先週から総仕上げの技能照査実技課題に取り組んでいます。
加工中に使う測定器はスケール、ノギス、マイクロメータ(3種)、シリンダゲージ(2種)、ダイヤルゲージで、 百分台の公差が数箇所あるため、各測定器類とも事前の調整が必要になります。
写真のマイクロメータは基線とスリーブのゼロが2目盛りずれた状態で、ゼロ点調整をしなければなりません。調整法は2種類あり、ズレが1目盛り以下の時は裏側の穴にカギスパナをかけシリンダを回転しスリーブの0目盛りに合わせてやります。
ズレが大きいときは、ラチェットストップを緩めスピンドルからスリーブを抜き取り
位置を合わせて元どおりに組みつけます。
スピンドルとスリーブはテーパで接合しているため抜くときにコツがいります。衝撃を与えすぎてマイクロを壊さないように注意することが必要です。
次回はシリンダゲージについてのお話です。 by生産技術科
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