ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

誰をも差別させない努力

2020-04-06 | 構造の中の差別意識

(関連:差別そのものの否定   流れを変える )


差別される立場にいる人達(例えば女性、障害者、シングルマザー、在日韓国人など)が、

差別されない人間になろうと努力して、そう成って差別者たちを見返す。 

例えば、高額納税者とか、容姿端麗とか、著しい業績とか、優秀な成績とか、前人未到の記録達成とか。

 

そうする時には、別の差別が採用される。

Aという価値基準の中で自分は差別される立場であるが

Bという価値基準の中で自分は上を行っている

このような、別の差別の乗りこなしによって、差別される状況からの脱出がなされる。

低額納税者や 「業績」とかない人や 「優秀」でない人の立場はより一層、すみに追いやられてしまう。

差別対象という立場を自分以外の人に回し合っている。いじめと同じ。


元シングルマザーで世の中の辛酸をなめた女性が、社長に成って、講演で

「私は今やたくさん稼いで、高額の税金を納めている。金儲け上等。ここからの眺めはいい。」と

逆転人生を語るのを見て、稼いでいなければ虐げられることを肯定するメッセージをうけとった。

 

自分は差別されない努力ではなくて 誰をも差別させない全体的な努力でなければ

差別は温存、強化され、連鎖する。

 

     

 

はみ出し者 社会の鼻つまみ者として世界に表現活動をする詩人やロックバンドが

「劣等生で十分だ」「はみ出し者でかまわない」「生まれたからには生きてやる」と言っても、かれらの様々な

能力やセンスは常人を遥かに超えたもので、本当は劣等生などではないことは、多くの人が感じることである。

どんなに歪めても顔もいいし… それで、なんの「能力」もない人達はどうなるのかという疑問がのこる。

 

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社会的スティグマ
とは、一般と異なるとされる事から差別や偏見の対象として使われる属性、及びにそれに伴う負のイメージの事を指す。社会的スティグマは特定の文化、人種、ジェンダー、知能、健康、障害者、社会階級、また生活様式などと関連する事が多い。

 

スティグマとは何か? 健康さえ脅かすネガティブなレッテル :東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野准教授の熊谷晋一郎さん

 

 



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