としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

なにげに

2008年10月29日 | 日々
……更新してみたりして。

いや、生きてますよ、
まだまだ、
しぶとく生きとります。
毎日、辛いことばかりで
死にたい、って思うこともあるけど、
まだまだ、なんとか生きてますともさ

というか、1年ほど放置してるのに
久しぶりにチェックしてみたら、
毎日、アクセス数があるっていうのが謎なんですが。
更新されるのを楽しみにしてる人なんて
いないと思うんだけど。

っつうワケで、また気が向いたら更新予定。
でも、予定は未定で、未定は予定で……。

えいがのかんそう

2008年01月25日 | 映画
陰日向に咲く
原作は途中まで読んだ状態、っていう中途半端な感じでの鑑賞だったんですが、それがよかったのか、楽しめました。○ネマ旬報では「岡田の演技がいつものマンネリ演技で辟易~」なんて内容の批評が書いてあったりしたのもチラっと読んだけど、そのいつもの岡田くんの演技が好きだったりするので、僕的には全然OK。オタクくんのエピソードだけが中に浮いてたりするのも気になったし、ベッタベタのお涙頂戴な話だったりするんだけど、なんか、見終わった後、頑張ろうって思えたんですよね。岡田くんの爽やかなラストのシーンが、なんかめっちゃ好きでした。まぁ、年末進行でヘロヘロになってた時に見たから、ってことかもしれないんですが、なかなか楽しめましたです。

母べえ
たそがれ清兵衛」から続く時代劇3部作でちょっと思ってたことなんですけど、山田洋次監督の作品って、徐々に激しくなってるような気がするのは僕だけでしょうか? で、それに続くこの「母べえ」も、タイトルからは分かりづらい、怒りというか何というか、監督の強い感情を感じました。いわゆる反戦って奴なんですが、家族の絆っていうオブラートに包みつつも、コラー!って怒ってる感じ?(ちょっと違うかも、ですが…)その強い思いが胸に迫ってきて、なかなか楽しませてもらいました。しかし、なにが凄いって吉永さん。30代で、しかも浅野忠信に惚れられちゃうっていう設定って、よく考えなくても凄いし、それを違和感なく見せちゃう吉永さんも凄ぇなぁ、と、ただただ感心する僕なのでした。

ラスト、コーション
う~ん…。確かにアン・リー監督作だけあって、見応えはあるんだけど、その評価がハードなラブシーンに集中してしまってるのに疑問を抱いてしまう僕。その激しいシーンを見てて「愛のコリーダ」を思い出してしまったのは、僕だけではないはずだ、と思ったりしたんですが、よくよく考えりゃ、今のご時世、AVやら何やらでもっとハードなもんはある訳で、何を今更、っていう気がしないでもないのです。まぁ、確かに凄い体位(交尾って感じだったなぁ、あれは…)だったし、あのトニー・レオン様がやったから、っていうのはあるんでしょうけどね。ストーリー的には、『ブロークバック・マウンテン』が結構、好きだった僕的には、さすがアン・リーって感じで感動したりもしたんですが。そうそう、ヒース・レジャー、好きな俳優さんだっただけに残念。ご冥福をお祈りしますです。

チーム・バチスタの栄光
このミスで大賞受賞!って宣伝文句に期待し過ぎたのか、確かに面白かったんだけど、オススメ!って胸はって言えないって言う感じ。原作は未読なので分からないんですけど、あの犯人っていうのは、なんかありきたりというか何というか…。まぁ、それすら分からなかった僕なので、すっかり弄ばれてんじゃん、っていう気がしないでもないです。ちなみに僕は、全員が犯人だ、と思ってたんですけど、はずれちゃいました。しかし阿部寛さん。もう、ずっと『トリック』の上田にしか見えなかったのは内緒。上田といい、『魍魎の匣』の榎木津といい、もうそろそろハイテンションじゃない、普通の阿部さんも見たいもんです。

