としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

恋空 その2

2007年10月29日 | 映画
ちと更新が滞ってしまいましたが、決して「北の国から」を見てたからではありません 年末に向けてバタバタとしだし、なかなか更新できませんでした、すいませんです。これからも途切れ途切れになっちまうと思いますが、できるだけ更新していこうと思ってますので、よろしくお願いしますです

という訳で、最近は映画もなかなか見れない状況が続いててネタ不足気味なんですが、先日『恋空』の今井夏木監督と、主演の新垣結衣さん、三浦春馬さんにお会いしてきました。記者会見だったんですが、最近、ずっと会社のパソコンの前で唸っていたので、良い気分転換をさせていただきましたです。

作品の方は前に書いた通り、僕的には今ひとつという感じだったので会見に行くのも億劫だったりしたんですが、いざ行ってみると、新垣さんが可愛い過ぎ! やる気のなさが一気に吹き飛び、メロメロになってしまう僕がいました。まぁ、正直言っちゃうと、会見場に入ってきた時は「あれ? そんなに可愛くないんちゃうん?」なんて思ったりもしたんですが、質問に対して言葉を選びながら話している彼女の一生懸命さっていうんでしょうか。その真っ直ぐさに、ハートを打ち抜かれまくり状態だったんです。

そして極めつけは、会見後にあったフォトセッションの時。記者のひとりのカメラの調子が悪かったらしく、フラッシュがつきませんでした。でも時間がなく、配給会社の方が終わりを告げてその記者は大わらわ。そんな光景を見てた新垣さんは「大丈夫ですか?」と記者に声をかけ、写真を撮り直したりしてたんです。当たり前って言えば当たり前なんだけど、礼儀の良さにまたまためっちゃ好印象。ますます惚れ直した僕なのでした。

まぁ、例のエ○カ様の騒動もあったので事務所の指導が行き届いてるだけって話なのかもしれないんですが……。

そしてそして、会見が終わってからフォトセッションの写真を見たんですが、そこでまたびっくり。前述した通り、初見は正直、そこらへんに歩いてるちょっと可愛い女の子っていう感じだったんですけど、写真の中で微笑んでる彼女は、なんていうか光り輝いてるんです。別人とまでは言わないけど、オーラが出てるっていう感じでした。写真を撮られ慣れてるからなのか、それとも本人が持ってる輝きを、カメラがしっかり捉えたからなのかは分からないけど、やっぱ芸能人は違うなぁ、と思わされたりした僕なのでした。

あと、監督さんもお綺麗な方でびっくりしたし、三浦さんも若い割にはしっかりとした受け答えが出来る方で好印象。僕の中で少しだけ作品の評価が上がったりしている今日この頃だったりします。でもなぁ、あのベタベタな展開はちょっとなぁ……

ALWAYS 続・三丁目の夕日 その2

2007年10月19日 | 映画
こないだも紹介した『ALWAYS 続・三丁目の夕日』ですが、先日、山崎貴監督と、主演の吉岡秀隆さん&小雪さんの記者会見に参加してきました。山崎さんは『ジュブナイル』『リターナー』で。小雪さんは『嗤う伊右衛門』でお会いしたことはあったんですが、吉岡さんは今回が初めて。「北の国から」が好きだった僕としては、純くんに会える! と喜び勇んで行って参りましたです。いざ、会見が始まってみると、3人ともなんか良いムード。お互いの印象をお聞きしても絶賛しあってるし、エ○カ様が出席してる会見じゃこうはいかないだろう、っていう感じでした

で、“純くん”吉岡さんですが、なんかあのまんま。物静かな好青年っていうんでしょうか、めっちゃ爽やかさん。茶川っていうよりは、やっぱり純くんの方だったなぁ。ただ、これは小雪さんに言えることなんですが、声が小さくて、ちょっと聞きづらかったりもして、聞き耳を立てるのにちょっと疲れちゃいましたが……。

