修了を目前にして、総まとめの課題である技能照査の実技課題に取り組んでいます。
何度かの練習で加工手順や寸法出しのコツを確認し本試験にのぞみます。先週までの時点で3人が終えていますが、採点して気づくのはそれぞれの性格がでることです。
標準作業時間5時間に対し、やたら早いものの寸法精度にバラツキがあったり、逆に精度は良いのに時間がオーバーしていたり・・・。
時間と精度、そして安全をバランスさせることが必要です。
by生産技術科
技能照査の実技課題ではさまざまな測定器を使います。
ノギスやマイクロメータが直接寸法値を読み取れるのに対して、ダイヤルゲージやシリンダゲージは基準物(ゲージ)との比較で寸法を読み取ります。このため、前者を直接測定器、後者を比較測定器とよびます。
今回はシリンダゲージのセッティングについて説明します。
シリンダゲージは、穴の内径を測るための測定器です。外径に比べ内径測定は難しく測定誤差を起こしやすくなりますが、シリンダゲージを使えば比較的簡単に測ることができますが、事前のゲージ合わせが必要になります。
それではマイクロメータを基準にした合わせ方を説明します。
まず、計りたい内径にマイクロメータを合わせます。そこに、シリンダゲージの測定子をあて、ダイヤルの針が最も右(時計回り)にふれる位置を見つけます。ここでダイヤルのリングをまわし0目盛りを合わせてやります。
以上で基準寸法合わせは終わりです。あとは同じ要領で測定子を穴に入れ最も右にふれる位置で寸法を読み取ります。ゼロ点に対し右がマイナス、左がプラス領域です。穴の内径は通常プラス公差なのでわずかに左にふれる位置に仕上げてやります。 by生産技術科
先週から総仕上げの技能照査実技課題に取り組んでいます。
加工中に使う測定器はスケール、ノギス、マイクロメータ(3種)、シリンダゲージ(2種)、ダイヤルゲージで、 百分台の公差が数箇所あるため、各測定器類とも事前の調整が必要になります。
写真のマイクロメータは基線とスリーブのゼロが2目盛りずれた状態で、ゼロ点調整をしなければなりません。調整法は2種類あり、ズレが1目盛り以下の時は裏側の穴にカギスパナをかけシリンダを回転しスリーブの0目盛りに合わせてやります。
ズレが大きいときは、ラチェットストップを緩めスピンドルからスリーブを抜き取り
位置を合わせて元どおりに組みつけます。
スピンドルとスリーブはテーパで接合しているため抜くときにコツがいります。衝撃を与えすぎてマイクロを壊さないように注意することが必要です。
次回はシリンダゲージについてのお話です。 by生産技術科
今日久しぶりにびっくりする出来事がひとつ。
インターネットで調べ物をしている最中、同業のネタ探しをしようとGoogleの検索窓から”生産技術科”と打ち込んだところ、なんと200万件中のトップにわがブログがあるではないですか。一瞬わが目を疑い、もう一度やりなおしてもやっぱりトップの一等賞。
Googleといえば、先日の某NHKスペシャルで放送された”グーグル革命の衝撃”。 まさに衝撃的な内容でした。googleの最高経営責任者いわく、世界中のすべての情報を集める。情報を制するものは世界を征するのでしょうか。
どんな理屈でこのブログがトップにランクされたのかは知る由もありませんが、気分も上々の一日でした。