私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

NHKの偏向・歪曲ぶりも相変わらずですな・・・・

2007年12月05日 | 極東情勢(日本とその周辺)

3日は何処にも寄らず自宅に戻ったのですが、TVを点けるや否やダルビッシュが〝中華台北(CT)〟に逆転2ランを食らい、目が点とはこのことかと立ちすくみました。「・・・・そもそも福田何ぞが首相やってて、民主党が日本の足引っ張るからこういうこと(=逆転2ランを浴びること)にもなるんだろ?」と意味不明かつやり場のない脱力感を覚えた次第ですが、血盟団事件の黒幕だった井上日召の言を借りれば「ただ私利私欲のみに没頭し国防を軽視し国利民福を思わない極悪人」が跳梁跋扈しているのが今の日本の政界ではないかと暗澹たる思いがいたしますね。

◆「日米関係良くない」が2割超す 内閣府「外交に関する世論」(産経)

小泉首相退陣後の日米関係の後退に関してはまぁ、異論のないところで、端的に言えば、「疑心暗鬼」な空気が双方に漂っているのが現状ではないでしょうか。
双方言い分はあるでしょうが、日本人の立場からすれば、下院での「慰安婦非難決議」が落とした影(安倍首相の稚拙な言動は〝火に油〟でしたが)に加え、合衆国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除に踏み切れば、「静かなる失望感」が日本国民の間に広まるのは不可避であろうと思います。具体的には、日米同盟の存在意義に対する疑義から、「核武装論」の再燃ということになるでしょうし、最悪、IAEA体制崩壊のトリガーを引くのが日本ということにもなりかねないということです。
私自身、「合衆国に梯子外されるという点に於いても〝歴史は繰り返す〟な訳で、まぁ、キッシンジャー訪中の21世紀版なのかもな・・・・」と醒めて見ていた向きはあるのですが、拉致という争点が絡んでいる以上、国民感情の面でキッシンジャー訪中の時より厄介であるのは間違いないところだと思います。(シリアの件もあるので、一時よりは合衆国側も慎重になっているかとは思いますが)
本日、衆議院特別委員会において合衆国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に反対する決議が採択されましたが、、「疑心暗鬼」な昨今の日米関係を象徴的するシーンであったかと・・・・

ところで、上述の件に関するNHKニュースでの報道は、
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この調査は、内閣府が、ことし10月4日から14日まで全国の20歳以上の男女3000人を対象に行い、59%に当たる1757人から回答を得ました。それによりますと、現在の日本とアメリカとの関係について聞いたところ、「良好だと思う」は76%で去年の同じ時期の調査に比べて7ポイント減り、「良好だと思わない」が20%で去年に比べて8ポイント増えました。今回の調査は、先月の海上自衛隊によるインド洋での給油活動の中断や、福田総理大臣の初めてのアメリカ訪問より前に行われており、外務省は、調査結果について「詳しいことはまだ分析できていないのでよくわからない」としています。一方、中国との関係については「良好だと思う」が26%で去年に比べて4ポイント増え、韓国との関係については「良好だと思う」が50%と去年に比べて15ポイント増えました。
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という内容でしたが、『(中国との関係について)「良好だと思わない」は68.0%(前年比2.7ポイント減)で高水準のままだ 』という産経の記事で指摘されている重要な論点が脱落しています。あまつさえ、どうでもいい韓国(商売的には重要ですが)との関係について付け加えている有様です。公平・中立な皆様のNHKどころか、やはり特定勢力の太鼓持ちと認定せざるを得ないな、と改めて呆れた次第。

日本人の圧倒多数が、中国との関係について懸念を抱いているという真実が産経の記事から読み取れたのは救われる思いがしましたが、「日本が中国にはっきり物を言わない姿勢が嫌中感情の高まりに繋がった」と外相時代に指摘していた町村官房長官は、ガス田等を巡る昨今の日中の攻防をどう見ているんでしょうね?
「福田訪中」「胡锦涛訪日」といったところを絡めて主客転倒、「急いては事を仕損じる」を地でいく惨憺たる結末になりそうな危惧を抱いているのは私だけではないと思うのですが?

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