としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

マツリノオワリ

2005年09月27日 | Weblog
またもや更新が滞っておりますが、世間的な3連休は休むことも出来ず、ヘロヘロになっていたのでご容赦下さい。朝晩はめっきり涼しくなって、Tシャツだとちょっと寒いくらいになったから、暑さにめっぽう弱い僕にとっては嬉しい限りなんですが、まさに貧乏暇なしなこの生活。体力的にも精神的にも、ちょっとだけ疲れちゃったりしておりますです。

んなこたぁどうでもいいんですが、やっと終わりましたねぇ、地球博。前にも書いた通り、思いっきり否定派な僕だったりするんですが、何はともあれ、テロとか起きずに無事終わってくれて良かったと思ってたりもします。まぁ、悪口を言い出せばキリがないので書きませんが、とにかくね、無事が何よりっすよ。

でも、ひとつだけ言わせてもらうと、「入場者が2200万人を越える。国民の5人に1人が行ったことに」なんてことをニュースでチラチラ見たんですけど、それだけは違うやろ、と。

確かにたくさん全国から来たっていうのは事実かもしれないけど、そのほとんどが地元民でしょ。それに、修学旅行や社会見学っていう名目で、来たくもないのに無理矢理行った学生さんたちとかもいたと思うし。それより何より、会場周辺の人たちですよ。毎日行って皆勤賞でした! なんて言ってるおばちゃんがニュースで取り上げられてたのを見たんですが、これがすべてを象徴してんなぁ、と思った次第です。

全期間入場券(何度でも入場可能なチケット)持った小学生や中学生が夏休みに入り、暇を持てあまして会場へ。

・朝一で入り、ご飯を食べに一回出て、
・すぐまた再入場して、一通り回って疲れたから昼寝しに戻って、
・起きたら会場へまた再入場。今度は晩ご飯を食べに一回帰り、
・食べた後に散歩がてらに再入場。

これで入場者は1人なのに4人が入場したことになる。夏休み中はもちろん、2学期に入ってからも学校休んでそんなことをしてたお子ちゃまたちを、僕は少なくとも7人は知ってたりします。

それに、お子ちゃまたち以上に暇を持て余してる会場近隣の主婦の方や、おじいちゃん、おばあちゃんなどなどが何度も何度も入場した結果だと思うんですが、どうなんでしょう? ニュースの映像とか見ても、会場にいるのは子供かおっさんおばさん、おじいちゃんおばあちゃん。そう、若者はあんまりいなさそうなんすよね。実際に行った人の本当の数って、よく見積もっても、半分の1000万人くらいなんじゃないかなぁ。

もちろん、それだけじゃ2200万っていう数字には届かないかもしれないけど、マスコミの報道が「万博はこんなに凄いよ!」的な報道ばかりなので、ちょっと文句をつけたくなっちゃったりした僕。すいません、根性曲がってる阿呆なんで許してやって下さいませ。

と、書いてるとこんなニュースが。

愛知万博 閉幕から一夜、リニモはガラガラ 前途多難?

お祭りが終わって、好景気って言われてたこの地域がどうなっていくのか。黒字が出たとか報道されてたけど、そのほとんどが天下りした官僚さんたちなどのオエライサンの懐に入るだけだろうし、いろんな意味で、これからが見物ですな

真夜中のタモさん

2005年09月21日 | Weblog
連休もあっと言う間に終了。今日の朝は、ほんとに会社行くのが苦痛でしょうがなかったです。まぁ、連休って言っても土曜は仕事してたし、いつもと変わんないんですが、なんか気持ち的にねぇ…。やっぱ、ちょっと違うじゃないっすか、3連休!とか言うと。もっとも、だから何をしたって訳でもないので、どっちでも良いんですが。

そんな中、こないだ注文していたRD-H1が到着しました。東芝製の、いわゆるHDDレコーダーって奴で、250Gの大容量、お値段たったの31990 円!ってネットで話題になってたので、思わずポチっとな♪としちゃったのでした。