でも、なんか本当に仲良しそうでした。監督が「このキャストが揃わなきゃ(続編は)やらないって思ってて。だから、みんなに納得してもらえる物語を作るのが大変だった」って苦労話を披露すれば、吉岡さんは「現場ではそんな素振りは微塵も見せない。撮影は楽し過ぎるくらいだったし、本当に天才ですよ」とベタ褒め。小雪さんも「監督は本当に尊敬出来る人」なんてことを言ったりしてたし、このチームワークというか絆というか、一丸になって良い作品を作るっていう意志があったからこそ、あの感動作は生まれたんだろうなぁ、と思ったりしました。

と、なかなか楽しめた会見だった訳ですが、実は今回の会見、僕にとっては重要な意味を持つものだったんです。それは何年か前の『嗤う伊右衛門』の会見での出来事。当時、まだペェペェだった僕は、とっても綺麗な小雪さんに会える! と喜んで会場へ行ったんですが、いざ着いて始まってみると、あまりにもな小雪さんのお綺麗さにノックアウト。まだ芸能人の方にお会いするのに慣れていなかった僕は、彼女が放つオーラに打ちのめされ、考えていた質問がすっかり飛んでしまい真っ白状態。結局、何も聞くことが出来ずに、敗北感を抱きながらスゴスゴと会見場を後にすることしか出来なかったんです。

あれから時が経ち、今度こそ! とリベンジ感覚で臨んだ今回の会見。会場の和やかな雰囲気も手伝ってか、無事、お話を聞くことが出来て、長年のトラウマから解放された僕なのでした。苦節何年、ドラマやCM、映画などで彼女の姿を見る度にあの時の記憶が蘇り、めっちゃ辛かったりもしたんです。これでやっと、ゆっくり眠ることが出来そうです(ちと大袈裟ですが……

そんなこんなで、小1時間という短い間だったんですが、なかなか楽しい会見でした。初めて合った吉岡さんが好印象だったし、近所のゲ○が今、半額セール中だし、「北の国から」を借りて来て最初から見直そうかなぁ、と思っておりますです。このブログの更新が滞ってたら、そのせいだと思って下さい

ブレイブ ワン

2007年10月18日 | 映画
ちょっと前になるんですが、ジョディ・フォスター主演の『ブレイブ ワン』という映画を見ました。突然、愛する夫と子供を殺された女性が、頼りにならない警察の力を借りず、自らの手で復讐する、という作品です。復讐の矛先は、犯人はもちろんなんですが、徐々にエスカレートして街の犯罪者たちへ向けられ……と、ちょっと「DEATH NOTE」入ってるちゃうん? っていうヘビーな内容なんですが、なかなか見応えがある作品でした。内容はもちろんなんですが、ジョディの鬼気迫る表情っていうか、めっちゃ凄みがあったんですよね。さすがオスカー女優だなぁ、と唸ってしまう僕がいたんです。

まぁ、映画自体は正直、もちろん駄作ではないんだけど、傑作でもないかな、という印象。劇中、ジョディ演じる主人公と対になるような正義感を持つ捜査官が出てきて、ふたりがラストに衝撃的(と宣伝では謳ってるけど、ぶっちゃけ、それほど……と思ってしまったのは内緒)な決断を下すんですが、そこから考えさせられることの方が、映画の出来不出来よりも大きかったんです。

そう、この映画の設定を聞けば、みんな連想するかもしれませんが、山口県光市の母子殺害事件今日のニュースでも報じられてましたが、これまで幾度となく報道されてきた裁判所に向かう本村さんの姿が、ジョディに重なって見えて仕方なくて……。

不謹慎かもしれないけど、もはやコントになっちゃってるこの事件の裁判の是非は、勉強不足の僕がここで書いたところで何にもならないので書きませんが、本村さんの心境を考えると、想像を絶するもんがあるんだろうなぁ、と、あらためて思ったりしました。ジョディはその復讐心を抑えられずに突っ走ってしまうけど、本村さんは、それをぐっと押さえ込み、耐え難い屈辱に耐え抜いて踏ん張ってるんだと思うと、言葉になんないよなぁ……。

この事件&裁判に関して、徹底的に詳細を見た訳ではないので間違ってるかもしれんし、前述した通り、是非をどうこう言うつもりは更々ないんですが、やっぱ、弁護団のドラえもんだの何だのっていうのは、酷すぎると思うんですが、どうなんでしょう? 死刑廃止論のためだけに弁護団がこの事件を利用してる、っていうことであってるんかな? 

