
ジュテームスープ・拒食症のウサギ・母の結婚。素敵なエピソード。
出てくる料理のおいそうなこと。
映画にもなるのだそうです。
連続テレビドラマで各話にエピソードをいれながら、各話の伏線を最終回にまとめる。
そんなドラマを見ながら育った世代の作者でしょうか。
エピソードをいつくか思いつき、それに母に馴染めぬ娘の変化の縦糸を絡め、
さらにその縦糸を結べるように、いくつかのエピソードを足していった。
設定の無理や展開の不自然さは、この長さでまとめるために構成中にできた。
そんな本です。
ストーリーや表現の機微を楽しみたい人にはちょっとお勧め出来ませんが、
この本を短編、エッセイと読むことが出来る人ならば楽しめる部分はあると思います。