理性の傲慢について、構造主義 構造主義② という記事で書きました。
構造主義とは、ヒトが置かれている現実、環境、構造が、その思考を決めるという考えです。
自己啓発書で言われるように思考が現実化するという一理もありますが、それ以上に圧倒的に
現実が思考を作っていて、私達の考えは、置かれている環境によって作られています。
理性でコントロールできているというのは実際とかけ離れた思い込みで、傲慢だと思います。
自分が理性で動いていると思っていて、頻繁に自分でそう言っているその人こそが、
猛烈な感情に突き動かされて行動していて容易に暴走すると感じた経験や
カルト状態 暴走の振り子運動 振り子的な動きは危険の表れ
知性と中身の分裂 リスペクトの強要
抑圧は時限爆弾状態を生む。
自分を中立だとか公平だとか客観的にとか臆面もなく言える人ほど、特定の思想やどの側に立つ
という無意識のバイアスが全開になっていると感じた経験や、自分のことを「学者として」とか
「専門家として」と連呼する人ほど、著しく知性・教養に欠けており、自分がそれとは
違うとアピールしている大衆そのものだとも感じた経験があります。
今の日本に生きていて、能力（ある物差しで測る限定的な能力）で人の価値を測る考えを
わずかも内在させていない人はいないでしょう。 内なる植松
そういう社会でずっと生きてきたのだから。
でも、そういう社会を変えようと太郎ちゃんや木村英子さんと船後靖彦さんたちが
しています。もちろん、かれらが今政治家として目立っているけれどそういう運動を
ずっと現場で地道にしてきた人達がいます。インクルーシブ教育運動など。
その時に、自分の中にある、能力で人の価値を判断する潜在意識は急には消えないから、
それと一緒に ということになると思います。太郎ちゃんは、「自制して」と言われました。
【動画生中継】れいわ新選組 記者会見 大西つねき氏の処分について 2020年7月16日
とても正直で嘘がない。でも自制というと体育会系っぽくて、
もっとふさわしい言葉はないでしょうか。 間 をおくみたいな感じです。
（関連：「ハートウォーミング」の擬装 ）
自分の中の、内なるそういうのを、無理やりないことに決め込むのではなくて
それがあると認めて 一緒に戸惑いながらやっていくしかないのかも知れない。
それは遠回りかというと、一番最適な近い道だと思います。
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自分の中のそういう意識をないことに決め込んで偽装するのが一番遠い道で、
ずっと同じ場所にいるままだと思います。自分と他者に対して嘘を硬直的に決め込んで、
標語を何度SPEAKしても、抑圧された意識は暴発し露呈することを繰り返し、
別の意識に移行することはないと思います。
実際に、号令を何百回SPEAKしても、立派な文章にしたためても、壇上で論じても、
意識は逆方向に乖離している様を目の当たりにして、偽装は何も変えないことを知りました。
もっと言えばその意識を維持するだけでなく、より強めるという感想さえ持ちました。
偽装で塗り固めている「運動家」が、そこら辺のノンポリの俗人以上に、
変えようと叫んでいる意識そのものに強烈に囚われていました。 天然の社会運動家 流れを変える
何万回題目をSPEAKしても、雄弁に論じても、自分自身について蓋を閉めたままそれを
やるなら、意識はなにも変わらないし、抑圧したものは水面下でより強烈になっていました。
Pretenders speak LOUD.
意識を変える近道②に続く
（関連：内なる植松 障害者による障害者への侮辱 差別そのものの否定 流れを変える 誰をも差別させない努力）