死刑がOKなのかNGなのかってのは、僕自身、もっと考えなきゃ結論が出ないんですけど、少なくとも、あの弁護団の主張は異常だと思うし、本村さんを苦しめてるだけにしか見えないっす。っていうか、あの弁護団がもはやギャグとしか思えない阿呆なことを言う度に、やっぱ死刑って必要なんじゃん? っていう感じで、死刑廃止論者としては逆効果としか思えないんだけど、どうなんでしょう? あ、実は推進論者で、こうやれば廃止論者をやっつけれる! って思ってるのか?? う~ん、なんか頭が混乱してきたので、この辺にしておきますです

なにはともあれ、もし、自分がその立場になったらどうするか。これまでたくさん映画を見て思ってきたことなんですが、こと『ブレイブ ワン』に関しては、苦しさしかなかったっす。道を歩いてたら、何の面識もない奴らに女性が突然拉致されて殺される、なんて事件もあったし、格差社会だの何だの言ってるし、なんか嫌な世の中だよなぁ。やっぱ『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の時代に生まれたかったと思ってやまない、今日、この頃なのでした。

ブレイブ ワン』10月27日(土)公開
C 2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

オリヲン座からの招待状

2007年10月16日 | 映画
子供の頃から、よく映画を見に行ってました。今じゃ座席指定が当たり前で、立ち見が出来るところはなかなかないと思うけど、僕がガキんちょだった頃は、逆に立ち見が当たり前。今、考えるとよくやってたなぁって感じですけど、2時間、ずっと立ちっ放しでいろんな映画を見たもんです。入替制なんてのもなかったし、朝から晩まで、ずっと映画館の中で過ごしたこともありました。

最近はシネコンばっかで、そんな映画館は続々と閉館。小綺麗になって良いって言えば良いんだけど、なんか寂しいなぁと思ったりもしてました。ホント、シネコン作りすぎって思うんだけど、どうなんすかね、この状況って。

で、こないだ『オリヲン座からの招待状』を見たんですが、どれだけ環境が悪くても、やっぱ古い映画館って良いなぁ、と、あらためて思った僕なのでした。日本映画の黄金期だった時代から、徐々に衰退していく時代を背景に、必死にオリヲン座という名の映画館を守ろうとした男女の姿を描いたこの作品。同じようなテーマだった『カーテンコール』も良いなぁと思っていた僕としては、なかなか楽しめる1本でした。主演の宮沢りえさん&加瀬亮さんの演技も良い感じだったし、まったく期待してなかったせいか面白かったです。

まぁ、よくよく思い返すと、浅田次郎さんの原作が短編小説なせいか、ストーリー的には大した話じゃないと思ったりしなくもないんですけど、主演お二人の演技力っていうんでしょうか、好きなんだけど諸々抵抗があって素直にくっつけず……っていう関係性がうまく表現されていて、その熱演に引き込まれちゃったりしたんです。

それはそうと、ちょっと話は変わっちゃうかもしれないけど、昔、名古屋の某所にあった映画館は、壮絶だったなぁ。基本的に成人映画をかけてる所だったんですけど、成人映画と成人映画の間に一般映画、という感じの3本立て上映もやってて、それを目当てに怖々、行ってみたんです。すると、場内はタバコの煙で霞んでて、かなり妖しい状態。周囲には一人で来てるおっさんや、おっさん&おばさんのカップルなどなど怪しい面々ばかり。なんなんだ、ここは、と思いつつも我慢して見てたんですけど、しばらくすると近くに座っていたおっさん&おばさんのカップルがまぐわいはじめ……。しかも、それにあっけにとられて呆然としていると、誰もいなかったはずの隣の席におっさんが来てて、なんと僕の太股に手を這わせてきて……。

