今日は校外実習で国際展示場の東京ビックサイトにきています。
機械製造業をターゲットとした展示会が3つ同時開催されておりひとつの入場パスですべての会場を見ることができます。
この中でもっとも華やかな雰囲気だったのはCAD/CAMやバーチャルリアリティーのブースで各社とも派手なディスプレイとコンパニオンさんが競っていました。
一方、機械要素や加工技術のコーナーでは多くが中小企業の出品ということもあり一見地味な印象を受けますが、じっくりと落ち着いて見ることができます。
金属を削れば切り屑(キリコ)がでる。切削加工では避けて通れない当り前の話です。でも、どんなキリコを出すかは、材質、刃先形状、切削条件(主軸回転数・送り速度・切り込み量)などで大きく変わってきます。
それが、作業能率に大きく影響してくるのです。最悪なのは材料や刃物に絡みつくように発生するキリコ。きれいに仕上げた材料表面を傷つけるばかりでなく、固まったキリコが吹っ飛んできてとても危険です。
理想はマカロニほどの長さでブチブチと切れてくれることです。そのため刃先にチップブレーカーという溝状の段差をつけて、強制的にカールさせ周期的な長さで切断するのです。
写真は切り込み(ap)を変えたときのキリコの形状をサンプルしたものです。
回転数と送りは一定で行いました。この実験では1.5~2.0ミリの切込みで理想的なキリコが発生しているようです。
それが、作業能率に大きく影響してくるのです。最悪なのは材料や刃物に絡みつくように発生するキリコ。きれいに仕上げた材料表面を傷つけるばかりでなく、固まったキリコが吹っ飛んできてとても危険です。
理想はマカロニほどの長さでブチブチと切れてくれることです。そのため刃先にチップブレーカーという溝状の段差をつけて、強制的にカールさせ周期的な長さで切断するのです。
写真は切り込み(ap)を変えたときのキリコの形状をサンプルしたものです。
回転数と送りは一定で行いました。この実験では1.5~2.0ミリの切込みで理想的なキリコが発生しているようです。
機械要素の授業でベアリングの話になりましたが、
1年生のクラスで知っていたのは、わずかに2人だけ・・。
こりゃマズイということで、実習場に転がっていた?
ベアリングをワイヤーカットでぶった切ってみることに。
内輪、外輪、鋼球、リテーナー・・・。
しかしベアリングって、どうやって組み付けるんだろう。
見れば見るほど不思議です。
ご存知の方、ぜひ教えてください。
1年生のクラスで知っていたのは、わずかに2人だけ・・。
こりゃマズイということで、実習場に転がっていた?
ベアリングをワイヤーカットでぶった切ってみることに。
内輪、外輪、鋼球、リテーナー・・・。
しかしベアリングって、どうやって組み付けるんだろう。
見れば見るほど不思議です。
ご存知の方、ぜひ教えてください。
今日は県民の日で訓練生はお休みです。その代わりに体験入校ということで、当校に高校三年生が15名参加してくれました。
生産技術科には2名の男子生徒が来てくれました。CADの練習後、自分の表札を作ることに挑戦です。数値データーにして入力を行い、ワイヤーカットによる切抜きと、マシニングセンターでのエンドミルによる彫刻作品です。写真のものは、修了生がマシニングセンターで製作した科の名札です。
ものつくりを目指す若者が多く入校してくれることを期待したいです。ものつくりの達成感を体験してもらうためにも、近いうちに再度体験入校を行う予定です。
生産技術科には2名の男子生徒が来てくれました。CADの練習後、自分の表札を作ることに挑戦です。数値データーにして入力を行い、ワイヤーカットによる切抜きと、マシニングセンターでのエンドミルによる彫刻作品です。写真のものは、修了生がマシニングセンターで製作した科の名札です。
ものつくりを目指す若者が多く入校してくれることを期待したいです。ものつくりの達成感を体験してもらうためにも、近いうちに再度体験入校を行う予定です。
加工精度について
生産技術科の2年生がスターリングエンジンとメリーゴーランドの製作を設計から機械加工、組み立てにトライしてます。そこで、お邪魔虫をしたときのお話をします。
訓練生の図面を見ると、必要のない箇所に表面性状の数値が細かく指示されています。なぜ?訓練では、材料の購入価格に対しては理解できても、彼らが手を掛けた工数が価格に跳ね返るという意識が訓練ということで理解されていないようです。世の中の製品は、人が手を掛けた工数、つまり手間暇掛けて加工に掛けた時間数で価格が決まります。言い換えると、材料の価格は僅かでも付加価値を生むために手がけた時間で価格が高くも安くもなります。したがって、必要ない箇所は加工の手間を掛けないのが原則です。
図面を見てどのような寸法の材料を使用し、加工面をできる限り少なくし、加工精度も、必要以上に上げないことです。それが安くて、良い製品を、速く生産できる条件にもなります。
生産技術科の2年生がスターリングエンジンとメリーゴーランドの製作を設計から機械加工、組み立てにトライしてます。そこで、お邪魔虫をしたときのお話をします。
訓練生の図面を見ると、必要のない箇所に表面性状の数値が細かく指示されています。なぜ?訓練では、材料の購入価格に対しては理解できても、彼らが手を掛けた工数が価格に跳ね返るという意識が訓練ということで理解されていないようです。世の中の製品は、人が手を掛けた工数、つまり手間暇掛けて加工に掛けた時間数で価格が決まります。言い換えると、材料の価格は僅かでも付加価値を生むために手がけた時間で価格が高くも安くもなります。したがって、必要ない箇所は加工の手間を掛けないのが原則です。
図面を見てどのような寸法の材料を使用し、加工面をできる限り少なくし、加工精度も、必要以上に上げないことです。それが安くて、良い製品を、速く生産できる条件にもなります。
今回は、テーパピンを使い2つの部品の位置決めと固定するための方法について実習しました。左からセンタドリル、径の違う3種類のドリル、タップハンドル、テーパリーマ、テーパピン、そして固定用の部品(修了生が卒業試験の練習で作った製品です。はめあい部品で都合がいいためこれを使いました。)
バイスに固定し、センタドリル、ドリルの順に下穴を開けていきます。厚さが60ミリのため、下穴径が1本だと、リーマの負荷が大きいため、3種類のドリルで段の下穴形状にしています。最初はドリルを折りやすいので注意が必要です。
ハンドリーマで油をたっぷりとかけながら注意深くテーパ形状にしていきます。
ピンを入れ、頭の出っ張りが1~2ミリになるまで、テーパを広げていきます。
最後、ハンマーでたたき圧入して完成です。