もとは『だいじなことはみんなアメリカの小学校に教わった/脱OL見習い先生日記』という本で、それが文庫化されたもののようです。(ココ・マッカリーナと言うのは子どもたちにつけられたニックネーム。「京子=キョウコ」が「ココ」になり、「中島」が「マカジナ」「マッカジーナ」「マッカリーナ」になった)
非常に面白く読めました。中島京子さんって?・・・と思ったら、なるほど、直木賞作家の方でした。この本は賞をとられるずっと前に書かれたものですが。
雑誌編集のお仕事をされていた著者が、「日米教師交換プログラム」でアメリカ・シアトルの小学校へ赴任。日本文化を紹介しながらの1年間の日々が綴られた本です。
一番面白かったのが、
「子ども達にはウソとホントの区別をきちんと伝える」
というエピソード。
日本の昔話を教えていると、担任の先生が「これはつくり話です」と繰り返すのだそうです。子どもたちが現実とフィクションを混同しないように。
中島さんの解説によれば、
------引用
「学校」というのは、社会生活を営む上でのあらゆるルールを学ばせる場所だ。だから現実と想像の世界をくっきりと区別させることは「学校」のもつ重要な役割のひとつであるという認識があるのだろう。
------引用終わり
中島さんは、このように、おとぎ話まで「うその話です」と説明することに違和感を感じられたようですが、なるほどなぁと思いました。
で、ときどきお邪魔するHanakoさんのブログ
「海外のポジティブ子育て」 に、ちょうど
「嘘と冗談の境目」 という記事がアップされていまして、これを読んだら「なるほど!」と思ったのです。
日本では大人が子どもにウソを言ってからかうということがあるけれど、そのことによって問題が生じるとのこと。子どもが大人の言うことを信用しなくなってしまう、という問題です。
Hanakoさんは
「特に、海外に比べると日本の方が子供が「嘘」に触れる機会が多くあるように思います。」
と書かれていまして、私も「なるほど」と思う一方で、大いに反省!
子どもと一緒に「作り話だよ」と認識した上で楽しむことはいいけれど、子どもを騙すようなことは決して言うまいと思ったのでした。
よその国の話を知ると、自分の常識が覆されることがあって面白いっす^^
-------------------------------------------
↓これ、めっちゃ面白かったのでしばらくリンク張ります。私が感想書くまでもなく、amazonでいろんな方が感想を書かれているので、紹介だけのほうがよさそうです。
必読!!
↓参加しています。よろしくお願いいたします。
にほんブログ村
<script<br>
src="http://ax3.itgear.jp/trk201001/1/ax.js"></script><noscript></noscript>