……なんか思い出すだけでも気持ち悪くなってきたので、この辺でやめときますです

あ、『オリヲン座からの招待状』に出てくる映画館はそんなんじゃないので、ご安心下さいませ

オリヲン座からの招待状』11月3日(土)より公開
C 2007「オリヲン座からの招待状」製作委員会

ALWAYS 続・三丁目の夕日

2007年10月15日 | 映画
金が全てじゃない! なんて綺麗事を言うつもりはないんですけど、にも書きましたが、なんか嫌な世の中っすよね。神田○のさんの結婚式のニュースを見て思ったんですけど、私は勝ち組よ! 的なオーラというか波動が出てるような気がして、なんかめっちゃ嫌な感じがしました。まぁ、手前で稼いだ金で何をしようが勝手だし、それを止めろ! なんて言う気も毛頭ないし、僻みでしかないことは分かってるんですが、なんか嫌だったんです。で、今日『ALWAYS続・三丁目の夕日』を見てきたんですが、その違和感は益々、大きくなったような気がしました。

この映画の説明は不用だと思いますが、東京タワーが完成する直前の下町を舞台に、そこに暮らす人々の姿を描いた『ALWAYS三丁目の夕日』の続編。監督はもちろん、主要キャストも全員が続投して続きが描かれる話題作です。前作は泣ける映画ブームと懐古ブームにのっかって大ヒットしたので、この続編を待ってた人も多いかもしれませんね。

話的には、吉岡秀隆さん演じる茶川が、再び息子を取り戻しにきた金持ちの川渕に「お前に育てられる訳ねぇんだから俺が引き取る!」的なことをグダグダ言われ、一念発起して一度は諦めた芥川賞を再び目指す、というストーリーを中心に進んでいきます。その周囲には、堤真一さん演じる鈴木オートの社長はもちろん、薬師丸ひろ子さん演じる奥さんや堀北真希さん演じる六子などなど、お馴染みの面々が勢揃い。前作の直後から話が始まっているので、まだ前作を見てない人は、DVDでチェックしてから見た方が楽しみも増えるかもしれないっす。まぁ、そんなこと言われなくても、あれだけヒットしたんだから、ほとんどの方が見てるとは思いますが。

で、どうだったかと言えば、僕的には可もなく不可もなく。僕は映画を見て泣く、ということをしない人間なので、前作も感動はしたものの泣きはしなかったんですが、今回もそんな感じ。良い話やなぁ、という程度で泣けませんでした。まぁ、過去の僕が泣いた映画っていうのが『火垂の墓』と『いぬのえいが』だけだったりするので、あんまり判断基準にはならないと思いますが……。周りで見てた人は泣いてたりするので、普通の感覚の持ち主なら泣けると思いますよ

話的にも、子供たちの出会いと別れ的なエピソードもあるし、六子の幼馴染みの話やヒロミとの再会も絡んだりして盛りだくさん。それに、なんと言ってもオープニングが絶品! ネタバレになるので書きませんが、えぇぇぇ!?って感じでド肝を抜かれたし、そう言う意味では良い作品って言えると思いますです。

で、話は戻っちゃいますけど、最後には大円団で、良かった良かった、となるんですが、舞台が今だったらこうはならんのだろうなぁ、と。これもネタバレになっちゃうので詳しくは書きませんけど、格差社会とか言われて、金持ちは更に金持ちに。貧乏人は更に貧乏人になっている今と、人情や希望があふれてた映画の中で描かれる昭和の時代は、まったく違う時代。それはみんなが思ってて、だからこそ前作もあれだけヒットしたんじゃないのかなぁ、と思ったりしました。あの時代は良かったっていう懐古主義に浸るつもりは更々ないんですけど、僕的には、やっぱりあの時代に生まれたかったなぁ……。