魔法にかけられて
予告編を見た時は、めっちゃ面白そう!って思ったんですけど、こちらもバチスタ同様、今ひとつ、突き抜けないなぁっていう感じ。ベタベタな展開はディズニー作品だから仕方ないとしても、何もかもが「あぁなるんだろうなぁ」と思ったことそのままに進んでいく展開は、やはり僕には厳しいもんがあったりしました。おとぎ話から現実世界に来て遭遇するギャップ、ってのが、もっとたくさん描かれてれば、もう少し楽しめたような気がするんだけどなぁ。あ、あと主役を演じた女優さんが僕のタイプじゃなかったことも大きいことは、否定しません(汗

あけおめ

2008年01月24日 | 日々
何を今更、って感じですが、あけまして、おめでとうございます。たぶん、今年も長い間隔があいてばかりの更新になってしまうと思いますが、どうか長い目で見ててやって下さいませ。

で、何故、またこんなに更新の間隔があいてしまったかと言うと、年末の前倒し進行やら、その糞忙しい時に限って、という感じの試写会3連発運営やら何やらで、こんなにあいてしまったのでした。忙しいとは言いつつ、書く時間くらいは正直、あったりはしたんですけど、心に余裕がないって言うんでしょうか、書く気にならんかった、というのが最大の理由だったりします。

まぁ、所詮、ブログ。好きな時に更新すればいいんだし、無理矢理、更新したってつまんないだけだと思うんだ! ……と、なかば逆切れ気味なことも思ったりしないことも事実だったりするんですが、なにはともあれ、長い目でよろしくお願いします。

しかし、心をなくす、と書いて、忙しい。いかんなぁ、とは思いつつも、周囲の人に不機嫌な対応をしてしまったり、テンパってパニックになったりと、己の修行不足をまざまざと認識したここ数ヶ月。今年こそは、いかなる時でも余裕を持ったジェントルマンでいたいなぁ、と思う今日、この頃だったりします。

と言う訳で、全然、更新されねぇけど、死んじゃったか? なんてことを思った人はいないと思うし、心配なんて一切、されてないでしょうけど、一応、生きておりますのでご安心くださいませ。

最近、見た映画たち

2007年11月20日 | 映画
エクスクロス魔境伝説」12/1(土)より公開
原作も知らず、ずっとホラーだと思っていたので、まさかこんなバカ映画だったとは! と楽しんで鑑賞。でも見てる最中は面白かったけど、時間が経つにつれて??な感じだったりもしたりして……。松下さん&鈴木さんの主演コンビを頑張ってるとは思うんだけど、なんか空回り感が漂ってたことも事実なんすよね。でも、池内くんのキレ演技は良かった。「やったー!」はねぇだろ、とw

ベオウルフ/呪われし勇者」12/1(土)より公開
バック・トゥ・ザ・フューチャー」は大好きだったんだけどなぁ……。前作「ポーラー・エクスプレス」もそうだったけど、みんな動きが気持ち悪いんですよ、キャラクターたちが。ゼメキス監督、映像に凝りたいのは分かるけど、もっと普通の作品撮って下さい、と願わずにおられません。そうそう、アンジェリーナ姐さんは妖艶なんだけど、どこまで補正されてるんだろう? そんな細かいことばっか気になっちゃって、話の面白さは堪能できない阿呆な僕なのでした。

マリと子犬の物語」12/8(土)より公開
動物モノって、簡単なようで実は難しいんだと思います。全然ダメじゃないんだけど、なんだろう、今ひとつ感が抜けなかったんですよね。まぁ、実話がもとになってるからエンタメ感が少ないのは仕方ないのかなぁ。それと、ちょっと前にマリ役のイチちゃんに実際に会えたんですが、かなりのお利口さん。それが映画の中にもめっちゃ出てて、逆にマイナス効果になっちゃってるような気がしないでもないです。ちょっとネタバレ気味かもしれませんが、クライマックスの最高の盛り上がり場面でも、めっちゃおとなしくしちゃってるし。本当なら、もっと尻尾フリフリして喜ぶぞ、なんてことを思ってしまう僕なのでした。