何を隠そう、これが初のデジタルレコーダーで、今まで僕の部屋にあるのは、ずっとフナイのテレビデオ。ビデオテープを入れっぱなしにして、撮って見ちゃ消し、また撮って見て、っていう感じの繰り返し。ビデオテープ変えればいいんですけど、なんか面倒臭くて、ずっと使ってたから画像は粗々、再生中にガーガー異音を発したりするなど、限界寸前だったりしたんです。

前からずっとDVDレコーダーとか買おうかなぁ、と思ってたんですけど、何がネックって、値段が高い! 万年貧乏性の僕は、それでず~っと手を出せなかったりしたんですが、そこにこの低価格。機能とかスペックとか、あんまりよく見ないまま、購入ボタンをクリックしちゃってました。

で、さっそく仕事から帰ってきてからセッティングしてみたんですが、なんかねぇ、もう浦島太郎状態とでも言うんでしょうか、なんて楽チンなんだ、と。画像は綺麗だし、巻き戻しとか一発で出来ちゃうし。これまで画像は粗々だったし、巻き戻すために時間をかけてたことを考えると、なんで早く買わなかったんだ、と後悔の嵐状態だったりしておりますです。まぁ、AVマニアの人から見たら、全部今時当たり前のことだとは思うんですけどね。

DVDに保存出来ない、っていう弱点があるらしいんですが、テレビ番組を永遠久存しようと思わない僕にとっては、そんな機能はいらないし、万が一、残したいっていう番組が出てきてもパソコンと繋げられるらしいので、そこでDVD-Rに焼けばよし。もっとも、まだ説明書もちゃんと読んでないので、どうLANに繋げるかとかはチンプンカンプンだったりもするんですが、分からなければ、テレビデオのビデオ部分で録画すれば良いし。何はともあれ、これでたくさん番組撮って、見倒してやろうと画策中だったりする僕なのでした。毎日、意味なく普段なら仕事で絶対見られない「笑っていいとも」を撮って、毎日、夜中にタモさん見るのもいいなぁ。

…と、ここまで書いてきてふと気付いたんですが、たくさん撮るのは良いけど、それをいつ見るんだろう? たくさんテレビ番組見てる時間があったら、このブログも毎日更新出来るし、見ないまま溜まってる映画のDVDも見なきゃいけないし。それに、なによりそんな時間があったらパズーと遊んでたいし…。

うう、ひょっとして今回の買い物も失敗なのか?

あほあほメール2

2005年09月16日 | Weblog
今日は取材ダブルヘッダー。11月公開の「カーテンコール」という作品の佐々部清監督と、「蝉しぐれ」っていう作品の黒土三男監督にお会いしてきましたです。

2つの取材の間隔が30分くらいしかなく、それぞれ場所も自転車で30分くらいかかる程度離れてて、佐々部監督の取材が終わってすぐ思いっきりダッシュ。ひーこら言いながら自転車を走らせ、なんとか黒土監督の取材現場まで時間通り辿りつけました。

取材の模様は、また気が向いたら書くとして、それよりも何よりも、暑くなかったんすよ!

いつもなら、思いっきり自転車を走らせたら汗だくになって取材どころじゃないんですが、日差しは暑いものの、風が変わったっていうんでしょうか、なんか秋の雰囲気が感じられたんです。もうね、別に何か得したっていう訳でもないんですけど、それだけで嬉しいと思える自分が可愛くもあり、哀しくもあり…。なかなか複雑な感じでございますです。

で、2つの取材を終えて会社へ戻ってメールチェックすると、あほあほメールが着いておりました。前にも一度、紹介しましたが、今日に至るまで一向に止まることなく、今日も今日とて、こんなメールが来ていたんです。

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この度、あなた様を女性会員にセリをさせて頂きました。
その結果、美沙子さんが94万円であなた様を落札致しましたので
ご連絡する運びとなりました。
あなた様はVIP会員(無料にて近隣女性にプロフ紹介)とさせて頂き、
無料ポイント進呈致します。会員画面にてご確認下さい。

【美沙子さんよりメッセージ】
今連絡取れますか?出来れば今連絡先交換お願いしたいんです。
写メ今撮ったばかりのあるから見て見て欲しいし、エッチもしたい☆

※お受け取りはあなた様の意思確認後、
落札額の50%【47万円】を美沙子さんよりお受け取りください。

※指名女性に返事を出す事を条件にあなた様のポイントを
【永久無制限】とさせて頂きます。

※落札内容及び、落札金のお受け取りはこちら
http://www.*****************************

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…知らないうちに僕がセリに出されていて、値段は94万円になったみたいです

