南部吟遊詩人の写真館

このサイトは2023年3月、容量の不足により更新を断念しました。以後は「南部吟遊詩人の写真館2」に続きます。

南昌山に登ってきました② 地獄の急斜面コース+赤林山への縦走路

2019年09月04日 04時19分38秒 | 〇〇山に登ってきました。
【今回の山行の記録】2019/8/27
7:15   矢巾温泉駐車場発
7:30   南昌山神社
9:14   南昌山山頂到着
9:40   南昌山山頂出発
10:00  薬師岳(と思われる場所)
10:45  ノロキ山(と思われる場所)
11:00頃 毒ヶ森付近
11:30  休憩
11:47  出発
12:06  ぶな広場(箱が森への分岐点)
12:16  北赤林山
12:40  赤林山山頂到着
13:00  赤林山山頂出発
13:18  七合目付近で引き返す
13:45  戻ってくる
14:30  二合目付近
14:45  矢巾温泉駐車場到着


【コース図】
ヤマップでどうぞ→南昌山付近の地図

【前回の記事】
一年ほど前の「南昌山に登ってきました」

さて、去年も南昌山に登ってきたわけですが、今回は普通の登山道行ってみます。
で、タイトルの写真の看板。そこから行くわけです。
「ちょっと大げさじゃないの?」と思うかもしれません。
結論から言えば、全然、そんなことないです!!
死ぬかと思いました…。いや、ガチで。


今回も来ました。南昌山。
どうしても登山道登ってみたかった。
一年前に比べ、体力もついた今の自分だったら行けるでしょう。


矢巾温泉から歩きます。


その近くにある本屋さん。怪しさ満点。中に入ると必ず何か買わされそう…。


舗装路を少し歩きます。


幣掛の滝はまたも工事中。


以前もなんか工事していたような…。


中に入れないみたいなので、こっちから行きます。
本当はここから南昌山神社に行くというできれば古道のコースを行きたかったですが。


工事中の様子が見えます。


もう少し歩きます。舗装路だったり、ダートだったりします。


以前に見た山神の碑がありました。


分かれ道です。ここから登山道に行くはず。


林道の入り口です。


一年前も見ました。看板です。


宮沢賢治も好きだったという南昌山に今日は登ります。


まずは南昌山神社にお参りしましょう。


しかし、ここって社殿がイマイチなんだよなあ…。


さて、登山道です。


ついにここに来ましたね。(感動)


なんだか、えらく威勢のいいこと書いてありますが、まあ、なんとかなるでしょう。(油断)


確かに、少しばかり斜度はきつめ。


道は細いけど、普通の山道のレベル。


まあ、たしかに斜度はきつい。




一歩間違ったら断崖絶壁。でもこのくらいは普通。


おっかないけど。


もう少し登ると、




尾根っぽくなってきて、




下っていく。

けっこう上り下り、など。







木のうろがすごい!


ロープの場所もあります。


いちいち、そんな脅かさなくても…。


まあ、ロープがあるのなら親切でありがたいですね。


この木はすごい!人の顔みたいに見えます。


今日は平日だからか、人が本当に少ないです。


平らな場所に来て、


下っていきます。


一旦下って、次は登り。いよいよ本番。南昌山本体に登るようです。


けっこう、急な感じ。




落石注意、だそうです。


ここから、だんだん、登りきついです。


岩がごつごつしてきました。


写真じゃ伝わりづらいですけど、本当に斜度がきついんです。


ロープも多くなってきた…というか、ほとんど、ロープで登る感じです。(どういう山なんだ…)




この斜度、伝わりますか?鬼ですよ、鬼!


