義憤に駆られて長野に集結した有志によるまとめサイトやら動画投稿サイトを見ていますと、マスコミが伝えない緊迫した場面が生々しいですね。車両のナンバーを捉えているにも関わらず、赤旗を振り回して街中を暴走した連中の道交法違反行為はお目こぼしのようですが、長野県警は日本の暴走族の活躍の場としてお墨付きを与えたと理解して宜しいのでしょうか？
こんな赤旗＆留学生はアリかと目を剥く光景です。OBとしてこれは到底看過できるものではなく、連休明けは三田の学生課に電話して断固たる処分を要求するつもりです。泉下の福澤翁も呆れ果てていますぞ・・・・
◆Taiwanese national arrested in Nagano after torch protest(Taipei Times)
◆「フリーチベット」の叫び届かず亡命２世 泣きながら乱入 聖火リレー（産経）
◆逮捕のチベット人に駐日代表処が支援（なる台NEWS）
◆在台チベット人、異例の10日間の拘留延長へ（なる台NEWS)
＜A Tibetan activist with Taiwanese nationality was arrested in Japan yesterday after attempting to disrupt the Nagano leg of the Olympic torch relay. The vice president of the Tibetan Youth Congress’ Taiwan chapter, Tashi Tsering (扎西慈仁), was arrested after he attempted to grab the Olympic torch from Japanese table tennis player Ai Fukuhara, Ministry of Foreign Affairs Spokeswoman Phoebe Yeh (葉非比) told the Taipei Times. Tashi is from a Tibetan family that took refuge in India after China took control of Tibet in the 1950s. Many of his relatives who remained in Tibet were killed by Chinese authorities, Tashi told the Taipei Times prior to his departure for Japan.＞
（長野で行われた聖火リレーを妨害したとして、台湾籍のチベット活動家が昨日日本で逮捕された。外交部の葉非比報道官によると、チベット青年会議の台湾支部副代表を務める扎西慈仁氏は、日本の福原愛・卓球選手から聖火を奪おうとして逮捕されたという。扎西氏は、中国が1950年代にチベットを実効支配した後に、インドに難を逃れたチベット族である。チベットに残った親族のほとんどは中国の権力筋に殺害された、と氏は日本へ発つ前日に本紙に語っていた）
27日の産経社会面に、「フリーチベット」涙の乱入 亡命２世「独立は両親の悲願」と写真入りで大きく掲載されていましたね。これが毎日や時事では、「中国人がたくさんいたので興奮した」（台湾籍建設作業員）と、精神異常者の闖入劇のように報じられていたわけですが・・・・
リレーの妨害行為は法律に則って適切に対処されねばならないでしょうし、発炎筒やトマトを投げつけた他の日本人共々、平和的な示威行為を行った人々に冷や水を浴びせる結果となった責も問われて然るべきかもしれません。まぁ、それでも、中国勢の狼藉三昧がすべてお目こぼしである点と照らし合わせると腑に落ちない点は否めないですね。
「チベット独立は両親の悲願でもある。それを実現するためには、残りすべての人生を犠牲にする覚悟がある」（産経）という悲壮な覚悟と信念に基づいた決死の行動だったのでしょうが、かようなタシィ氏の生い立ちを詳細に報じた産経の記事を読むと同情を禁じ得ません。少なくとも「リレーを妨害した暴徒」の一言では断じられない哀しさだけが残った感じだなぁ・・・・
＜Taiwan’s representative office in Japan has already been notified of the incident.“The representative office will keep a close eye on the situation and someone will go to see Tashi as soon as he is allowed to receive visitors,” she said, adding that the diplomatic mission will try to assist Tashi in whatever way it can. Meanwhile, a source who spoke on condition of anonymity said that Tashi would likely be transferred to a prosecutors’ office after the 48-hour custody period, and would probably be released tomorrow. Some Tibet-support groups in Taiwan are also seeking to provide legal assistance to Tashi, the source said.＞
（日本における台湾の代表処にも、事件の一報は既に伝えられている。「代表処は事態を注視し、接見許可がおり次第ただちに面会します」と同報道官は述べるとともに、外交ルートを通じて扎西氏に最大限の支援を行う考えも示した。一方、匿名の関係筋によると、扎西氏は48時間の拘留期限の後、身柄を検察庁へ送致され、その後釈放されるであろうとのことである。台湾のチベット支援団体の中からも、法律面での援助を行おうという動きもあるという）
実際は沿道に飛び出しただけだったわけですが、予想（勾留期限切れの後に強制送還）に反して10日間の拘留期限延長となるんですか！代用監獄の問題は国際的に色々批判もされていますし、ROC籍の亡命チベット人という同氏の微妙な立場も考えると憂慮されるところです。（抗議という名目で中国側が介入してきた線が濃いな、こりゃ・・・・）