なんかねぇ、いつも以上に突っ込みどころ満載でございますです。いくらなんでもこんなのじゃ、ひっかかる奴いねぇだろ、とは思いつつも、騙される奴がいるから、飽きもせずに送ってんだろうなぁ。

っつう訳で、結論。

日本って、ほんと平和なんだなぁ、と実感した1日でした

Mr.&Mrs. スミス

2005年09月15日 | Weblog
公開は少し先になっちゃうんですが、12月公開の「Mr.&Mrs.スミス」っていう映画を見てまいりました。ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーという2大スター共演の大作なので、ご存じの方は多いとは思うし、期待してる人も多いとは思うんですけど、正直、僕は「スターの個性に頼った、普通の映画ちゃうん?」なんてことを思っていたんです。

が、いざフタを開けてみると、なかなかどうして、めっちゃ楽しい! いや、楽しいっていうか、面白いっていうか、いわゆる普通のスター映画っていうだけではない面白さを感じました。

話的には、ブラピとアンジェリーナという美男美女が出会い、お互いに殺し屋をしているっていうことを隠して結婚。倦怠期を迎えちゃうほど平和に暮らしていたふたりだったんですが、ひょんなことから互いの素性を知ってしまい、お互いの命を狙うことになってしまう、っていうストーリー。史上最強のド派手な夫婦喧嘩が展開されるっていう感じっす。

いや、そう書くと平凡なドタバタコメディっていう感じがするかもしれないですが、そこはさすがブラピとアンジェリーナ。伊達に高いギャラ取ってないってなもんで、ふたりの騙し騙されの掛け合いが良いんです。ベタベタになり過ぎず、もちろんカッコよさも崩さず。ふたりとも凄腕の殺し屋っていう設定なので、動きも会話も、素敵すぎるほどカッコいいんすよ。

特にアンジェリーナ・ジョリー。「トゥームレイダー」の時よりも更に凄いアクションを見せてくれてるんですが、もうね、クライマックスに向けて“ジョリー姐さん”って僕は心の中で呼ばせてもらってましたよ。立ち振る舞いといい、セクシーさといい、またまた女かよ、とお思いでしょうが、良いもんは良いんだから仕方ないってなもんです。たぶん、男だけじゃなく、っていうか、逆に女性の方が惚れちゃうっていう感じかもしれないっすね。

しかし、嘘か本当か知らないけど、ブラピはこの作品でジョリー姐さんと出会ったことで、ジェニファー・アニストンっていう可愛らしい奥さんと別れることになったんすよね。まぁ、この映画の宣伝のために作られたゴシップなんだろうけど、それにしたってジェニファーとジョリー姐さんって、まったく正反対の女性。もし本当だとしたらブラピさん、一貫性なさ過ぎだな


っつう訳で、結構楽しめちゃった僕がいたんですが、こないだの「四月の雪」といい、今回のコレといい、やっぱ、映画は期待しないで見るのが良いんだっていうことをあらためて感じたりしてる今日この頃。みなさんも、期待しないで是非、劇場へ!

四月の雪

2005年09月13日 | Weblog
選挙のことに関しては、まだまだ言いたいことは山ほどあったりするんですが、まぁ、終わっちまったもんは仕方ないっすね。いつまでもウダウダ言ってても仕方ないので、気持ちを切り替えて行こうと思いますです。

で、今日も今日とて試写へ行ってまいりました。映画は、近頃テレビのCMでもやたらとやってるらしいですが、今週末に公開される話題のヨン様主演作「四月の雪」です。正直、「けっ、またペかよ、もういいよ」と思って見に行った訳なんですが、これが意外に良かったりしてびっくり。まったく期待していなかったからっていうのもあるとは思うんですけど、しっかりしてて驚いちゃってる僕がいたりしました。

