としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

なにげに

2008年10月29日 | 日々
……更新してみたりして。

いや、生きてますよ、
まだまだ、
しぶとく生きとります。
毎日、辛いことばかりで
死にたい、って思うこともあるけど、
まだまだ、なんとか生きてますともさ

というか、1年ほど放置してるのに
久しぶりにチェックしてみたら、
毎日、アクセス数があるっていうのが謎なんですが。
更新されるのを楽しみにしてる人なんて
いないと思うんだけど。

っつうワケで、また気が向いたら更新予定。
でも、予定は未定で、未定は予定で……。

あけおめ

2008年01月24日 | 日々
何を今更、って感じですが、あけまして、おめでとうございます。たぶん、今年も長い間隔があいてばかりの更新になってしまうと思いますが、どうか長い目で見ててやって下さいませ。

で、何故、またこんなに更新の間隔があいてしまったかと言うと、年末の前倒し進行やら、その糞忙しい時に限って、という感じの試写会3連発運営やら何やらで、こんなにあいてしまったのでした。忙しいとは言いつつ、書く時間くらいは正直、あったりはしたんですけど、心に余裕がないって言うんでしょうか、書く気にならんかった、というのが最大の理由だったりします。

まぁ、所詮、ブログ。好きな時に更新すればいいんだし、無理矢理、更新したってつまんないだけだと思うんだ! ……と、なかば逆切れ気味なことも思ったりしないことも事実だったりするんですが、なにはともあれ、長い目でよろしくお願いします。

しかし、心をなくす、と書いて、忙しい。いかんなぁ、とは思いつつも、周囲の人に不機嫌な対応をしてしまったり、テンパってパニックになったりと、己の修行不足をまざまざと認識したここ数ヶ月。今年こそは、いかなる時でも余裕を持ったジェントルマンでいたいなぁ、と思う今日、この頃だったりします。

と言う訳で、全然、更新されねぇけど、死んじゃったか? なんてことを思った人はいないと思うし、心配なんて一切、されてないでしょうけど、一応、生きておりますのでご安心くださいませ。

人間だもの その2

2007年10月06日 | 日々
カッコつける訳でもなんでもないけど、基本的に弱い者イジメは嫌いです。野球でも特にどこのチームのファン、ってこともないんですけど、負けてるチームを応援したくなるって感じで、具体的に言うと、こないだ優勝を決めた巨人とかは嫌いな方です。

で、昨日も書きましたが、最近の沢○さんの騒動を見てると、なんか嫌なものを感じてしまうんですよね。なんて言うんでしょうか、今に始まったことじゃないんだけど、寄ってたかって総叩きってのは、いかがなものか、と。マスコミの皆様も、ついこないだまでエ○カ様だの何だの持ち上げてたのに、今は一転、叩きまくり状態。まぁ、マスコミはちょっと前のホリエモンもそうだったし、根っこから腐ってるんでしょうが…。

もう一つ気になるのは、マスコミっていうより、一般大衆って言うんでしょうか、某巨大掲示板に代表されるような、無責任な誹謗中傷。これも今に始まったことじゃないので、何を今更って話なのかしれないけど、ココを見てたら、なんかゾっとしたんです。

匿名なのをいいことに、みんな言いたい放題。中には「氏ね」だの何だの、物騒な書き込みもいっぱい。もし自分が○尻さんの立場で、見ず知らずの人たちにこんなことを言われ続けたら、どうなっちゃうんだろう? と思っちゃったんです。まぁ、幸い僕はそんな器じゃないので余計な心配かもしれないけど、なんかねぇ…。そう思ったり考えたりはするけどさ、わざわざ書き込まなくてもいいじゃん、放っておいてやれよ、わざわざ書き込むのも面倒臭ぇじゃん、って思う僕は間違ってるんでしょうか? まぁ、一方で某巨大掲示板は書き込んだりしないものの、僕もちょくちょく見たりしてるので、お前に言われたくねぇよ、ってことなんでしょうが…。

なにはともあれ、世間ってのは世知辛いんだなぁ、とつくづく思ったりしてるのです。そういえば、今のところ僕の中で今年ベスト1の映画『河童のクゥと夏休み』にも、似たような描写があったなぁ。そう、あんまりヒットはしなかったけど、クゥは良かった。今年どころか、僕の生涯ベスト3のうちに食い込んできそうなくらい良かった。眠いので、その感想などはまた後日…。

