路傍奇術者達の讃歌 -Admiration song for street magician-

ストリートマジシャンの活動日記

奇術をより楽しむためには

2011年03月09日 | 実演レポ
JAXさんコメントありがとうございます。
スコッチ&ソーダで自分が使っているのはハーフダラーとメキシコのセンタボ銅貨です。
フレンチドロップさんで取り扱っています。

最近スコッチ&ソーダを演じています。付属のDVDの基本的なな手順どおりに。
もちろんお客さんは喜んでくれます。お客さんの手の中で現象が起こるのですから、その驚きやいかばかりか。
でもちっとも面白くない。ぜんぜん楽しくない。その手順に自分の意思がほとんどない。
これじゃただの商品紹介だ。この道具ってすごいだろっていう。

もちろんギミックが悪いわけでなくて自分が悪い。基本的な手順に満足できないなら、
発展的な手順にすればいいだけの話。さてどうしようか・・・

基本的な手順というのは

1・・・銀貨と銅貨を観客に片手で握ってもらう
2・・・銅貨と思う方を手の中を見ずに右手に、銀貨と思う方を手の中を見ずに左手に握ってもらう
3・・・手を開くとあら不思議、銅貨が別の銀貨に変わってます

というもの。大分省略しましたが。いい手順だと思います。手順に無駄がなく現象がはっきりしています。

この手順を自分の好みの手順にするためには
現象が直線的な点(トゥーストレートというかトゥーパーフェクトというか・・・ゴニョゴニョ)と
不思議が起きているのが銅貨だけ(最初に銀貨を握らせる意味がよくわからない
あとなんで銅貨が別の銀貨に変わったのか理由がほしい)という点を変える必要があります。

さて改悪するか・・・


でも手順に自分の何かを反映させるのは大切なことだと思う。もちろんオリジナルには敬意を払いつつ。
練習量でもいいし、ストーリーでもいいし、よりテクニカルにしてもいいしより簡易にしてもいい。
そうするとその手順がいとおしくなる。演じるのが面白くなるし、楽しくなる。
それが自分が奇術をより楽しむために少し大事にしていることだったりする。


こんな手順はどうかな、
あんな手順はどうかしら、
スコッチ&ソーダ飲ましてくださいなどのご意見、ご質問、誹謗、中傷等がありましたら、なんらかの方法で連絡ください。

トランプの白鳥


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