私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

金なら払わん!

2007年12月23日 | 極東情勢(日本とその周辺)

昨日はNHKが年金をネタにした素人参加型討論番組をやっていましたが、私自身も今年はこの年金問題でとんだやぶ蛇でありました。相談の電話を掛けてきた親父と話している内に、「そういえばあんたが大学の頃、国民年金をワシが6年分・・・・」という話になり(学生納付特例制度は当時なかった)、私自身もいい大人ですからそれは同義的に返済しないといかんだろうなぁと。そんな訳で国民年金保険料6年分(!)を、賞与二回で返済(利息は含まず)した次第ですが、徴収権には時効があるため当時の保険料を追納するのは不可能ですし、未納で放置しないでいてくれた親には感謝せねばと思います。
年末年始の小遣いは今日の有馬記念に賭けていたのですが・・・・

◆サブプライム対策基金 3メガ、米要請断る 「流されない邦銀」示す(FujiSankei Business i)

〝カシ・カリの論理〟という概念はこの連中には思いもよらないんでしょう。80年代の終わり頃、日本の金融機関が言い値で不良債権買ってやった恩も忘れて、90年代はBIS規制やら金融ビッグバンやらと煩いことこのうえなし。日本の金融機関が不良債権にあえいでいた頃は、ハゲタカが散々食い散らかしてくれましたなぁ。シティグループ、BAC、JPモルガン・チェース辺りに日本側が支援を要請したことはありませんし、まぁ、自分のケツは自分で拭きなさいってこった。
アブダビやら中国の政府系ファンドは6000~8000億位出資するようですが、かようにリスクテイクして〝攻め〟に転じるのも一つの案です。ただ、日本がこの連中と関わると最後にちゃぶ台ひっくり返されるというシナリオが見えるだけに、ここは静観しておくのが得策ではないかと。

◆北朝鮮支援、日本の金で~韓国・李明博候補(日テレNEWS24)
◆次期韓国大統領、日本重視鮮明に=シャトル外交の復活提案(時事)

先週土曜、名古屋の宿に帰還した際にTV付けたら何やら韓国の新大統領がワケの判らんことを・・・・だいぶ飲んだかな?と思いつつ何の話だったかと検索してみましたら、

(日テレNNN24)

『「ありがとうございました」と日本語で締めくくった李氏に対し、福田氏も「カムサハムニダ」と韓国語で謝意を述べた』(時事)
んだそうですが、何が「カムサハムニダ」やら・・・・おめでてーな、福田!
小泉政権の終盤頃から、日本政府は「盧政権は相手せず」の方針で、氏の在任中のの日韓外交は事実上放置といった塩梅でしたが、ハンナラ党への政権交代への期待と読みが背景にあったのは間違いないでしょう。(これみよがしに朴大統領の娘を呼びつけたりもしてましたな)
自民党としては、かつて軍事独裁政権時代にベタベタだったハンナラ党の方が組し易いと思っているのかもしれませんが、この大統領は結構したたかなんじゃないでしょうかねぇ。
米韓の同盟関係、日米との連携重視、という姿勢は保守回帰といった趣に映りますが、今日の韓国は中国とも国交を樹立し、北との連携も重視せざるを得ない訳で、かつての「反共安保国家」といった体裁とは異なるものです。周囲の大国の動向を見据えつつ、実利主義に立った「次世代北東アジアの均衡者」といったプレーヤーを目指す腹積もりなのではないか、という気がします。
日本という財布をアテに〝経済ドーピング〟とは、漢江の奇跡に倣って<平壌の奇跡>を狙っているのでしょうが(他国の財布を露骨に名指しした公約というのは何とも図々しい!)、日本政府自身、日韓基本条約との整合性が取れない内容を02年の日朝平壌宣言に盛り込んだのは早計に過ぎました。その挙句こういう形で舐められる事態になっている訳で、今後の日朝作業部会等に際しては、02年当時の状況や前提条件等とその後の状況に大きな乖離がある点を断固として主張していくべきだと思います。

戦後補償や経済協力等の<土下座・賠償利権>は自民党のお家芸(中国の遺棄化学兵器も結局うやむや・・・・)ですが、どさくさに紛れて朝銀なんぞにも公的資金投入したこともありました。朝鮮半島に関わる戦後日本の闇は深いな、と改めて思います。

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