人間だもの

2007年10月05日 | 日々
巷では○尻様のことが話題になってますねぇ。幸い(?)僕はまだお会いしたことがないので何とも言えないんですが、これだけの騒動になる以前から、取材したことがある同僚などから「最低だ!」「ムカつく!」「何様なんだ!」などなど、悪い噂を嫌ってほど聞かされていたので、びっくりすることもなく「ふ~ん」ってな感じだったりするんですが。

実際、どうなんでしょうねぇ…。ひょっとしたら、めっちゃ良い娘かもしれないし、ひょっとしたら、噂通りのめっちゃ嫌な奴かもしれないし。こればっかりは、実際に対峙して、話を聞いてみないと分からないっすね。めっちゃ人が良いってイメージを持ってる方でも、実際にお会いしてみたら最悪!ってなことが何度もあるので、報道されてることを鵜呑みにしないクセがついちゃってるんです。あの悪名高い亀○くん一家だって、実際はヒールのキャラを演じてるだけで、カメラが回ってないところでは妙に礼儀正しい、なんて話も聞いたことがあるし。まぁ、それも本当かどうかは分からないんですが…。

でもねぇ、ほんといるんですよ、めっちゃ嫌な人。前にもちょっと書いたことあるので個人名は書きませんが、インタビュー中にやる気なしなし状態で、ちょっとムカついたから「お体の調子、悪いんですか?」って聞いてやったら、沢○さんじゃないけど「別に」と一言。続けざまに「眠たいだけ」とボソっと言いやがるもんだから、めっちゃムカついたことと、周りにいた配給会社やスタッフの方々のヒヤヒヤした表情は、10年近く経った今でも忘れません。その人は当時は凄い人気だったものの、最近は落ちぶれてめっきり見かけないので、ざまぁみろ、って感じですがw まぁ、ひょっとしたら僕の方に落ち度があったかもしれないので、なんとも言えないんですけど、やっぱり芸能人って前に、人としてちゃんとせぇよ、ってことっすよね。

で、○尻さんですが、沢○さんだけが悪いんじゃなく、事務所とか周りの人たちがいかんのじゃないかなぁ、と思う訳です。たぶんですけど、実際問題として、彼女本人も気分屋さんなんでしょう。人間だもの、機嫌が悪い時だってありますよ、やっぱ。でも、中学生じゃないんだから、感情を抑えて振る舞わなきゃいかん時ってある訳です。しかし彼女は、あまりにも事務所とか周囲の人間がチヤモヤするもんだから、私は私で良いんだ!って勘違いをする。で、実際問題として今のように叩かれはじめて、やっと自分がどれだけダメだったかを痛感する、っていう流れだと思うんです。もしくは、一連の騒動のすべてが、事務所の書いた筋書き通りってことかもしれないですが…。

なんか○尻さんを擁護する感じになっちゃってますが、もちろんコレを見たからって訳じゃないですよ、念のため。僕の信条は“女の涙は信じない”ですからw なにはともあれ、『パッチギ!』とか『手紙』とか好きだっただけに、頑張ってほしいとは思う今日、この頃なのでした。

あ、話題の『クローズド・ノート』は、個人的にあの監督さんの作品は苦手で、何を書いても悪口になってしまうと思うので、ここでの紹介はやめておきますね

オカネ

2006年01月31日 | 日々
株のことをいろいろ勉強してたせいか、最近、お金のことが凄く気になったりしてます。お金が欲しいとか、そうゆうことじゃなく、お金って何なんだろう?ってことなんですが。

前にも書いたように、ホリエモンショックの直前まで10万円以上儲かっていて、それで何買おうかなぁ、なんて脳天気に考えていたんですけど、根っからの貧乏性も手伝ってか、結局は何も買えず仕舞い。

ビデオ機能もついてる新しいiPod欲しいけど、もうiPod mini持ってるし、ビデオ機能も会社まで自転車で10分通勤してる僕は、見る機会が少なそうだ。新しいパソコンも欲しいけど、今使ってる奴もなんとか復活して、十分使えてる。新しいゲームも欲しいけど、買ったってやる時間ないだろうし、大画面の液晶テレビも欲しいけど、今あるテレビもまだ全然見れるし、高級料理とか食べたいけど、腹の中に入っちゃえばスーパーの安売りで売ってるものでも同じだし…。