LittleDJ小さな恋の物語」12/15(土)より公開
話的には、良い話やなぁ、って感じの1本。でも、難病モノも本当に食傷気味だったりすることも事実だったりしますです。それよりも気になったのは、神木くんの存在感。こないだテレビドラマ出てた時よりも撮影は前だったのか、まだ幼さが残ってるんだけど、めっちゃ可愛いんでもなく、かと言って、青年のカッコよさがある訳でもなく……。正直、中途半端な感じが否めなかったりもしました。所謂、過度期の作品なのかもしれんですね。ちょっと偉そうですが、これからどんな俳優さんになっていくのか、楽しみではありますです。

スマイル/聖夜の奇跡」12/15(土)より公開
正直、忙しいってこともあったし、見にいくのが億劫だったりしたんですが、諸事情により鑑賞。で、その予想は見事に的中。陣内監督の意気込みとかは伝わってこないことはないんですが、ギャグといい、(またしても!)難病モノストーリーといい、かなりの空回り感を感じてしまう僕がいました。ただ、監督のお子さんが実際にアイスホッケーをやってるらしく、実際にめっちゃ試合を見ているようで、試合のシーンは迫力があって良かったんですけどね。でもなぁ、いきなり歌い出すとかは流石についていけませんでした……。

魍魎の匣」12/22(土)より公開
分厚さで怯んでいる人も多いかもしれない京極堂シリーズですが、僕はとりあえず全作、読破してます。なので、この作品も楽しみではあったんですが、結果的には??。前作「姑獲鳥の夏」も??だったけど、監督が原田さんになったから期待してたんですけどね……。っていうか、原作を読んだのがめっちゃ前だったからかもしれないけど、話がよく分からなかったんだけど、何でなんだろう? っていうか、原作読んでない人が見たら、もっと??なんじゃないか? と、余計なことが気になってしまう今日、この頃。っていうか、京極夏彦の作品は、やっぱ映画化なんかしない方がいいだろう、という結論が僕の中では確定しました。あ、あと個人的に京極堂は堤さんじゃなく、もっとスマートな感じのイメージなんだよなぁ……。

シルク」2008年1/19(土)より公開
上の作品たちは正直、今ひとつ乗れなかったんですが、この作品だけは良かった。フランスの緑映える美しい映像美と、雪がすべてを覆っているかのような陰鬱な日本の美しさの対比などなど、いちいち綺麗なんすよね。役所さんはあいかわらずの存在感だし、國村隼さんも凄い。そして芦名星さん、もう綺麗すぎ。そして愛を巡る美しい物語を見事に着地させてるストーリーも大満足でございます、という感じ。目と心の保養を、一度にさせていただきましたです。


と、なんとかたくさん映画を見ようと奮闘する日々でございます。もうちと経ったら忙しさのピークも過ぎるので、本格更新しますです。もうしばしお待ちあれ。

そうそう、まさかの「恋空」大ヒット。女子校生さんたちの感想を聞くと、みんな揃って「泣けた」と仰る。もっと泣ける良い映画、いっぱいあると思うんだけどなぁ。まぁ、映画館が賑わうのは良いことだとは思うので、良いって言えば良いんですけどね……。

恋空 その2

2007年10月29日 | 映画
ちと更新が滞ってしまいましたが、決して「北の国から」を見てたからではありません 年末に向けてバタバタとしだし、なかなか更新できませんでした、すいませんです。これからも途切れ途切れになっちまうと思いますが、できるだけ更新していこうと思ってますので、よろしくお願いしますです

という訳で、最近は映画もなかなか見れない状況が続いててネタ不足気味なんですが、先日『恋空』の今井夏木監督と、主演の新垣結衣さん、三浦春馬さんにお会いしてきました。記者会見だったんですが、最近、ずっと会社のパソコンの前で唸っていたので、良い気分転換をさせていただきましたです。

