船舶検査法廃案、北朝鮮崩壊に備える各国と対称的な日本

　北朝鮮貨物検査特別措置法案は７月１４日夕の衆院本会議で、与党などの賛成多数で可決した。民主党など野党側は首相問責決議の可決を受け、すべての国会審議に応じない方針で、同法案は解散により廃案になる見通しだ。国連で北朝鮮制裁を強く働きかけた日本が船舶検査法もなく、何もしないでは世界の恥さらしだ。「生活第一」は分かるが、北朝鮮のミサイルや核の脅威を最も受けるのは日本であるにもかかわらず、国政の場で安全保障が話題にならないことに外国はあきれているだろう。北朝鮮の崩壊や有事に備えて各国は真剣に対応しているが、それと対蹠的なのが日本とは情けない限りだ。 . . . 本文を読む