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創業107年 きものお手入れと洋服のメンテナンス店 一級染色補正技能士の仕事事例と日常生活 

小紋袷 洗い張り 正絹素材

2015年12月15日 | 着物(洗い張り)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

呉服屋さんから小紋袷2枚の依頼です。

お母様の着物を娘さんの寸法に仕立て替えの為の洗い張りです。

小紋袷 花瓶柄 洗い張り前 Before

小紋袷 花柄 洗い張り前 Before

小紋袷 花瓶柄 解き作業

いつも解きながら思うのは仕立て屋さんが長時間掛けて縫うので、

解くのもそれなりに時間が掛かります。要は解けにくい様に止めが入っています。

小紋袷 花瓶柄 解き上がり

今回も穴が開かずにほっとしています。

小紋袷 花柄 解き中

こちらの小紋は、角ヘラは使用して印を付けていました。

印は角ヘラ、焼コテ、しつけ糸による切りび付け、チャコの方がいます。

年配の方で老眼で見えづらい方でボールペンを使用している方もいらしゃいますが

これはやめていただきたいです。

画像はありませんが、ロックミシンによる端縫い後、アイロン掛け

その後洗いの工程に入ります。

二枚共生地カサカサでした。

洗い機械湯のしを行い生地に張りをもたせます。

小紋袷 花柄 湯のし仕上げ後

洗いで古い糊が落ち仕上げ剤で張りとしなやかになり絹の素晴らしい風合いの生地に蘇ります。

もししみや汚れが残った場合はしみ抜きや洗い直しになります。

仕上げで悪い所があれば蒸気アイロンで修正します。

小紋袷 花柄 洗い張り仕上げ後

一枚の着物が、表地、胴裏、八掛(裾廻し)にまります。

小紋袷 花柄 洗い張り仕上げ後

バラバラにならない様に木綿糸で止めます。

この時に針の刺さり具合で仕立て屋さんの縫いやすさを感じます。

中には固く、針の通りづらい物も有ります。

小紋袷 花柄 洗い張り仕上げ後

小紋も娘さんの寸法に仕立て替えして着られて行く幸せな着物達です。

価値が分からず捨てられ着物もあります。

先人達の知恵の結集の着物文化を守って行きたいですね。

 

着物の洗い張りは、

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時

休日 日曜 祝日

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