あ、そんなことを思うってことは、思いっきり監督たちの術中にハマちゃってるのか?
でも泣けなかったんだよなぁ……。まぁ、泣ければいいのか、って話なんですけどね

ALWAYS続・三丁目の夕日』11月3日(土)より、全国東宝系にて公開
C 2007「ALWAYS 続・三丁目の夕日」製作委員会

恋空

2007年10月13日 | 映画
趣味は読書です。と、ちょっと前までは胸をはって言えたんですが、数年前から、すっかり本を読まなくなってしまいました。前は私鉄→地下鉄と乗り継ぎ、だいたい1時間強の通勤時間があったせいか、車内のお供はいつも単行本。が、最近の通勤時間は自転車で10分ほどなので、すっかりご無沙汰状態なんです。それでも、なんとか読むようにはしてるんですけど、なかなか読書のためだけに時間を割く、ってことができないんですよね……。

読書と言えば、最近は携帯小説ってのが流行ってて、何本か映画も作られてるくらい大きな存在になっていると思うんですけど、個人的には、う~ん…という感じ。もうすぐ公開される映画『恋空』の原作も、映画を見る前に読んでおこう、と思って読んでみたんですが、もの凄い違和感を感じてしまう僕がいたんです。

僕も凄い文章力を持ってる訳じゃないので偉そうなことは言えないんですが、文体が日記調というか、女子高生のブログを読んでいるようで、これを小説って言っていいんだろうか? って疑問が浮かんでしまったんです。元祖的なYos○iさんとやらの作品も読んでみたんですけど、いろんな意味で、びっくりしちゃったりして……。

一概には言えないのかもしれませんが、少なくとも僕が見た範囲内では、ほとんどが主人公の女子高生とかが発情期のサルみたいにとっかえひっかえ男と遊んだり恋したりHしたりして、最後はお決まりの難病モノへ…って流れ。ワンパターンがいけないっていうことでもないんですが、その文体への違和感も相まって……。まぁ、それでもこれだけブームになってるし、良い所もあるとは思うんですが、僕にはまったく合いそうにないなぁ。

で、映画版の『恋空』を今日、見てきた訳なんですが、新垣結衣ファンな僕も、やっぱり首を捻ってしまいました。新垣さんを筆頭に、演者の方々は良い演技をしてるんです。相手役の三浦春馬くんもカッコよかったし、最近よく見かける小出恵介さんも良かったし。でも、肝心要のストーリーがもろ携帯小説(原作がそうだから当たり前ですが)なので、展開が……。原作者の方の実体験がもとになってる、っていうことですけど、かなり脚色して王道な携帯小説作品らしく、面白おかしくしてるんちゃう? と、穿った見方をしてしまう捻くれ者な僕なのでした。あ、もし本当に実話を忠実に再現してるんだったらごめんなさいです

それと、主演が新垣さんでよかったのかなぁ…。前述した通り、ポッキーのCMで心を奪われた僕としては、新垣さんのキュートな顔を2時間強、見ていられるっていうだけで至福の時間だったんですが、レイプや妊娠などなど壮絶な半生を生きる主人公には、やっぱり見えなかったことも事実。別に見たいって訳ではないけど、裸はおろか、キスシーンさえちゃんとしないっていうのは、この映画的にはどうなんでしょうか……。

重ね重ね言いますが、裸が見たいって訳じゃないんですよ、本当に。どっちかと言えば、新垣さんにはそんな役はやってほしくない! 清純なままでいてほしい! って思ってるくらいだし。でも、この作品に出るって決めたんだったら、覚悟を決めて臨んだ方が良かったのでは? と思ってしまうんです。大胆な役にも挑戦して、一皮むけた存在になってほしい、とも思っていたので、正直、そこはちょっと残念だったなぁ。

ちょっとネタバレかもしれないけど、図書室のあるシーンでは、机でキスシーンなどを隠したりするなど、あまりにも腰砕けな展開。泣けるどころか、その古くさい演出手法が逆に面白くて、笑いをこらえるのが大変だったくらいだし。

たぶん、本人じゃなく、事務所的にNGだったんでしょうけど、それなら事務所の方々も出演させんなよ、と、偉そうなことも少しだけ思ったりしました。まぁ、拡大系の話題作でビックバジェットだし、出ればハクがつくだろうっていう考えかもしれないけど、こんな中途半端だと逆効果なんじゃねぇの? って思うんだけどなぁ……。

