震災前に観た映画なので感想が時差ぼけ状態ですが、とりあえず。
この映画の原作は、Philip K. Dickの短編、「Adjustment Team」(調整班)。
原作…っても映画は殆ど別物。「この世には調整班がいる」という以外は。
Dickファンで、主演のMatt Damonラブな自分、期待して観ました。
ガッカリ_| ̄|○
調整班の脅威とか、それを知った主人公の恐怖とか、身もだえするようなラブストーリーとか…
なにもなかった。
陳腐で古めかしい演出、説得力のないプロット、あんたらホントに恋してんの?てくらい盛り上がらない男女。
めくるめく実写版「どこでもドア」に萌えたかなあというくらい。
勿体無い映画でした。
以下ネタバレにつき、未見の方はご注意ください。
ネ
タ
バ
レ
警
報
発
令
中
表あるところに裏がある。人々の日常の裏側で世の中をプラン通りに動かす調整班の姿があった。
プランの最高責任者「チェアマン」の意志を受け、地道に働くクラシックスタイルの男達。
そんな彼らの仕事に非常事態が発生。
上院議員候補ノリス(マット)が男子トイレで女性ダンサーのエリス恋とに落ちた。
二人の関係は「プラン」に重大なアノーマリーを生み出す。
ということで調整班の面々はこの男女の仲を邪魔することに。
二度目の出会いを防ぐ為に派遣したエージェントの失敗がきっかけで、調整班の存在を知ってしまうノリス。
調整班は「女のことは諦めろ。俺達のことを口外したらおまえの記憶全部消して強制リセット」なんて言う。
でも執着心全開のノリス、先の失敗エージェントから情報をゲットし、根性でエリスを追いかける。
しかしやっとのことで彼女をゲットできそうになると、調整班長が「この女はおまえの為にならないばかりか、
おまえ達が結ばれる事で女の将来(超有名ダンサー)も阻まれる」と意地悪なツッコミ。
ここでノリス、一旦心が折れて女を手放す。
でもやっぱり諦めきれない。調整班も「あの二人は運命で結びついている。引き離せない」などと弱腰に。
更に件の失敗エージェントが謀反?を起こしてノリスに手を貸す。
ノリスとエリスのカップルがどこでもドアを次々開け調整班から逃亡を図って…
いたらうっかり調整班の本部に入り込んでしまい絶体絶命。(爆
もう逃げ切れない二人、異世界の中心で愛を叫んでいたら、あらあら不思議、なんとお許しが?出てしまいました。
調整班長もその上司も最高位チェアマン殿のフレキシブルな意思は理解できない様子で、
「我々でさえ時には意志が働く」てなことを言っている。
強い意志はプランをも動かすと?なんじゃそれ。というようなオチでした。
主人公ノリスが予定された運命に対し自分の自由意思で対決、葛藤するお話なんだと思うんですが、
意志が先かプランが先かというあたりが大そう曖昧で…まさか観客に丸投げ?(汗
更に彼女エリスの意志が疑問。エリスからノリスに対する強いアプローチが全くない。
視点の問題なのか、単に彼女は待つ女だったのか。その割りにしっかりダンサー仲間と婚約までしていましたが。
ノリスはメディアに出る立場の人なので探して捕まえる事はその気になればできそうですけど。
ラストでは絶愛状態の二人でしたが、その心理は理解不能でした。
ああ、シンプルなDick様の原作は面白いのに…(合掌)
この映画の原作は、Philip K. Dickの短編、「Adjustment Team」(調整班)。
原作…っても映画は殆ど別物。「この世には調整班がいる」という以外は。
Dickファンで、主演のMatt Damonラブな自分、期待して観ました。
ガッカリ_| ̄|○
調整班の脅威とか、それを知った主人公の恐怖とか、身もだえするようなラブストーリーとか…
なにもなかった。
陳腐で古めかしい演出、説得力のないプロット、あんたらホントに恋してんの?てくらい盛り上がらない男女。
めくるめく実写版「どこでもドア」に萌えたかなあというくらい。
勿体無い映画でした。
以下ネタバレにつき、未見の方はご注意ください。
ネ
タ
バ
レ
警
報
発
令
中
表あるところに裏がある。人々の日常の裏側で世の中をプラン通りに動かす調整班の姿があった。
プランの最高責任者「チェアマン」の意志を受け、地道に働くクラシックスタイルの男達。
そんな彼らの仕事に非常事態が発生。
上院議員候補ノリス(マット)が男子トイレで女性ダンサーのエリス恋とに落ちた。
二人の関係は「プラン」に重大なアノーマリーを生み出す。
ということで調整班の面々はこの男女の仲を邪魔することに。
二度目の出会いを防ぐ為に派遣したエージェントの失敗がきっかけで、調整班の存在を知ってしまうノリス。
調整班は「女のことは諦めろ。俺達のことを口外したらおまえの記憶全部消して強制リセット」なんて言う。
でも執着心全開のノリス、先の失敗エージェントから情報をゲットし、根性でエリスを追いかける。
しかしやっとのことで彼女をゲットできそうになると、調整班長が「この女はおまえの為にならないばかりか、
おまえ達が結ばれる事で女の将来(超有名ダンサー)も阻まれる」と意地悪なツッコミ。
ここでノリス、一旦心が折れて女を手放す。
でもやっぱり諦めきれない。調整班も「あの二人は運命で結びついている。引き離せない」などと弱腰に。
更に件の失敗エージェントが謀反?を起こしてノリスに手を貸す。
ノリスとエリスのカップルがどこでもドアを次々開け調整班から逃亡を図って…
いたらうっかり調整班の本部に入り込んでしまい絶体絶命。(爆
もう逃げ切れない二人、異世界の中心で愛を叫んでいたら、あらあら不思議、なんとお許しが?出てしまいました。
調整班長もその上司も最高位チェアマン殿のフレキシブルな意思は理解できない様子で、
「我々でさえ時には意志が働く」てなことを言っている。
強い意志はプランをも動かすと?なんじゃそれ。というようなオチでした。
主人公ノリスが予定された運命に対し自分の自由意思で対決、葛藤するお話なんだと思うんですが、
意志が先かプランが先かというあたりが大そう曖昧で…まさか観客に丸投げ?(汗
更に彼女エリスの意志が疑問。エリスからノリスに対する強いアプローチが全くない。
視点の問題なのか、単に彼女は待つ女だったのか。その割りにしっかりダンサー仲間と婚約までしていましたが。
ノリスはメディアに出る立場の人なので探して捕まえる事はその気になればできそうですけど。
ラストでは絶愛状態の二人でしたが、その心理は理解不能でした。
ああ、シンプルなDick様の原作は面白いのに…(合掌)