作品の方は前に書いた通り、僕的には今ひとつという感じだったので会見に行くのも億劫だったりしたんですが、いざ行ってみると、新垣さんが可愛い過ぎ! やる気のなさが一気に吹き飛び、メロメロになってしまう僕がいました。まぁ、正直言っちゃうと、会見場に入ってきた時は「あれ? そんなに可愛くないんちゃうん?」なんて思ったりもしたんですが、質問に対して言葉を選びながら話している彼女の一生懸命さっていうんでしょうか。その真っ直ぐさに、ハートを打ち抜かれまくり状態だったんです。

そして極めつけは、会見後にあったフォトセッションの時。記者のひとりのカメラの調子が悪かったらしく、フラッシュがつきませんでした。でも時間がなく、配給会社の方が終わりを告げてその記者は大わらわ。そんな光景を見てた新垣さんは「大丈夫ですか?」と記者に声をかけ、写真を撮り直したりしてたんです。当たり前って言えば当たり前なんだけど、礼儀の良さにまたまためっちゃ好印象。ますます惚れ直した僕なのでした。

まぁ、例のエ○カ様の騒動もあったので事務所の指導が行き届いてるだけって話なのかもしれないんですが……。

そしてそして、会見が終わってからフォトセッションの写真を見たんですが、そこでまたびっくり。前述した通り、初見は正直、そこらへんに歩いてるちょっと可愛い女の子っていう感じだったんですけど、写真の中で微笑んでる彼女は、なんていうか光り輝いてるんです。別人とまでは言わないけど、オーラが出てるっていう感じでした。写真を撮られ慣れてるからなのか、それとも本人が持ってる輝きを、カメラがしっかり捉えたからなのかは分からないけど、やっぱ芸能人は違うなぁ、と思わされたりした僕なのでした。

あと、監督さんもお綺麗な方でびっくりしたし、三浦さんも若い割にはしっかりとした受け答えが出来る方で好印象。僕の中で少しだけ作品の評価が上がったりしている今日この頃だったりします。でもなぁ、あのベタベタな展開はちょっとなぁ……

ALWAYS 続・三丁目の夕日 その2

2007年10月19日 | 映画
こないだも紹介した『ALWAYS 続・三丁目の夕日』ですが、先日、山崎貴監督と、主演の吉岡秀隆さん&小雪さんの記者会見に参加してきました。山崎さんは『ジュブナイル』『リターナー』で。小雪さんは『嗤う伊右衛門』でお会いしたことはあったんですが、吉岡さんは今回が初めて。「北の国から」が好きだった僕としては、純くんに会える! と喜び勇んで行って参りましたです。いざ、会見が始まってみると、3人ともなんか良いムード。お互いの印象をお聞きしても絶賛しあってるし、エ○カ様が出席してる会見じゃこうはいかないだろう、っていう感じでした

で、“純くん”吉岡さんですが、なんかあのまんま。物静かな好青年っていうんでしょうか、めっちゃ爽やかさん。茶川っていうよりは、やっぱり純くんの方だったなぁ。ただ、これは小雪さんに言えることなんですが、声が小さくて、ちょっと聞きづらかったりもして、聞き耳を立てるのにちょっと疲れちゃいましたが……。

でも、なんか本当に仲良しそうでした。監督が「このキャストが揃わなきゃ(続編は)やらないって思ってて。だから、みんなに納得してもらえる物語を作るのが大変だった」って苦労話を披露すれば、吉岡さんは「現場ではそんな素振りは微塵も見せない。撮影は楽し過ぎるくらいだったし、本当に天才ですよ」とベタ褒め。小雪さんも「監督は本当に尊敬出来る人」なんてことを言ったりしてたし、このチームワークというか絆というか、一丸になって良い作品を作るっていう意志があったからこそ、あの感動作は生まれたんだろうなぁ、と思ったりしました。

