花と蛇２

今日は「花と蛇２　パリ／静子」の記者会見に行ってまいりました。出席者は、監督の石井隆さんと主演の杉本彩さんだったんですけど、杉本さんの細さとお美しさに、見事にノックアウト。だって、杉本さん胸元がセクシーすぎる衣装で登場しちゃってくれるし、もうクラクラっす

映画の内容は、前にもちらっと書きましたがR-18指定の官能作。でもまぁ、ＳＭの技がオンパレード状態だった１と較べると、ちゃんと映画になってたような気がします。だって１は、ストーリーとか関係なくえげつない描写ばっかりで、なんて言うんでしょうか、実験作って言っちゃってもいいくらいぶっ飛んでましたからね、あれ以上の作品はもう出来んでしょ、ってな感じだったし。

それを証明するように、監督さんも「１の時は自分の殻を破るものを目指していた。でも今回は自分がこれまで培ってきたラブストーリーの要素を前面に出した」みたいなこともおっしゃってたので、なるほどな、と。まぁ、どっちかと言うとラブストーリーよりバイオレンスものが多い監督さんなので、純粋な恋愛物語ではないですけどね。

それに対して杉本さんは、「常に自分しか出来ないもの、自分しか表現出来ないものを見せていきたい。大人のための成熟した、毒のある世界観を」と堂々たるもの。いやぁ、でもその言葉の通り、この“花蛇”の世界はあなたしか出来ないっすよ、って心の中で突っ込んでる僕がいました。

しかし、あらためて思い返してみると、１よりはおとなしくなったとは言え、変な映画だったなぁ、としみじみ思う今日この頃。だって、ムチで叩かれたら痛いじゃないっすか、気持ち良い訳ないじゃないっすか。う～ん、やっぱノーマルな僕には理解出来ない世界だ。

まぁでも、普通に生活してる人は絶対見ることのない世界が堪能出来ると思うので、日常に退屈してる人は劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。ＳＭの魅力にハマってしまっても、僕は責任とれませんが。