ロッテ、西地区が西武・オリックス・ソフトバンク、但し試合は現行の総当り24回 + 交流戦4回のまま。
今年の場合半分の72試合で区切ると、
*東地区
前期 後期
1.日ハム 40勝31敗1分 1.楽 天 45勝27敗0分
2.ロッテ 32勝37敗3分 2.日ハム 42勝29敗1分
3.楽 天 32勝39敗1分 3.ロッテ 30勝40敗2分
(東地区前期優勝 日ハム ・ 後期優勝 楽天)
*西地区
前期 後期
1.Sバンク 42勝28敗2分 1.西 武 36勝35敗1分
2.西 武 34勝35敗3分 2.Sバンク 32勝37敗3分
3.オリックス 28勝43敗1分 3.オリックス 28勝43敗1分
(西地区前期優勝 Sバンク・ 後期優勝 西武)
この上で、各地区の前期後期優勝チーム同士が第1ステージ対戦し、各地区の勝者が第2ステージで対戦する。
尚且つ、レギュラーシーズンで最高勝率のチームには第1ステージ第2ステージ共に1勝のアドバンテージが与えられる。
一見面白そうだがこれも問題が発生。
先に挙げた様に第1ステージ第2ステージ共に6戦制(第2ステージは7戦の場合もある)となる上、レギュラーシーズン優勝チームが最大12試合も試合せねばならなくなる。
さらに今年のセリーグの場合だと東地区読売・西地区中日が共に前後期完全優勝で第1ステージが発生しないのだ。
前述はあくまで一例であり他にも様々なやり方が考えられるが、結局ベストな方法は考え付かなかった。
やはり問題点に改善の余地があるとはいえ、CSを続ける以上現行の制度で行くしかなさそうな気がする。
だがレギュラーシーズン優勝チームはさておき、2位3位争いに白熱しCSも該当チームのファンが盛り上がるのもまた事実。
CS自体続けるかどうかの議論も含めて、皆さんはCS制度どうお考えですか?