Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

ある交差点内の白線のはなし

2018-03-14 23:48:22 | つぶやき

 伊那市の国道153号線に「西町」という信号機のある交差点がある。天竜川右岸側の町の中から、天竜川左岸側へ抜けていく車がよく利用する交差点で、国道の方が交通量が多いことは言うまでもないが、この交差点を市街地から天竜川の左岸側へ突き抜けていく車も多い。市街地から交差点に入る道には右折レーンがあるが、逆方向である天竜川の橋から交差点に入る道には右折レーンはない。

 実はこの交差点のすぐ北側に市街地から国道に入る斜方向の道がある。わたしはこの道を利用してこの「西町」交差点に入り、左折して橋を渡ることが頻繁にある。なぜかと言えば、天竜川左岸側へ行くにはこのルートが早いからだ。左岸側に行く際によく利用するということは、逆に左岸側から市街地に入る際にも多用したいところだが、先ほども記したように、橋から交差点に入るいわゆる橋上の道には右折レーンがないため、また国道と交差する側の「青」信号がそれほど長くないために、場合によっては信号待ちしていても1度の信号待ちで通過できないケースがよくあるために、逆方向の利用はそれほどしない。簡単に言えば、けして「早くない」というイメージがインプットされているために、自然と敬遠してしまう。

 この交差点に橋上から入る車の多くは直進するのだが、右折する車も少なくない。右折レーンがないと信号待ちしていた車が進まないために、1度の信号待ちでは通過できなくなってしまう、というわけだ。よくあるパターンだ。とりわけ先頭で信号待ちしている車が「右折」をしようとすると、しばらく車は進むことはない。市街地側からの直進車が多いと、場合によっては「青」になっても数台しか通過できずに「赤」になってしまうこともよくある。交差点内をGoogleの上空からの写真で見ても解るように、あまりよそでは見ない白線が引いてある。ようは右折しようとする車のために引かれた白線だとすぐ解るわけだが、この枠を意識して通過する車はほとんどいないのではないのだろうか。こうした白線、記憶にはほとんどないが、ほかにもないわけではない。たとえば「こんなところにはなくても良いだろう」と思うような飯島町本郷の国道153号線バイパス与田切川橋南側交差点にも引かれている。国道の本線側に右折しようとする車を誘導するように引かれているのだが、この場合交差点が広すぎるために引かれているのだろう。「西町」の場合は、橋上から交差点に入る車にのみ示されたもの。ようは右折しようとする車が、直進車の通過を待つ際、白線に示された場所まで車を前進させることで、後ろにつけた車が右折しようとしている車の左側を通過できるというわけだ。もちろん複数台右折車が続いていると無理だが、1台なら十分左側を通過していくことができる。

 先日も珍しく橋上からこの交差点に入った際、信号待ちしていた先頭車が右折しようとしていて、ほとんど前進せず、橋上で直進車が通り過ぎるのを待っていたため、「青」のうちに通過できたのはたった3台。4台目で待っていたわたしは、もう一度「青」を待つことに(大変迷惑なはなし)。こんなこともあるため、この交差点に橋上から入る場合、市街地側からの直進車が多く並んでいると、あえて右折することなく、直進して市街地に入るように、わたしは心がけている。ようはなるべく渋滞が起きないようにという配慮である。とはいえ、先日の2度待ちの際は「先頭」だったこともあり、交差点内にある誘導ラインまで進んで右折しようとしたら(この赤い車の位置で右折しようとして待っていたら、後続車は進めないグーグルマップを動かしてみると解るが、この赤い車、右折指示を点滅させているから、まさにこういう待ち方をしていると迷惑なのだ。がけっこうそういう車が多い)、後続車はしっかりとわたしの横を通過していた。前述したように後続車も右折指示を示しているような時は少し考えたりするが、小さなわたしの配慮は自己満足かもしれないが、常にそういうことを考えて交差点に入るようにしている。もちろん右折待ちの際に、あまり車を傾けないことも、対向車への配慮である。


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