物語をかいつまんで書くと、ヨン様演じる主人公の奥さんが、交通事故で意識不明になるんですが、事故車の中には、彼女と一緒に不倫相手が乗ってた訳です。もちろん、その男も重傷で意識不明になっており、入院先の病院で男の妻とヨン様が遭遇。いけないとは知りつつも、徐々に惹かれあっていくってな感じ。

そう、ちとややこしいかもしれませんが、要するに不倫もの。お互い、相手に裏切られた男女が禁断の恋に落ちてしまい、どうしようもない愛に身を焦がすってな物語です。

これまで、いわゆる不倫ものは、生理的にまったく受け付けない僕でした。なんで奥さんとか恋人以外の人を好きになるかなぁ、と常々思ってて、まったくと言っていいほど、感情移入も出来なければ、その気持ちを分かろうとも思わなかったんです。だって、自分がされたら嫌じゃないっすか。ガキの頃から、ずっと「自分がされて嫌なことは、人にしちゃいかん」っておふくろにどつかれながら育ってきた僕としては、マジで許せない行為だった訳です。

なので、前に一度ここでも書きましたが、伊藤美咲さん主演の「海猫」っていう映画を見た時も、怒り以外の感情はまったく感じることが出来なくて、あきれ果てるばかりだったし。

が、ことこの「四月の雪」に関しては、その辺の言い訳というか、不倫するに至るまでの過程がちゃんと描かれてたなぁ、と思ったりした僕なのでした。

奥さんに裏切られて深く傷つくんだけど、文句を言うべき奥さんは意識不明で入院してて言えないまま。そこに同じく旦那に裏切られ、同じ気持ちをもった綺麗な女性がいれば、仕返しっていう意味でも、しちゃうのは仕方ないのかもしれんなぁ、なんて思ったんです。まぁ、その後にも映画はウダウダと続いていく訳ですが、その辺はちょっとしつこいなぁ、と思ったりもしたんですけどね。

あと、ヨン様、結構ちゃんと演技してんじゃん、って、偉そうな言い方だけど、思っちゃったんすよね。「冬のソナタ」も全部ではないけど見たし、「スキャンダル」も見たんですが、なんか冴えない普通の兄ちゃんだろっていう感想しかなかったんです。だけど今回は、心の揺れ動く様とか、しっかり演じてて、今更って感じがしないでもないですが、見直してしまう僕がいたのです。監督も「八月のクリスマス」などのホ・ジノだったからなのか、安心して見ていられる画づくりだったし。

そんなこんなで結構、楽しんだりしたのは事実なんですが、いかんせん、今日の試写会は一般のお客さんも入ってる試写会で、会場内のほぼ半数以上は、おばさま方。上映中もぺちゃくちゃお喋りしたり、ヨン様が裸になるシーンで「はぁ~」っていうため息ついたりと、もうやりたい放題の無法地帯。何が最悪って、僕の隣にお座りになったおばちゃまは、おもむろに風呂敷を広げだし、何すんだ? と思ってたら、おにぎり出してモグモグクチャクチャ、めっちゃ音を立てながら食いだすもんだから、気になる気になる。タクアンなのか何なのか、漬け物チックな匂いがぷ~んと漂ってくるし、正直、映画どころじゃなかったりもしたんです。

あ、ひょっとして映画が面白かったのは、映画の内容が良かったんじゃなくて、小泉マジックならぬ、おばちゃまマジックにやられちゃったせいなのか?

C SHOWEAST C BLUE STORM,Ltd.

国民のIQ

2005年09月11日 | Weblog
試写会だの何だのあって、心身共にボロボロになったりしており、少々、更新が滞っておりますが、なんとか生きております。

で、選挙です。もちろん、今日は投票行ってまいりました。で、結果は自民圧勝。

言いたいことは山ほどあるんですが、こんなとこにいくら書いたところで所詮、遠吠えでしかないので、詳しく書くことはやめときますが、なんかねぇ、なんともねぇ…。

ある歌手の歌に“国民のIQの低さに賭けよう”っていう歌詞があるんだけど、今回の結果を見て、それをふと思い出しました。

どっかのセレブなマドンナ候補とか、ホ○エモンとか、知名度だけで政策も糞も何もない候補者を“役者”として乱立させて「郵政民営化って素晴らしいでしょ!」って叫ぶ小泉劇場に、IQが低いかどうかは知らないけど、国民のみなさんはのせられちゃったのかなぁ。小泉さんが「IQが低い国民でよかったよ」って言って笑ってる姿が浮かんでしょうがないです。

自民党ぶっ壊すと公約した。そして郵政民営化も公約したから貫き通す、ってCMで言ってるけど、靖国に毎年必ず8月15日に行くって公約してましたよね? 全然、行ってないっすよね? 自分に都合が悪いことは無かったことにしちゃうんすか? IQの低い国民は、もう忘れてるからいいだろ、ってなもんすか?