と、なかなか楽しめた会見だった訳ですが、実は今回の会見、僕にとっては重要な意味を持つものだったんです。それは何年か前の『嗤う伊右衛門』の会見での出来事。当時、まだペェペェだった僕は、とっても綺麗な小雪さんに会える! と喜んで会場へ行ったんですが、いざ着いて始まってみると、あまりにもな小雪さんのお綺麗さにノックアウト。まだ芸能人の方にお会いするのに慣れていなかった僕は、彼女が放つオーラに打ちのめされ、考えていた質問がすっかり飛んでしまい真っ白状態。結局、何も聞くことが出来ずに、敗北感を抱きながらスゴスゴと会見場を後にすることしか出来なかったんです。

あれから時が経ち、今度こそ! とリベンジ感覚で臨んだ今回の会見。会場の和やかな雰囲気も手伝ってか、無事、お話を聞くことが出来て、長年のトラウマから解放された僕なのでした。苦節何年、ドラマやCM、映画などで彼女の姿を見る度にあの時の記憶が蘇り、めっちゃ辛かったりもしたんです。これでやっと、ゆっくり眠ることが出来そうです(ちと大袈裟ですが……

そんなこんなで、小1時間という短い間だったんですが、なかなか楽しい会見でした。初めて合った吉岡さんが好印象だったし、近所のゲ○が今、半額セール中だし、「北の国から」を借りて来て最初から見直そうかなぁ、と思っておりますです。このブログの更新が滞ってたら、そのせいだと思って下さい

ブレイブ ワン

2007年10月18日 | 映画
ちょっと前になるんですが、ジョディ・フォスター主演の『ブレイブ ワン』という映画を見ました。突然、愛する夫と子供を殺された女性が、頼りにならない警察の力を借りず、自らの手で復讐する、という作品です。復讐の矛先は、犯人はもちろんなんですが、徐々にエスカレートして街の犯罪者たちへ向けられ……と、ちょっと「DEATH NOTE」入ってるちゃうん? っていうヘビーな内容なんですが、なかなか見応えがある作品でした。内容はもちろんなんですが、ジョディの鬼気迫る表情っていうか、めっちゃ凄みがあったんですよね。さすがオスカー女優だなぁ、と唸ってしまう僕がいたんです。

まぁ、映画自体は正直、もちろん駄作ではないんだけど、傑作でもないかな、という印象。劇中、ジョディ演じる主人公と対になるような正義感を持つ捜査官が出てきて、ふたりがラストに衝撃的(と宣伝では謳ってるけど、ぶっちゃけ、それほど……と思ってしまったのは内緒)な決断を下すんですが、そこから考えさせられることの方が、映画の出来不出来よりも大きかったんです。

そう、この映画の設定を聞けば、みんな連想するかもしれませんが、山口県光市の母子殺害事件今日のニュースでも報じられてましたが、これまで幾度となく報道されてきた裁判所に向かう本村さんの姿が、ジョディに重なって見えて仕方なくて……。

不謹慎かもしれないけど、もはやコントになっちゃってるこの事件の裁判の是非は、勉強不足の僕がここで書いたところで何にもならないので書きませんが、本村さんの心境を考えると、想像を絶するもんがあるんだろうなぁ、と、あらためて思ったりしました。ジョディはその復讐心を抑えられずに突っ走ってしまうけど、本村さんは、それをぐっと押さえ込み、耐え難い屈辱に耐え抜いて踏ん張ってるんだと思うと、言葉になんないよなぁ……。

この事件&裁判に関して、徹底的に詳細を見た訳ではないので間違ってるかもしれんし、前述した通り、是非をどうこう言うつもりは更々ないんですが、やっぱ、弁護団のドラえもんだの何だのっていうのは、酷すぎると思うんですが、どうなんでしょう? 死刑廃止論のためだけに弁護団がこの事件を利用してる、っていうことであってるんかな? 