そんなことをグダグダ考えているうちにあの騒動が勃発し、あっという間に水の泡。まさにバブルが弾け、結局は始める前、つまりほぼプラマイ0に戻ってしまった、という訳です。

今、思い返してみると、この数ヶ月間、自分は何をしたかったんだろう?ってことがよく分からなくなったりしてます。欲しいものを買いたいからお金をゲットしようって思ってたんだけど、ゲットしたらしたで、結局は何も買えなかった。何かを買うっていうよりも、正直、もっとお金を増やしたいって思ってたりもしてたし…。そう、プラスをもっと大きくして、もっともっと儲けたいっていう気持ちが大きくなっていたんです。

お金って、本当はそれ自体には何の価値もなくて、言ってしまえばただの紙切れ。欲しいものと交換するための、交換券でしかないんですよね。でも、僕はいつのまにかお金自体に執着を憶えてしまって、本来の意味を忘れてしまっていたような気がするんです。

そんなことをぼんやりと考えながら、連日やってるこの事件に関するニュースを眺めていたんですが、あるジャーナリストがこんなことを言ってました。

「今の個人投資家は、1億稼いだら、今度はそれを2億にしようとする。それが終わったら3億を目指す、と、キリがない。儲ける、と言うより、ゲームで高得点を目指すようなものでしょう」

なるほどなぁ、と、自分のことを照らし合わせて(金額の規模は全然違いますがw)納得しちゃう僕がいました。みんな(自分も含め)本来の目的を忘れて、お金っていうものに振り回されちゃってるんだろうなぁ。文字通り“マネーゲーム”に翻弄されてるって感じでしょうか。

で、僕が本当に欲しいものって何なんだろう?って、あらためて考えてみたんですが、物じゃなく、安心が欲しいなぁ、ってとこに落ち着いたりしてます。根っからの心配性人間なので、仕事が失敗したらどうしよう?とか、病気になったらどうしよう?とか、交通事故にあったらどうしよう?とか、そんなネガティブなことばっか考えちゃうんです。そんな不安がきれいさっぱり無くなっちゃえば、どんなに楽だろう、って思って。そして、そんな不安のない世界で、パズーと一緒にゴロゴロしてる時間。それが今、一番欲しいものだなぁ。でも、それってお金で買えるんかなぁ…?

カッコイイことを言うつもりはないんですが、やっぱりお金は最低限あればいいのかなぁ、と思ったりしてます。万が一、株で儲かったとしても、今度はそれが減っちゃったらどうしよう?っていう不安が常に付きまとうと思うし。現に、たった10万ちょい儲かってただけで、ずっと不安だったしなぁ。そりゃ、無きゃ無いで不安だけど、それなら株なんてギャンブルやってないで、額に汗して働きゃいい。ユニコーンの歌じゃないけど、やっぱ「お金なんかはちょっとでいいのだ!」と思ったりしてるのでした。

とは言え、連日ニュースで「ライドアショックも終わり、日経平均は今日も爆上げ」なんてのを聞くと、急がなきゃ、俺も参戦しなきゃ!って思ったりする学習能力のない馬鹿な僕。う~ん、しばらくは、お金についての思考は止められそうにないっす…

株とギャンブル

2006年01月27日 | 日々
そう、よせばいいのに、始めちゃったんですよね、株。ほら、本屋さんとか行くと「学生だけど1億円稼ぎました!」とか「主婦でも年収3000万!」とか、めっちゃ興味をひくタイトルの本が並んるじゃないですか。ずっと前から、俺も始めなきゃなぁ、ってぼんやり考えていたんですけど、去年の11月くらいから、怖々、始めてみたんです。

最初は何を買えばいいのか全然、要領が分からず、適当に買ったりしてたんですけど、初日にいきなり2万円も上がってびっくり。おいおい、マジかよ、と思いつつ、こりゃ楽勝だな、って調子にのってしまったのでした。

が、その次の日に2千円くらい下がり、その次ぎの日になんと1万円下げ。そして3日後にまた1万円下がり、あっという間にマイナス2千円。これ以上下がったら堪まらん、って思って慌てて売り、撃沈してしまった僕なのでした。が、翌日、株価をチェックしてみると、なんと3万円上昇。何もせずに持っていればプラスになっていた訳で、文字通りの狼狽売りって奴なのでした。