そして、自民圧勝で年金問題やサラリーマン増税などの身近な問題から、中国との外交問題や北朝鮮の拉致問題、イラク問題などワールドワイドな問題まで、郵政問題以外は先送りにされちゃうっていう、結局はこれまでと何も変わらないのに、選挙にかかった何千億円っていう国家予算(もちろん税金)だけが使われてしまったというこの現実。

そして、今日は奇しくも9月11日。同時多発テロの問題も、まったくと言っていいほど問題は解決されていないのに、日本では風化しそうになってしまっているという、この現実。

この国は、いったい何処へ行こうとしてるんだろう…。

おすわり?

2005年09月05日 | Weblog
分かりづらいですが、アイス食ってる僕の腿の上で“おすわり”しております。いつもはちゃんと普通のおすわり出来るんだけど、よっぽど欲しかったのか、慌てておすわりしたら、こんなんになっちまいました。

それにしても、時間は同じ長さで流れてる、なんて嘘ですね。この週末、あっという間に過ぎ去っちゃいました

あぁ、早く来週末になんねぇかなぁ

ともだち

2005年09月04日 | Weblog
1週間ぶりに会ったパズーは、新しく来た友達と並んでガム食ってました。映画に出てくる犬も可愛いけど、ぬいぐるみの犬も可愛いけど、やっぱ本物にはかなわないっすね。あくまで、僕的には、ですが。親バカですいません

うぅ、このまま時間止まらんかなぁ

いぬのえいが

2005年09月03日 | Weblog
毎回、毎回、書いてるような気がするんですが、なんか9月に入ってから暑さの度合いがヒートアップしてるような気がするのは僕だけなんでしょうか? 残暑っていう奴なんだろうけど、もうね、身も心もトロトロっす。だからって訳でもないんですが、今日は試写もなかったので少し早めに帰宅して、こないだ買ってきた「いぬのえいが」のDVDを見ておりました。

犬好きな僕としては見たくて見たくて仕方なかったんだけど、試写にも行けず、公開後もなかなかタイミングが合わずに見られなくて、はっと気が付けば劇場公開も終了してしまっていたのでした。なので、まさしく待望の!って感じだったんです。

内容は、と言えば、すでに見てご存じの方も多いとは思いますが、犬にまつわる物語がオムニバス形式で綴られるもの。アニメがあったり、ミュージカルがあったり、コミカルだったりシリアスだったりと、文字通りバラエティに富んだ犬物語が展開されていくっていうものです。

まさに、犬好きにはたまんない作品っすね、これ。最初のミュージカルのところとか、合間、合間に挟まれるアニメとかは、正直いらんのちゃうん?っていう感じだったけど、見ているうちに、どんどん引き込まれていく僕がいました。なかでも、バウリンガルの開発秘話が語られる田中要次さん主演のパートは最高! 普段、あんまり映画を見て爆笑することってめったにないんだけど、思わず大声で笑っちゃったし。

そうかと思えば、中村獅童さんが軸になってるポチのエピソードは、もう反則だろ、これってなくらい涙もの。ポチが一生懸命ボールをくわえて走ってる姿に、マジ泣きしそうになってる僕なのでした。このパート、犬童一心監督の演出なんですよね。「タッチ」見た時はあ~あ、って感じだったけど、こちらは犬童節炸裂でなかなか良かったです。

そして何と言っても、宮崎あおいさん主演の最終パート。もうね、ここまで来ると反則どころか、無効試合っすよ、こんなんあかんっすよ。普段、映画を見て泣くことなんてない僕なんですが(「火垂るの墓」以外では泣いたことなかったです)、こんなん見せられたら号泣っすよ。