とはいえ、阿呆な僕と違い、原作にハマって涙した人なら、あのベタベタだけど、愛し合うことの意味が描かれてる世界が、綺麗にちゃんと映像化されてるので、きっと泣けると思うし、原作を知らない人は、僕みたいに新垣さんのキュートな笑顔に癒されまくりだと思うので、劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか? もうね、マジで新垣さん可愛すぎっすから。僕の学生時代にも、あんな娘がいたら、きっと人生変わってたんだろうなぁ……

恋空』11月3日(土)より 全国東宝系にて公開
C 2007映画「恋空」製作委員会

クローズZERO その2

2007年10月11日 | 映画
昨日、更新した『クローズZERO』でアクセス数が異常に跳ね上がったんですけど……。クローズ人気なのか、それとも小栗or山田人気なのか分からないけど、めっちゃびっくりしました  

んなわけで、調子にのってまたクローズ、って訳でもないんですが、昨日、『クローズZERO』に出演してる、やべきょうすけさんと山本又一朗プロデューサーにお会いしてきました。

やべさんは映画の中で鈴蘭のOBで、情けないんだけど情に厚いチンピラを熱演。小栗さん演じる主人公をバックアップする、めっちゃ重要な役どころを担うキャラを演じてるんです。映画の中でも、後輩から「ジュース買ってきて」とか言われてパシリさせられちゃうようなお茶目キャラなので、(失礼ながら)まったく緊張することなく臨んだんですが、予想通りというか何というか、めっちゃ気さくな方でした。喋りもお上手なので、すっかり仕事ってことも忘れて楽しんじゃう僕がいたんです。

でもその一方で、原作の「クローズ」の魅力や、原作者である高橋ヒロシさんとの出会い。そして山本プロデューサーと出会って、試行錯誤しながら映画化にこぎつけるまでの経緯もお話してもらったんですけど、終始、熱いんですよ。時折、冗談を散りばめるんだけど、一生懸命「クローズ」の良さを伝えようとしている姿は、映画の中、同様、めっちゃカッコよかったです。

それは、山本プロデューサーも同じ。絶対、映画化は無理だけど面白いですよ、と勧められて読んだ原作にハマってしまい、何が何でも映画化するんだ、と決意。原作者の高橋さんと親交があるやべさんを通し、やべさんの事務所の社長さんと喧嘩しまくったりしながら、やっと映画化にこぎつけた、なんて話を、熱っぽく話してくれました。

気がつくと、予定の時間をはるかにオーバーしてしまっていたんですが、お二人とも、まだまだ喋り足りない様子。こんな熱い人たちがいてはじめて映画は出来上がるんだ、と、やべさんの面白トークに笑い疲れたりもしながら、あらためて思ったりしていました。

そんなお二人が中心になって映画化された新たなこのクローズは、原作者の高橋さんも絶賛してるみたいですね。原作を読んだことがなかった僕が見ても、めっちゃ楽しめたし、そりゃそうだろうなぁ。

と言う訳で、後追いですが原作を読み始め、ハマりすぎてしまって昨日の夜に更新できなかった(←言い訳)んですが、今後はなるべくマメに更新しようと思うので、引き続き、よろしくお願いしますです

クローズZERO

2007年10月10日 | 映画
漫画は大好きでよく読んでたりするんですが、学生時代、至ってマジメな生活を送っていたせいか、「ビーバップ・ハイスクール」とか「ろくでなしブルース」とかのいわゆる不良漫画は、好き好んで読むっていうことはありませんでした。中学生とか高校生が派閥争いっていうか、ヤクザのマネ事っぽい抗争じみたことしてるじゃないですか。はぁ? ガキんちょが何してんだよ、って思っちゃって、今ひとつハマれなかったんです。