死刑がOKなのかNGなのかってのは、僕自身、もっと考えなきゃ結論が出ないんですけど、少なくとも、あの弁護団の主張は異常だと思うし、本村さんを苦しめてるだけにしか見えないっす。っていうか、あの弁護団がもはやギャグとしか思えない阿呆なことを言う度に、やっぱ死刑って必要なんじゃん? っていう感じで、死刑廃止論者としては逆効果としか思えないんだけど、どうなんでしょう? あ、実は推進論者で、こうやれば廃止論者をやっつけれる! って思ってるのか?? う~ん、なんか頭が混乱してきたので、この辺にしておきますです

なにはともあれ、もし、自分がその立場になったらどうするか。これまでたくさん映画を見て思ってきたことなんですが、こと『ブレイブ ワン』に関しては、苦しさしかなかったっす。道を歩いてたら、何の面識もない奴らに女性が突然拉致されて殺される、なんて事件もあったし、格差社会だの何だの言ってるし、なんか嫌な世の中だよなぁ。やっぱ『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の時代に生まれたかったと思ってやまない、今日、この頃なのでした。

ブレイブ ワン』10月27日(土)公開
C 2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

オリヲン座からの招待状

2007年10月16日 | 映画
子供の頃から、よく映画を見に行ってました。今じゃ座席指定が当たり前で、立ち見が出来るところはなかなかないと思うけど、僕がガキんちょだった頃は、逆に立ち見が当たり前。今、考えるとよくやってたなぁって感じですけど、2時間、ずっと立ちっ放しでいろんな映画を見たもんです。入替制なんてのもなかったし、朝から晩まで、ずっと映画館の中で過ごしたこともありました。

最近はシネコンばっかで、そんな映画館は続々と閉館。小綺麗になって良いって言えば良いんだけど、なんか寂しいなぁと思ったりもしてました。ホント、シネコン作りすぎって思うんだけど、どうなんすかね、この状況って。

で、こないだ『オリヲン座からの招待状』を見たんですが、どれだけ環境が悪くても、やっぱ古い映画館って良いなぁ、と、あらためて思った僕なのでした。日本映画の黄金期だった時代から、徐々に衰退していく時代を背景に、必死にオリヲン座という名の映画館を守ろうとした男女の姿を描いたこの作品。同じようなテーマだった『カーテンコール』も良いなぁと思っていた僕としては、なかなか楽しめる1本でした。主演の宮沢りえさん&加瀬亮さんの演技も良い感じだったし、まったく期待してなかったせいか面白かったです。

まぁ、よくよく思い返すと、浅田次郎さんの原作が短編小説なせいか、ストーリー的には大した話じゃないと思ったりしなくもないんですけど、主演お二人の演技力っていうんでしょうか、好きなんだけど諸々抵抗があって素直にくっつけず……っていう関係性がうまく表現されていて、その熱演に引き込まれちゃったりしたんです。

それはそうと、ちょっと話は変わっちゃうかもしれないけど、昔、名古屋の某所にあった映画館は、壮絶だったなぁ。基本的に成人映画をかけてる所だったんですけど、成人映画と成人映画の間に一般映画、という感じの3本立て上映もやってて、それを目当てに怖々、行ってみたんです。すると、場内はタバコの煙で霞んでて、かなり妖しい状態。周囲には一人で来てるおっさんや、おっさん&おばさんのカップルなどなど怪しい面々ばかり。なんなんだ、ここは、と思いつつも我慢して見てたんですけど、しばらくすると近くに座っていたおっさん&おばさんのカップルがまぐわいはじめ……。しかも、それにあっけにとられて呆然としていると、誰もいなかったはずの隣の席におっさんが来てて、なんと僕の太股に手を這わせてきて……。

……なんか思い出すだけでも気持ち悪くなってきたので、この辺でやめときますです

あ、『オリヲン座からの招待状』に出てくる映画館はそんなんじゃないので、ご安心下さいませ

オリヲン座からの招待状』11月3日(土)より公開
C 2007「オリヲン座からの招待状」製作委員会

ALWAYS 続・三丁目の夕日

2007年10月15日 | 映画
金が全てじゃない! なんて綺麗事を言うつもりはないんですけど、にも書きましたが、なんか嫌な世の中っすよね。神田○のさんの結婚式のニュースを見て思ったんですけど、私は勝ち組よ! 的なオーラというか波動が出てるような気がして、なんかめっちゃ嫌な感じがしました。まぁ、手前で稼いだ金で何をしようが勝手だし、それを止めろ! なんて言う気も毛頭ないし、僻みでしかないことは分かってるんですが、なんか嫌だったんです。で、今日『ALWAYS続・三丁目の夕日』を見てきたんですが、その違和感は益々、大きくなったような気がしました。

