これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

消費税法案採択で民主党の“分裂”状態の隙をつき台湾の巡視船尖閣侵犯、ロシアは小型船を拿捕

2012-06-26 | 安全保障

民主57人が反対=小沢氏離党示唆、党分裂へ―野田政権弱体化、増税法案が衆院通過
                   時事通信 6月26日(火)15時38分配信
 野田佳彦首相が「政治生命を懸ける」とした消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案は26日午後の衆院本会議で与党と自民、公明両党などの賛成多数で可決、参院に送付された。しかし、民主党からは消費増税法案の採決で、小沢一郎元代表や鳩山由紀夫元首相ら57人が反対票を投じ、欠席、棄権も含めれば70人を超える大量造反が出た。小沢氏は採決後、近く離党する意向を示唆。民主党は事実上分裂し、野田政権が一段と弱体化するのは必至だ。
 首相は衆院通過を受け、同日夕に首相官邸で記者会見し、「大きな改革の第一歩を踏み出せたことは大きな意義がある。何としてもこの国会中に成立させる決意だ」と述べ、9月8日までの今国会中の成立に全力を挙げる考えを表明した。造反者の処分については「党内の所定のルールにのっとって、厳正に対応をしたい」と述べた。
 一方、小沢氏は採決後、自らを支持する衆院議員約40人、参院議員約10人と会合を開き、今後の行動について協議。この後、「消費増税が強行されたことで、最善の策を取る可能性は非常に小さくなった。近いうちにどうするか決断しなければならない」と記者団に語った。

 消費増税法案に反対した議員のうち、仮に54人が離党すれば民主党は衆院でも半数を割り込み、政権は窮地に陥る。今後、小沢氏が離党し新党を結成した場合、同調者の規模が焦点となる。ただ、鳩山氏らは離党は否定しており、小沢氏に追従する意向を固めている議員は40数人とみられる。 

政治が紛糾すれば敵性国家が隙を衝く
 消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案を巡って民主党は分裂状態、全省庁の大臣、副大臣及び政務官も民主党内の紛糾や与野党の駆け引き翻弄され、“職責を放棄”したような状況に陥っている。常に危機管理に万全を期さねばならないにもかかわらず与野党は駆け引きに明け暮れ、民主党内は”学級崩壊”となり、国民の関心も国会の混乱にひきつけられている。

 敵性国家は、その隙を衝いて蠢動する。日本国内のごたごたを嘲笑するかのごとく6月14日、中国の駆逐艦が大隈海峡を通過した。6月26日午後、費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案を採決している時間帯に、台湾の巡視船が尖閣諸島の領海を侵犯した。
 北ではロシアが同じ時間帯である6月26日午後1時40分頃、北方領土・国後島付近の海域で日本人乗り組みの小型船を拿捕した。ロシアも領土問題では神経質になっている。来月4日にはドベージェフ首相が、北方領土・択捉島を訪問する。
 中露など敵性国家は、実効支配に向けた環境作りや実効支配の強化のため日本の露呈する危機管理の“空白”を放っておくことはない。

中国 駆逐艦など大隈海峡を通過
        
     2012年6月15日 金曜日 読売新聞朝刊37面
 中国の艦艇は大隈海峡という日本の陸地に最も近い海峡を通過し日本を侮蔑し海軍力を誇示した。事における制海権の行方を日本の世論に悟らせるべく、この海域を度々通過し、それを常態化しつつある

台湾の巡視船、尖閣沖の日本領海内を航行
        NHKニュース6月26日 20時1分
 26日午後、沖縄県の尖閣諸島沖の日本の領海内を台湾の巡視船1隻が航行しているのを第11管区海上保安本部が確認しました。巡視船は、およそ30分後に領海を出ましたが、午後6時現在、日本の排他的経済水域を航行していて、海上保安本部が監視を続けています。

 26日午後3時すぎ、沖縄県の尖閣諸島の大正島の西北西、およそ21キロの日本の領海を台湾の船1隻が航行しているのを警戒に当たっていた第11海上保安本部の航空機が見つけました。海上保安本部によりますと、この船は台湾の海上警備組織、台湾海岸巡防署の巡視船「巡護六號」で、海上保安本部が無線で警告したところ、およそ30分後に領海を出たということです。
 巡視船は午後6時現在、日本の排他的経済水域を航行しているということで、海上保安本部の巡視船が監視を続けています。海上保安本部によりますと、台湾の海上警備の巡視船が日本の領海内に侵入するのは、平成20年以来、4年ぶりだということです。


 26日午後3時10分頃、尖閣諸島・大正島の西北西約21キロの日本領海内で、台湾の海岸巡防署(海上保安庁に相当)の巡視船「巡護六號」が航行しているのを 海上保安庁の航空機が確認した。退去するよう警告すると、同船は「現場を離れる」と答え、約20分後に領海外へ出た。同庁によると、台湾の公船が日本の領海内に入ったのは2008年6月以来。前回は巡視船が反日活動家の民間船に伴走する形で尖閣諸島・魚釣島沖に侵入した。

 中国、台湾は”両岸一体”で対日工作は手分けして行っている。今年は日中国交正常化40周年である。中国は恐れられる龍のイメージを隠しパンダのイメージでソフトを演出する。中国指導部が交代するまでは、尖閣諸島への艦船による侵犯は台湾が担当るのだろう。

  首相が意向、年内の訪露
          
     2012年6月23日 土曜日 読売新聞朝刊4面 

露は北方領土の4島一括返還に応じない
  露首相、択捉島訪問で機先を制す
 

             
    2012年6月25日 月曜日 読売新聞朝刊2面
 メドベージェフ首相が来月4日、北方領土・択捉島を訪問する。イシャエフ極東発展担当相のほかゴボルン地域発展相が同行する予定で、ソコロフ運輸相の同行も検討中という。今月18日に野田首相とロシアのプーチン大統領が首脳会談で合意した領土交渉の「再活性化」や、双方の外交当局に指示するとした「静かな環境の下での実質的な議論」の前に機先を制した。国後・択捉は返さないとのシグナルを送り日本を牽制した。

造反は責任感の欠如の表れ、外交を“溶融”させる
 消費税増税法案の衆院採決で民主党議員57人が反対した。増税反対と言えば国民受けはいい。民主党が政権とって以来、迷走の挙句たどり着いた3党合意による採決に反対した者は、マニヘストへ回帰せよと言うが、いまさらそのようなことが出来るのか。57人の造反という数字は、与党の政権運営や政府提出法案にいろいろ影響を与える。与党でありながら法案の採決段階でこれだけの造反者が出るのは、その責任感の欠如の表れである。
 内政が混乱すれば外交の足を引っ張る。造反議員は、核サミットやG20における日本外交の存在感の無さを演出させ、国の危機管理を粗相させるなど外交を“溶融”させ、国益を損なっている。造反議員は、これが分かっていない。


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