それは映画でも同じで、「ビーバップ・ハイスクール」も何本か見ましたけど、僕にはいったい何が面白いんだが……。実際に殴ったりしていた、っていうバトルシーンも、そのまま喧嘩してるところを映してるだけだろ、って思っちゃったり……。なので、あぁ、このジャンルは僕には合わないんだな、という定義が僕の中に埋め込まれていて、もうすぐ公開される『クローズZERO』も、まったく期待していませんでした。プライベートでは絶対、見ないだろうな、だけど仕事だから仕方ないな、ってな感じで、嫌々ながら見る、という感じだったんです。

でも、見終わった後、その考えは一変してました。もちろん、(威張るようなことじゃないですが)原作は読んでません。なんか人気があるのね、っていうくらいの前知識しかない状態での鑑賞だったのが良かったのか、予想に反して、のめりこんじゃってる僕がいたのでした。テーマ的には、僕の苦手な高校生たちが抗争を繰り広げるっていう描写が中心。主演の小栗旬さん&山田孝之さんも、それほど好きな俳優さんじゃなし。そう、特に興味を持てるような要素は皆無のはずだったんですが、なんか、めっちゃカッコよかったんですよ、この2人が。

山田さんは、いつもの調子で寡黙な役なんだけど、時折、今までになかったお茶目な面を見せたりして新鮮だったし、小栗さんの方は、僕の中では普通の好青年って感じのイメージしかなかったんだけど、それをぶち壊すほど激しい不良っぷりを披露。2人の存在感がビシビシ伝わってきて、ガキんちょたちの派閥抗争っていう苦手なテーマを吹き飛ばしてくれたんです。特に、僕の中で小栗さんは、いつも同じようなイケメンキャラしかやってない、と思ってたんだけど、今回の激しい姿を見てちょっと惚れちゃいました。

それに加え、バトルシーンの演出が良かった。監督が“漢”を描かせたら絶品な三池崇史さんなせいか、スタイリッシュというか何というか、一々カッコ良いんですよ。クライマックスの雨の中のバトルシーンでは、苦手なジャンルの映画だってことを忘れて、前のめりになっちゃってる僕がいたんです。

まぁ、話的には、一つの高校の中だけの話で(原作では他の高校とか出てくるみたいですが)、おまえら井の中の蛙でしかねぇだろ、っていうところもあるし、喧嘩した後に友情が芽生える、っていう展開もベタベタ過ぎだろ、っていうツッコミどころ満載だったりもするんだけど、なかなか楽しませてもらいました。これを期に、原作にも挑戦して“不良もの”克服計画を実施しようと思ったりしていますです。

クローズZERO』10月27日(土)より全国東宝系にて公開
C 2007『クローズ ZERO』製作委員会

人間だもの その2

2007年10月06日 | 日々
カッコつける訳でもなんでもないけど、基本的に弱い者イジメは嫌いです。野球でも特にどこのチームのファン、ってこともないんですけど、負けてるチームを応援したくなるって感じで、具体的に言うと、こないだ優勝を決めた巨人とかは嫌いな方です。

で、昨日も書きましたが、最近の沢○さんの騒動を見てると、なんか嫌なものを感じてしまうんですよね。なんて言うんでしょうか、今に始まったことじゃないんだけど、寄ってたかって総叩きってのは、いかがなものか、と。マスコミの皆様も、ついこないだまでエ○カ様だの何だの持ち上げてたのに、今は一転、叩きまくり状態。まぁ、マスコミはちょっと前のホリエモンもそうだったし、根っこから腐ってるんでしょうが…。

もう一つ気になるのは、マスコミっていうより、一般大衆って言うんでしょうか、某巨大掲示板に代表されるような、無責任な誹謗中傷。これも今に始まったことじゃないので、何を今更って話なのかしれないけど、ココを見てたら、なんかゾっとしたんです。

匿名なのをいいことに、みんな言いたい放題。中には「氏ね」だの何だの、物騒な書き込みもいっぱい。もし自分が○尻さんの立場で、見ず知らずの人たちにこんなことを言われ続けたら、どうなっちゃうんだろう? と思っちゃったんです。まぁ、幸い僕はそんな器じゃないので余計な心配かもしれないけど、なんかねぇ…。そう思ったり考えたりはするけどさ、わざわざ書き込まなくてもいいじゃん、放っておいてやれよ、わざわざ書き込むのも面倒臭ぇじゃん、って思う僕は間違ってるんでしょうか? まぁ、一方で某巨大掲示板は書き込んだりしないものの、僕もちょくちょく見たりしてるので、お前に言われたくねぇよ、ってことなんでしょうが…。