中国側の逮捕者を出さないのは長野県警の既定方針だったのでしょう。リレーを妨害する不穏な動きは、中国側ではなく、チベット支援勢力が起こすであろうということで、いきおい彼ら（日本人やチベット人）に対する公権力のマークがきつくなる。（シナ人共が権力側というのも変な話ですが・・・・）両者に不穏な空気があれば極力間に割って入って衝突を回避し、外交問題化する事態（＝中国側の逮捕者を出す）を避けよという至上命令だったのでしょうが、「事なかれ主義」から、民主台湾を抑えつけることに終始してきた、米国の台湾政策とも似た構図が見え隠れしますね。韓国政府は毅然とした姿勢で中国側に抗議していますが、問題不在という大本営発表でお茶を濁し、あまつさえ脱法行為を黙認したままの日本政府は醜悪の極みであります。
「猫の首に鈴をつけられない事態」が、その色彩的効果も相まって日本や韓国の民主主義者に強烈なインパクト（端的に言えば「反中感情」ってことでしょうが）を残したのは間違いありません。外国人の地方参政権が実現し、多勢に無勢という事態が再現する局面を想像すると戦慄が走ります。
閑話休題、この一件が平成版周鴻慶事件(人民日報）みたいな大問題に発展しなければいいのですが・・・・
＜Meanwhile, leaders of 21 Taiwanese American groups have urged US President George W. Bush to boycott the opening ceremony for the Beijing Olympics in August, over China’s violent crackdown on Tibetan protesters and its military intimidation of Taiwan. In a letter dated April 24, the leaders told Bush that if he were to attend the event, he “would be viewed as endorsing China’s appalling policies toward Tibet and Taiwan.”＞
（一方、在米台湾人団体の代表ら21人は、米国のジョージW.ブッシュ大統領に宛て、チベットの抗議者に対する中国の苛烈な弾圧行為と台湾に向けた軍事的脅迫に関連して、８月の北京五輪開会式への参加をボイコットするよう訴えた。4月24日付けの書簡には、仮に大統領が開会式に出席するなら、それは「チベットと台湾に対する中国のおぞましい政策を支持しているものとみなされる」と記されている）
これは全く同感で、私自身五輪開会式への出席は、政権を去る同大統領と合衆国に恥辱の歴史として刻まれるであろうという抗議声明を駐日米国大使館、国務省、ホワイトハウスに送りつけたことがあります。今回のリレーの件も踏まえて再度抗議しないといけませんね。
連休明けに、と思っていましたが、明日は平日でした。(1)三田の学生課を締め上げる、(2)タシィ容疑者の減刑嘆願書を長野地検に送付する、(3)ブッシュ大統領宛に改めて北京五輪参列反対のメールを送りつける──をやらんといかんな。
中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄 国境なき記者団
韓国だって、今の政権はイミョンバクという経済第一主義者で媚中だし、与党ハンナラ党も中国共産党と唯一党交流やっているような媚中派ですが、それでも戦闘的だったノムヒョン時代に市民団体が台頭して、市民やメディアも激しく自己主張する文化になった関係で（つまりノムヒョン時代の余韻が残っているから）、今回の中国人の狼藉に、左右問わず、メディアや市民団体や世論から、一斉に中国非難の声が上がって、政府を突き上げたから、媚中派政府が仕方なしに、対中抗議、暴行中国人の捜査と強制退去をしようとしているってこと。
つまり、ポイントはメディアと世論。
日本の場合、保守一党支配で飼いならされた羊みたいな国民とメディアばかりで、そうした突き上げがないところが問題。
しかも日本の保守派は、ノムヒョンを目の敵にしていたけども、今回、チベット支援で反聖火に動いたのは、ノムヒョンを支持してきた左派系が主体であることを見ればわかるように、韓国が反中を表出させているのは、ノムヒョンとウリ党の功績。
韓国がずっとハンナラ党だったら、今回のように市民が物言う空気になっていなかった。
そういう点で、日本のウヨクはアホ。
それだけでなく、蛇頭系の中国人ヤクザ集団も入り込んで、日本人の抗議側に暴行を働いたという、明らかな刑事犯を一切つかまえなかった日本の警察は、もはや共匪の手先というしかないでしょう。
今後、日本の警官を見たら「赤の手先！シナ人の手先！」といってやりましょう！
それから、今回の警備は長野県警だけでなくて、関東管区が実際に指令したようです。
中国の民主化を求める中国人留学生も長野に抗議に来ていたんですが、彼等に対して日本人達が暴行をはたらいてる映像が流されてました。
もはや「チベット」や「中国の民主化問題」は忘却され中国と日本のナショナリズムがぶつかる現場となったのが残念です。
「むじな」は生理的に大嫌いですが今回のコメントに関しては的を得ていると思います。
ただ警察は上の命令を実行するのがその使命であることを考えると、やはり今の福田政権が癌なんでしょうね。
そのうち台湾支持派というだけで日本の街中でシナ畜に殴られても警察はお咎めなしということになりかねませんね。。。ガクガクブルブル
>日本の場合、保守一党支配で飼いならされた羊みたいな国民とメディアばかりで、そうした突き上げがないところが問題。
これも一つの「戦後レジーム」何でしょうねぇ。
>明らかな刑事犯を一切つかまえなかった日本の警察は、もはや共匪の手先というしかないでしょう。
そんで福田が共匪の親玉と会談して世界中に恥さらすんだろうなぁ。結果見えているだけに脱力・・・・
>Unknown様
そういう層もいたんですねぇ。どういうアピールだったのか興味深いところですけど、まぁ、確かにチベットや人権問題→横暴な中国人という感に論調が移った感は否めません。
しかしながら、他国でナショナリズムをあからさまに振りかざす行為は挑発的に映る面もあったように思います。
>蘆洲人様
>そのうち台湾支持派というだけで日本の街中でシナ畜に殴られても警察はお咎めなしということになりかねませんね。。。ガクガクブルブル
昔は在日台独派とかは公安の監視対象でしたからね。体制に逆らうやつはそういうことなんでしょう。本質は変わってないように思います。