男物御召袷（自家用）酒しみ しみ抜き・仕上げ 正絹素材

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

正月休みも終わり三年ぶりの新年会に着物を着て出席しました。

一次会は食べこぼしが付かない様にナプキンを胸元に当てて、前にはハンカチを

当てて食事をして、着物を汚さず安心していました。3年ぶりの新年会だったので

二次会に誘われて、居酒屋で誤って日本酒を掛けられてしまいましたが

自分でしみ抜きが出来るので、何も困りません。

男物御召袷

ベージュ色の西陣の御召で、20年前に仕立てました。

男物御召袷上前　お酒しみ

20年前は、両親も健在で私自身も洗い張りや湯通しに携わっていなかったので、

御召を仕立てる時に湯通しを行わずに湯のしで仕立てた為にお酒が付いた場所の

生地の糊気が溶けて輪じみが発生しました。湯通しをして生地の糊気を除去していると

この様な現象は起こらない為に改めて我が身を持って湯通しの大切さを実感しました。

20年前の自分を叱りたいです。

男物御召袷下前　お酒しみ

読者の方はなぜ撥水加工をするとお酒も弾いてしみにならないではないか言う疑問を

お持ちになられると思います。撥水加工はお酒を弾きますが、完全ではありませんし

撥水加工の着物や洋服のしみは数えきれないほどしみ抜きをしています。撥水加工は

静電気を帯びやすくて、汚れを引き付けやすい欠点がありますし、自分でしみ抜きを

できるので、撥水加工はしませんでしたので、しみ抜きをします。

男物御召袷　しみ抜き後

男物御召袷下前　しみ抜き後

綺麗に落ちました。

糊気を落とす為に近いうちに洗い張りを行おうと思います。

男物御召袷　仕上がり後

仕上げをしてきれいな状態で保管します。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926　FAX011-811-7126

営業時間　9：00～18：00

休日　日曜・祝日

メール　mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ　http://328senpo.sakura.ne.jp

ブログランキングに参加しています！

皆様の応援がとても励みになりますよろしくお願いいたします。

こちらをポチッポチッと押して下さい。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