中三の冬に僕が拾ってきて、その後、ずっと実家で飼ってたコロっていう名前の犬がいるんですけど、5年前に死んじゃった時のことが鮮明に蘇ってきちゃったんです。老衰っていう感じで、最後は家族揃って看取ったんですけど、温ったかかった体が徐々に冷たくなっていった時のことは今でも忘れられないんです。10年以上、一緒にいて、もう家族同然って感じだったから、凄く辛かったんすよ。それがね、思いっきりフラッシュバックしてきちゃって、もうね、たまらんかったっす。

まぁ、でも見終わった後、冷静になってふっと思ったんですけど、犬がとくに好きじゃない人から見れば、普通のオムニバス作品なんでしょうね、これ。バウリンガルの話とかはそれでも面白いんだろうけど、最後のパートなんて、犬飼ったことがない人が見たって、ふ~ん、っていう感じだろうし。

でもねぇ、犬飼ってる人は見るべきだと思うなぁ、凄く楽しめると思いますよ。まぁ、僕にそんなこと言われなくても、犬好きならとっくに見てるとは思いますが

この胸いっぱいの愛を

2005年09月02日 | Weblog
昨日までは、夜になると涼しくなってて「やったぁぁぁ!」と心の中で一人ガッツポーズをしてた僕なんですが、今日はなんかめっちゃ暑くて、自転車で信号待ちしてるだけで汗がだくだく状態。なんなんだよぉ、いい加減にしてくれよぉ、と弱音を吐きつつも、なんとか試写室に辿りついて10月8日(土)から公開予定の「この胸いっぱいの愛を」を見てまいりました。

何年か前にSMAPの草剛と竹内結子主演で公開されてヒットした「黄泉がえり」の監督さんたちが再び集まって作ったっていう作品で、キャッチコピーとしてテレビCMとかでもバンバン言われてる通り、未来からの“黄泉がえり”っていう感じの作品でした。

あんまり書くとネタばれになってしまうので書きませんが、内容に関しては、正直、うむむむ…と唸ってしまう感じ。「黄泉がえり」が当たったもんだから同じように作ろうと思ったんでしょうけど、いくらなんでもそりゃないだろ的な展開が多々あって、感動するどころか、どん引きになってしまってる僕がいたのです。

そうなんすよね、多分、製作サイドとしては、感動して泣いてもらおうと思ってるんだろうけど、天の邪鬼な僕は、そうゆうところが見えちゃうと一気に冷めちゃうんすよ。感動的な場面になると、すかさず入ってくる「泣け~、泣け~」って言ってるかの如き音楽然り、俳優さんたちのこれでもかの過剰演技然り、僕的には全部が裏目、裏目に出てしまったっていう感じでした。クライマックスの展開も、強引っていうか、なんか凄かったし。

ちなみに主役は伊藤英明さんとミムラさんなんですが、このキャスティングも僕的には…。伊藤さんもミムラさんも、どっちかと言えば好きな俳優さんなんですけどね。特にミムラさん、「着信アリ2」の時もそうだったんだけど、キャラが違うんじゃないかなぁ、と思うんだけど、僕だけなんでしょうか。

見てなかったんですけど、テレビのデビュー作「ビギナー」ではタイトル通り、ビギナーな爽やかさんを演じてたらしいじゃないですか。僕の中ではまさに、そんなイメージなんですよ。でも映画になると、「着信アリ2」の時の絶叫しっぱなしの女の子や、今回の余命幾ばくもない薄幸な女性っていう役。それって、全然反対だと思うんです。何も、そんな真反対な役柄にチャレンジしなくても、等身大な役柄をこなしていって、実力を培っていけばいいのにもったいないなぁ、なんて、好きな女優さんだけに、偉そうなことを思ってしまいました。

でも、あらためて思い返すと「黄泉がえり」の時も、これってそんなに感動的かぁ?と思ってた僕。それでも、あれだけヒットしちゃったし、今回も大人気になるかもしれないっすね。

たぶん、僕の映画を見る感性って、かなり普通の人たちと違うような気がするし、僕の映画の感想ほど、当てにならないものはないかもしれない…