もうそっからは、絶対、取り戻してやるってな勢いでのめり込んでしまい、いろんな銘柄を買い漁っては売り、売っては買って…っていう感じの繰り返し。はっと気が付いた時には、なんとマイナス17万円に! それを取り戻そうと必死になっちゃ負け、それでも引くに引けなくて買って、っていう繰り返し状態。正直、本当に仕事も手につかないくらい落ち込んで、マイナス20万円になったらきっぱりやめようって思いながら、消沈の日々を過ごしていました。

そしてあっという間に年末になり、諦め半分、今年最後の勝負! って意気込んである銘柄を買ったんですが、なんとそれが大化け。あれよあれよと上がっていき、年末から年明けにかけて、正味一週間で30万円以上も爆上げしたんです。もちろんマイナス分はなくなり、逆にプラス13万円に! 有頂天とはこのことだ、ってな具合に喜んでしまう僕なのでした。

と、そこで話が終われば良いんですが、世の中、そうは上手くいきません。もう7万プラスにして、新しいパソコンでも買っちゃおうかなぁ~♪ なんて欲を出したのがいけなかったのか、きつ~い制裁をくらってしまったのでした。

そう、世に言うところの“ライブドアショック”です。魔の1月17日です。もともとホリエモンは大嫌いだったので、ライブドアの株はもちろん買ってなかったんですが、ほとんどの銘柄が連られるように爆下げ。もちろん、僕が持っていた株も直撃を受けてしまったという訳です。

ライブドアとは縁もゆかりもないところなんですが、IT関連っていうことで同じだと思われたのか、パソコンの画面上に表示されるグラフは、一直線に下降。みるみるうちに下がっていくそれを見て、慌てて売っぱらったんですが、時すでに遅し。気が付いてみれば、プラスだった13万円は忽然となくなり、マイナス500円になってしまったのでした。あれから一週間が経ち、少しは落ち着いてきてるんですが、もう怖いから株なんてやるのヤダっていうのが正直なところだったりします。

やってみて分かったんですが、やっぱり株も、パチンコとかと同じギャンブルなんですよね。パチンコはどの台に座るかで勝負が決まるように、株はどの銘柄を買うかで勝負が決まる。前日までに何回大当たりが来たかっていうデータで台を選ぶように、株は株価の推移を示すチャートを見て選ぶ。でも、そのデータに絶対はなくて、最後は運なんですよね。

このサイトで詳しく書かれているように、本来の株っていうのはもっと健全なものだとは思うんですけど、今の市場は、ホリエモンやデイトレーダーって呼ばれる人たちが繰り広げるマネーゲームの場になっちゃってるっていうことは、紛れもない事実。景気の良いタイトルの本を出してらっしゃる方たちは、運が良くて、それに上手く乗っかった人たちなんでしょうね。そう考えると、本当にギャンブルでなんか嫌だなぁ、っていう嫌悪感を憶えてしまうのは僕だけでしょうか。

っていうか、これで儲かる! 的な本出してる人たちって、何が目的なんすかね? 本当にそんなに儲かる方法があるなら、誰にも教えずそれやってればいい訳で、それをわざわざ本にして出すっていうことは、印税が欲しいからなんだろうし、ってことは確実に儲かる方法なんて無ぇんじゃねぇの? って思ったりもするんですが…。

まぁ、何を書いたところで、負け犬の遠吠えでしないんですけどね…。やっぱ、額に汗して働くのが一番。あらためてそんなことを思いつつも、めっちゃ悔しい僕なのでした。

あぁ、ホリエモンさえいなきゃなぁ…

あけおめです

2006年01月25日 | 日々
いやぁ、年も明けましたね~。時間が経つのは、あっという間ですな~。

…と、脳天気に始めてしまいましたが、めっちゃ久しぶりの更新でございます。サボリまくってしまい、本当にすいませんです。

思い返せば、更新を止めてから約3ヶ月。この間、もう本当にいろいろありました。パソコンが絶不調になったり、風でぶっ倒れたり。そしてよせばいいのに、株なんてもんを始めてしまい、今、世を騒がせている“ホリエモンショック”に巻き込まれて呆然としたりと、まさに波瀾万丈とはこうゆうことを言うんだろうってなもんで、翻弄されまくっている僕だったのでした。

まぁ、諸々、徐々に書いていこうとは思うんですが、今日は取り急ぎ、生きてます宣言+更新頑張ります宣言ってことでこの辺で。

まって!