この映画の説明は不用だと思いますが、東京タワーが完成する直前の下町を舞台に、そこに暮らす人々の姿を描いた『ALWAYS三丁目の夕日』の続編。監督はもちろん、主要キャストも全員が続投して続きが描かれる話題作です。前作は泣ける映画ブームと懐古ブームにのっかって大ヒットしたので、この続編を待ってた人も多いかもしれませんね。

話的には、吉岡秀隆さん演じる茶川が、再び息子を取り戻しにきた金持ちの川渕に「お前に育てられる訳ねぇんだから俺が引き取る!」的なことをグダグダ言われ、一念発起して一度は諦めた芥川賞を再び目指す、というストーリーを中心に進んでいきます。その周囲には、堤真一さん演じる鈴木オートの社長はもちろん、薬師丸ひろ子さん演じる奥さんや堀北真希さん演じる六子などなど、お馴染みの面々が勢揃い。前作の直後から話が始まっているので、まだ前作を見てない人は、DVDでチェックしてから見た方が楽しみも増えるかもしれないっす。まぁ、そんなこと言われなくても、あれだけヒットしたんだから、ほとんどの方が見てるとは思いますが。

で、どうだったかと言えば、僕的には可もなく不可もなく。僕は映画を見て泣く、ということをしない人間なので、前作も感動はしたものの泣きはしなかったんですが、今回もそんな感じ。良い話やなぁ、という程度で泣けませんでした。まぁ、過去の僕が泣いた映画っていうのが『火垂の墓』と『いぬのえいが』だけだったりするので、あんまり判断基準にはならないと思いますが……。周りで見てた人は泣いてたりするので、普通の感覚の持ち主なら泣けると思いますよ

話的にも、子供たちの出会いと別れ的なエピソードもあるし、六子の幼馴染みの話やヒロミとの再会も絡んだりして盛りだくさん。それに、なんと言ってもオープニングが絶品! ネタバレになるので書きませんが、えぇぇぇ!?って感じでド肝を抜かれたし、そう言う意味では良い作品って言えると思いますです。

で、話は戻っちゃいますけど、最後には大円団で、良かった良かった、となるんですが、舞台が今だったらこうはならんのだろうなぁ、と。これもネタバレになっちゃうので詳しくは書きませんけど、格差社会とか言われて、金持ちは更に金持ちに。貧乏人は更に貧乏人になっている今と、人情や希望があふれてた映画の中で描かれる昭和の時代は、まったく違う時代。それはみんなが思ってて、だからこそ前作もあれだけヒットしたんじゃないのかなぁ、と思ったりしました。あの時代は良かったっていう懐古主義に浸るつもりは更々ないんですけど、僕的には、やっぱりあの時代に生まれたかったなぁ……。

あ、そんなことを思うってことは、思いっきり監督たちの術中にハマちゃってるのか?
でも泣けなかったんだよなぁ……。まぁ、泣ければいいのか、って話なんですけどね

ALWAYS続・三丁目の夕日』11月3日(土)より、全国東宝系にて公開
C 2007「ALWAYS 続・三丁目の夕日」製作委員会

恋空

2007年10月13日 | 映画
趣味は読書です。と、ちょっと前までは胸をはって言えたんですが、数年前から、すっかり本を読まなくなってしまいました。前は私鉄→地下鉄と乗り継ぎ、だいたい1時間強の通勤時間があったせいか、車内のお供はいつも単行本。が、最近の通勤時間は自転車で10分ほどなので、すっかりご無沙汰状態なんです。それでも、なんとか読むようにはしてるんですけど、なかなか読書のためだけに時間を割く、ってことができないんですよね……。

