生産技術科の一日

設計・製図・加工・制御・・・メカニカルエンジニア達の記録。現在名・・・メカニカルエンジニア科

テーパピンによる固定と位置決め

2006年06月01日 | Weblog

今回は、テーパピンを使い2つの部品の位置決めと固定するための方法について実習しました。左からセンタドリル、径の違う3種類のドリル、タップハンドル、テーパリーマ、テーパピン、そして固定用の部品(修了生が卒業試験の練習で作った製品です。はめあい部品で都合がいいためこれを使いました。)
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バイスに固定し、センタドリル、ドリルの順に下穴を開けていきます。厚さが60ミリのため、下穴径が1本だと、リーマの負荷が大きいため、3種類のドリルで段の下穴形状にしています。最初はドリルを折りやすいので注意が必要です。
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ハンドリーマで油をたっぷりとかけながら注意深くテーパ形状にしていきます。
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ピンを入れ、頭の出っ張りが1~2ミリになるまで、テーパを広げていきます。
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最後、ハンマーでたたき圧入して完成です。
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