なにはともあれ、世間ってのは世知辛いんだなぁ、とつくづく思ったりしてるのです。そういえば、今のところ僕の中で今年ベスト1の映画『河童のクゥと夏休み』にも、似たような描写があったなぁ。そう、あんまりヒットはしなかったけど、クゥは良かった。今年どころか、僕の生涯ベスト3のうちに食い込んできそうなくらい良かった。眠いので、その感想などはまた後日…。

人間だもの

2007年10月05日 | 日々
巷では○尻様のことが話題になってますねぇ。幸い(?)僕はまだお会いしたことがないので何とも言えないんですが、これだけの騒動になる以前から、取材したことがある同僚などから「最低だ!」「ムカつく!」「何様なんだ!」などなど、悪い噂を嫌ってほど聞かされていたので、びっくりすることもなく「ふ~ん」ってな感じだったりするんですが。

実際、どうなんでしょうねぇ…。ひょっとしたら、めっちゃ良い娘かもしれないし、ひょっとしたら、噂通りのめっちゃ嫌な奴かもしれないし。こればっかりは、実際に対峙して、話を聞いてみないと分からないっすね。めっちゃ人が良いってイメージを持ってる方でも、実際にお会いしてみたら最悪!ってなことが何度もあるので、報道されてることを鵜呑みにしないクセがついちゃってるんです。あの悪名高い亀○くん一家だって、実際はヒールのキャラを演じてるだけで、カメラが回ってないところでは妙に礼儀正しい、なんて話も聞いたことがあるし。まぁ、それも本当かどうかは分からないんですが…。

でもねぇ、ほんといるんですよ、めっちゃ嫌な人。前にもちょっと書いたことあるので個人名は書きませんが、インタビュー中にやる気なしなし状態で、ちょっとムカついたから「お体の調子、悪いんですか?」って聞いてやったら、沢○さんじゃないけど「別に」と一言。続けざまに「眠たいだけ」とボソっと言いやがるもんだから、めっちゃムカついたことと、周りにいた配給会社やスタッフの方々のヒヤヒヤした表情は、10年近く経った今でも忘れません。その人は当時は凄い人気だったものの、最近は落ちぶれてめっきり見かけないので、ざまぁみろ、って感じですがw まぁ、ひょっとしたら僕の方に落ち度があったかもしれないので、なんとも言えないんですけど、やっぱり芸能人って前に、人としてちゃんとせぇよ、ってことっすよね。

で、○尻さんですが、沢○さんだけが悪いんじゃなく、事務所とか周りの人たちがいかんのじゃないかなぁ、と思う訳です。たぶんですけど、実際問題として、彼女本人も気分屋さんなんでしょう。人間だもの、機嫌が悪い時だってありますよ、やっぱ。でも、中学生じゃないんだから、感情を抑えて振る舞わなきゃいかん時ってある訳です。しかし彼女は、あまりにも事務所とか周囲の人間がチヤモヤするもんだから、私は私で良いんだ!って勘違いをする。で、実際問題として今のように叩かれはじめて、やっと自分がどれだけダメだったかを痛感する、っていう流れだと思うんです。もしくは、一連の騒動のすべてが、事務所の書いた筋書き通りってことかもしれないですが…。

なんか○尻さんを擁護する感じになっちゃってますが、もちろんコレを見たからって訳じゃないですよ、念のため。僕の信条は“女の涙は信じない”ですからw なにはともあれ、『パッチギ!』とか『手紙』とか好きだっただけに、頑張ってほしいとは思う今日、この頃なのでした。

あ、話題の『クローズド・ノート』は、個人的にあの監督さんの作品は苦手で、何を書いても悪口になってしまうと思うので、ここでの紹介はやめておきますね