読書と言えば、最近は携帯小説ってのが流行ってて、何本か映画も作られてるくらい大きな存在になっていると思うんですけど、個人的には、う~ん…という感じ。もうすぐ公開される映画『恋空』の原作も、映画を見る前に読んでおこう、と思って読んでみたんですが、もの凄い違和感を感じてしまう僕がいたんです。

僕も凄い文章力を持ってる訳じゃないので偉そうなことは言えないんですが、文体が日記調というか、女子高生のブログを読んでいるようで、これを小説って言っていいんだろうか? って疑問が浮かんでしまったんです。元祖的なYos○iさんとやらの作品も読んでみたんですけど、いろんな意味で、びっくりしちゃったりして……。

一概には言えないのかもしれませんが、少なくとも僕が見た範囲内では、ほとんどが主人公の女子高生とかが発情期のサルみたいにとっかえひっかえ男と遊んだり恋したりHしたりして、最後はお決まりの難病モノへ…って流れ。ワンパターンがいけないっていうことでもないんですが、その文体への違和感も相まって……。まぁ、それでもこれだけブームになってるし、良い所もあるとは思うんですが、僕にはまったく合いそうにないなぁ。

で、映画版の『恋空』を今日、見てきた訳なんですが、新垣結衣ファンな僕も、やっぱり首を捻ってしまいました。新垣さんを筆頭に、演者の方々は良い演技をしてるんです。相手役の三浦春馬くんもカッコよかったし、最近よく見かける小出恵介さんも良かったし。でも、肝心要のストーリーがもろ携帯小説(原作がそうだから当たり前ですが)なので、展開が……。原作者の方の実体験がもとになってる、っていうことですけど、かなり脚色して王道な携帯小説作品らしく、面白おかしくしてるんちゃう? と、穿った見方をしてしまう捻くれ者な僕なのでした。あ、もし本当に実話を忠実に再現してるんだったらごめんなさいです

それと、主演が新垣さんでよかったのかなぁ…。前述した通り、ポッキーのCMで心を奪われた僕としては、新垣さんのキュートな顔を2時間強、見ていられるっていうだけで至福の時間だったんですが、レイプや妊娠などなど壮絶な半生を生きる主人公には、やっぱり見えなかったことも事実。別に見たいって訳ではないけど、裸はおろか、キスシーンさえちゃんとしないっていうのは、この映画的にはどうなんでしょうか……。

重ね重ね言いますが、裸が見たいって訳じゃないんですよ、本当に。どっちかと言えば、新垣さんにはそんな役はやってほしくない! 清純なままでいてほしい! って思ってるくらいだし。でも、この作品に出るって決めたんだったら、覚悟を決めて臨んだ方が良かったのでは? と思ってしまうんです。大胆な役にも挑戦して、一皮むけた存在になってほしい、とも思っていたので、正直、そこはちょっと残念だったなぁ。

ちょっとネタバレかもしれないけど、図書室のあるシーンでは、机でキスシーンなどを隠したりするなど、あまりにも腰砕けな展開。泣けるどころか、その古くさい演出手法が逆に面白くて、笑いをこらえるのが大変だったくらいだし。

たぶん、本人じゃなく、事務所的にNGだったんでしょうけど、それなら事務所の方々も出演させんなよ、と、偉そうなことも少しだけ思ったりしました。まぁ、拡大系の話題作でビックバジェットだし、出ればハクがつくだろうっていう考えかもしれないけど、こんな中途半端だと逆効果なんじゃねぇの? って思うんだけどなぁ……。

とはいえ、阿呆な僕と違い、原作にハマって涙した人なら、あのベタベタだけど、愛し合うことの意味が描かれてる世界が、綺麗にちゃんと映像化されてるので、きっと泣けると思うし、原作を知らない人は、僕みたいに新垣さんのキュートな笑顔に癒されまくりだと思うので、劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか? もうね、マジで新垣さん可愛すぎっすから。僕の学生時代にも、あんな娘がいたら、きっと人生変わってたんだろうなぁ……

恋空』11月3日(土)より 全国東宝系にて公開
C 2007映画「恋空」製作委員会