2005年10月20日 | 日々
ねぇ、もうちょっとで更新するから。

あと少しで更新する時間が出来るから。

愛想つかして「もう見にこねぇよ!」って言わないで


・・・阿呆なこと書いとりますが、恥ずかしながら、なんとか生きております
もうまもなくで更新を再開しようと思ってるので、見捨てず、もうしばしお待ち下さい

パズー・オブ・ジョイトイ

2005年09月30日 | 日々
犬って、相手に降伏する時とかにお腹を見せて、「参りました!」って意思表示をするらしいですけど、その反対に、安心しきってると同じようにお腹見せるみたいっすね。

で、パズーも例に漏れず、インリン様に負けずとも劣らないってな感じで、大事なところ丸出しで熟睡しちゃっております。

これ、先週の三連休(休めませんでしたが)の最後の日の夜に撮った写真なんですが、散々暴れ回った後、疲れ果てたのか、もう油断しまくり。軽くイビキまで聞こえてくるっていうんだから、寝るのにも気合い入っております。

…はぁ、早くパズーと遊びてぇ

命の重さ

2005年09月28日 | 日々
昨日の続きって訳でもないんですが、万博最終日、先週の日曜日の昼頃、僕は所用で名古屋駅にいました。いつも以上に人がたくさんいて、僕は仕事してんのに、みんな楽しそうでいいなぁ、なんて卑屈なことを考えながら歩いていたんです。

すると、突然、警察官のみなさんがドドドーってな勢いでやってきて、なんだなんだ?ってなもんで野次馬さんなどが大集合。駅が騒然な雰囲気になってました。

そんな僕も、会社に戻らなきゃいけなかったんですが、何なのか気になってしばらく見てたんです。すると、ほどなくして黒塗りの車が数台到着。そこから小泉さんと皇太子さんらしき人が降りてきて、SPらしい黒いスーツ軍団が取り囲みました。その間、ものの数秒ってところでしょうか、SPに囲まれながらあっという間に駅の中に消え、集まった野次馬さんたちも、あっという間にばらけていったんです。

後から知ったんですが、万博の閉会式に来てたらしいっすね、おふたりさん。お忙しいだろうに、わざわざ名古屋くんだりまでご苦労さんなこった、って思いつつ、僕もその場を立ち去ろうとしたんですが、ある人が視線に入ってきたんです。

アルミ缶がたくさん入ったゴミ袋を2つ、まるでサンタクロースのような格好で持ってるおっさん。そう、いわゆるホームレスな人でした。ボロボロの服を着て、脂ぎって顔にぺたって張り付いた長い髪の毛。無気力っていうんでしょうか、力のない視線を、小泉さん&皇太子さんが入っていた駅の中に投げかけてました。

別に宗教的なことを書くつもりは、これっぽっちもないんですが、小泉さんも皇太子さんも、そしてもちろんホームレスなおっちゃんも、おんなじ人間っすよね? おんなじように母親のお腹で十月十日を過ごして、おんなじように、オギャーって泣きながらこの世に生まれたんすよね? 

でも今は、かたやSPに囲まれてバリバリ守られている。かたや風呂も入れずに、力のない視線を漂わせている。

政治家だった父親を持つ小泉さんと、天皇が父親だった皇太子。おっさんの父親はどうだったんだろう? 同じ命を持った人間なのに、たまたま親が違ったっていうだけで、これだけ違う人間になっちゃったんだろうか? それともホームレスのおっちゃんは、親が違ったっていうことだけじゃなく、生まれた後の努力が足りなかったんだろうか?

総理大臣だろうが天皇だろうが、彼らを守るSPさんだろうが、そしてホームレスのおっさんだろうが、ひとつの命っていう意味では同じはずなのに、この落差は何なんだろう? 命の重さって、みんな同じじゃないんかなぁ?

そして、かたや万博だぁ、お祭りだぁ、って言って喰っちゃ騒いでる国がある。かたや貧困に喘いで、毎日たくさんの子供たちが死んでいく国がある。その貧困の国に生まれた人たちは、そこに生まれたくて生まれたんだろうか? 万博成功万歳!ってただ浮かれてていいんだろうか?


……なんか、どんどん脱線して何書いてるのかよく分からなくなってきましたが、溜まった疲労も手伝ってか、そんなことをぼんやりと考えてしまった日曜の昼下がりでした。

でも、僕の命の重さって、どれくらいなんだろう?