ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

信教の自由

2022-06-23 | 社会・政治のこと

集落の神社で毎年7月に「淀」という神事があり、集落に住む男児(小中学生)が行います。

その神道儀式に際して「燈明銭」を集落中の家から貰いに行く役目もかれらがします。

私はかつて燈明銭を出すのを断った事があります。子どもがいない時。

我が家は浄土真宗のお寺の門徒ですが、神道は好かないので。思想や宗教の自由があって、

例えばクリスチャンだと当然断るでしょう。でも貰いに来る子どもは、当然のように

自動的に徴収しに来るんです。大人が悪い。ちゃんと教えないから。

 

私の子どもも毎年参加しないといけなくて(断ってもいいのですが)、

今年も一緒に燈明銭を貰いに集落の持ち場を回りました。

言い方はきちんと教えました。

”今晩は。7月○日にある「淀」の燈明銭●●●円を、できれば、お願いします。”


その家庭が決める自由があると教えました。当然のように徴収するのは間違ってる。

私が見守る中、息子はちゃんと言いました。できれば って。

すると 出た人達は クスっと笑って「はいはい、ちょっと待ってね」と言って

持って来ました。思想信条はそれぞれだから断ってもいいのですが、全戸、払われました。

冷えた缶コーラを子どもにくださったり、1000円渡してお釣りを出すと「お小遣い」と

言ってくださったり。

 

うちの集落に、とても謎めいた美人な独身女性がいます。昔からとても綺麗で、

今は50代後半だけどやはり綺麗で、おばちゃんという感じではない。

だけどっていうか、前見た時よりもより一層綺麗でした。歳は重ねていて白髪も増えていて。

あまりの美しさにドキー!!っとしました。

その人のお家にも行き、燈明銭を貰えるか 子どもが訊くと 彼女もクスっと微笑んで

「はい、少々お待ちください」と洗練された言い方で言ってお金を取りに行きました。

その女性も、神道儀式の燈明銭を、子どもに、当たり前のように徴収させるのはおかしいと

思っていたのではないかと思いました。断ってもいいのですが、出してくださいました。

そして「●●さん(私の母)によろしくね」と言って家に戻られました。

 

 


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