ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

26-24 もし、このシーンが「ミュージカル」か「オペラ」だったらどう表現されるか

2023年03月12日 | 第26話 婿になった修道士


 これがミュージカルだとしたら、
舞台が暗転してハリソンさんだけにライトが当たり、
♪「クレール、君は何も悪く無いのに!
何故謝るんだ!この男に?!」

―と拳を握りしめるポーズに情感たっぷりで
歌い出す事でしょう。

 前古典派(バッハやヘンデルが属する「バロック時代」と
モーツァルトやハイドンが属する「古典派時代」
を繋ぐ時代の音楽、1760年代はこれに当たる)
のオペラだとしたら、
クレール(メアリー)とエクトル(イーゼット)の
セリフはクラヴサン(ハープシコード/チェンバロ)
伴奏で喋るように歌うレチスタティーヴォでのお流し。

 その後、若い男女の二重唱の所々に
ハリソンさんがツッコミを入れる

みたいに歌うのが続くか、
ハリソンさんがカストラートカウンターテナーで
独唱するかでしょう。
一応主役なんで。

 当時のオペラはシーザー役や
シャルル大帝に仕える勇者の役だって、
主役なら男性ソプラノで歌われてたんよ!

 しかし、エクトルはん、
あんだけ周りを切り付けまくってたのに、
クレールさんには…わんこなんかいな?!

🌱 続きは明日で26話最終回。