善光寺が遂に聖火リレーの出発地の辞退を表明したようですが、「今聖火リレーが善光寺を出発しました!」という映像が外電で流れたら至極具合が悪いと思っていただけにちょっと安堵しました。しかし、これ出発地が善光寺から「善光寺前」とか「善光寺入口」に変更というヲチじゃないだろうな・・・・
◆台湾独立不支持盛らず、チベット騒乱言及なし 胡主席来日時の政治文書の内容判明(産経)
◆胡錦涛国家主席、「チベットは完全な内政問題」と強調(CRI)
日本側:「台湾独立への不支持」と「村山談話」の内容を盛り込まない。
中国側:「チベット騒乱」には言及しない。
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未来志向の日中関係と戦略的互恵関係の強化を強調。
──ガス田のガの字も見当たらないようですが、要するに双方の〝痛点〟を刺激する内容を盛り込まず「馴れ合い路線」でまとめましょうという方向のようです。「戦略的互恵関係」云々については安倍訪中時の内容をごっつぁんして「再確認」するだけですから、新味に乏しい会談となることは必至です。
訪日中の楊外相に対し、高村外相や福田首相からチベット問題についての発言があったことは一定の評価ができますが、これでお茶を濁したらかえって不自然かつ奇異な印象を国際社会に与えると思います。超媚中派の豪首相ですら胡主席に面と向かって懸念を表明していたわけで、日本が国際社会にどう映るのかを意識した言動を考える腹積もりはないのか、と。
単に中共の親玉が来日し、共同文書を発表しただけでは福田内閣の得点稼ぎなどにはならないのですが、そういうソロバン勘定弾いていたとしたらこの連中は救いがたい──自民にやらせりゃ国が毀損する恐れ、民主にやらせりゃ国が亡くなる恐れ──重篤な病に侵された日本を根治するには、やはり既存政党の枠組みを一度ぶっ壊さんとダメでしょうね。
この政治文書に関し、日本側は台湾問題での突っ込んだ要求を警戒していたようですが、先の総統選で「台湾海峡の両岸すべての中国人が、中国はただ一つであり、台湾は中国の一部であると主張している」状態に復した以上、中国側が改めて「台湾独立不支持」を要求する必然性はなくなりました。(そもそも中国側がこれを執拗に言い出したきっかけは李登輝前総統の「二国論」以降なんですよね)
したがって、「村山談話」といった過去の歴史問題に対する言及回避と引き換えに、ガス田やチベット問題といった現在進行形の懸念事項に対する発言権を放棄させられた格好です。どう考えても等分な〝取引〟とはいい難い話であり、結果的に中国側の「歴史カード」に日本側が屈したように映ります。
相手が嫌がることはしない(→そうすれば相手も嫌がることはしてこないだろう)、という「福田流事なかれ主義」の着地点はかくありきといったところですね。ま、少なくとも福田首相個人にはいい花道かもしれませんが・・・・
中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄 国境なき記者団
>この名言に惹かれてしまいました。
上から下まで10分位もかかっていない書き逃げ&落書きですので本人も何のことやら覚えておりませんで・・・・(汗)
閑話休題、自民党の伊吹幹事長何かも「政界再編」という言葉を漏らしているくらいですから、既存の自公vs民主+その他飛沫といったフレームワークは「勤続疲労」状態なんでしょうね。
「政界再編」の同床異夢を孕みつつ、波乱含みで推移する局面がしばらく続くのでしょう。
> 自民にやらせりゃ国が毀損する恐れ、民主にやらせりゃ国が亡くなる恐れ
この名言に惹かれてしまいました。