岩がむき出しです。


もう、登るっていうか、見上げるような感じですよ。


なんなの??この絶壁登れっていうの???!!!(この後、しっかり登りました)


一応看板もあるし、ロープもあるから、登山道なんでしょうが…。


霧が深くなってきました。まるで魔界に紛れ込んだみたいです。


この倒木を「魔界の門」と名付けましょう。


登山道が階段状に整備されてきました。相変わらず、べらぼうな斜度ですが、頂上が近いようです。


なだらかになってきて、頂上に近づいてきました。


山頂です。ついにたどり着きました。登山口から1時間45分ほど。最後の30分は地獄でした。


懐かしい。山頂の展望台。


賢治先生、私も登りましたよ。きつかった。


この山が平安時代の昔から信仰を集めた理由がわかりました。


きついんですよ、ただ単に。それだけで、もう「聖域」なんでしょうね。


さて、展望台ですが。


今日は曇っているので、あまり、見晴らしはよくないです。残念。




今回は縦走路を行ってみたい思います。まず、目指すは「毒ヶ森」(ぶすがもり)です。


縦走路は今回初!行けるところまで行ってみたいと思います。


けっこう、藪があるな…。


ロープは親切。


さっきの山のくだりだから、斜度はあるけど…。
っていうか、あの登山道は登りがきつ過ぎでしょう。
あれ、どうやって下るんだろう…?


っていうか、道が見えないんですが!大丈夫なんでしょうね????


「48」?意味は解りませんが、チェックポイントのようです。これを目印にして進めば大丈夫そう。


次は「47」。だんだん減っていくみたい。


小高い丘の山頂らしきところに来ました。


何が書いてあるかがまったくわかりません。


地図で確認すると、「薬師岳」のあたりだと思われます。


つーか、藪、ひどいな!!


ピンクのリボンも少なく、こういうのを目印にして進まざるを得ないようです。


一応、ロープもありますしね。


看板も立っています。


南昌山から1.1キロ来たようです。


「登山道」と示されても、判別は難しい…。


なにせ、こういう藪の中を進むわけですからね…。

(でも、地面をよく見ると、人の踏んだ痕跡を見つけて、かろうじて道だとわかる)

標識を頼りに進みます。ピンクのリボンもそう多くはありません。


ひたすら、クマ笹の中を進みます。道がわからないのって、けっこう精神的に消耗します。


「縦走路」というからには、ぜひ、整備してほしい。


だって、この熊笹の中を進むんですよ!!!


どこが道なんですか!!!


あのプレートを目指して行けばいいんですかね???


そんなんで、すごく、消耗する。


これだもん。


これ。


どこに、道があるっていうのよ??

(まーそれでも道を見つけて進む。今思えば、けっこう冷や汗モン)



ひたすら、藪の中。


「32」か。で、コレ、何を表してるんだ??


南昌山からだいぶ下りてきました。


地図上ではここか「毒ヶ森」の前。


案内はないけど。ちなみに「毒ヶ森」の山自体には登れないみたいです。登山道が見つからない。


辺りは藪だらけ。その奥に高い三角の山が見えます。それがたぶん「毒ヶ森」。


仕方がないから進みます。この大きな倒木の下を進みます。


看板があるのはありがたいですが、草も刈ってほしいです…。




なんだかすごいものが見えてきました。


木の根っこ部分が空洞になっています。まるで熊の冬眠の巣みたい。


縦走路というのは尾根伝いを歩くわけなので、アップダウンの繰り返しです。今度は登り。


やっぱりさっきのが「毒ヶ森」らしい。疲れたから少し休みます。もう限界。


面白い木が見えてきました。


「ぶな広場」とか…。周りが熊笹で広場にはなっていませんが…。


どうも、こっち方面が「箱が森」らしいですが、藪がすごくて、行けそうにないですね。

今回は時間もないですし、あきらめましょう。

そこからしばらく山登りをすると、「北赤林山」


地図では「西赤林山」と記載されています。どっちでもいいよ。


そこからまた歩きます。尾根伝い。


何度も言いますが、藪がひどい。


多分、向こうに見えるのが「赤林山」


標識は、本当に助かります。


なにせ、藪だらけ。今にして思うと、よく迷わないで済みました…。


あっちの山を登ればいいらしい。


倒木が面白い。


いったん、山を下って、


登っていきます。






ようやく着きましたかね。


赤林山の山頂です。


とはいえ、こんなもん。


標高はそこそこですが、




眺望は皆無です。


さて、休憩したら、あとは帰るだけですね。


出発地点である矢巾温泉まで、けっこうな距離ですが、これなら日暮れまでには下山できそうです。


下山ルートなのに、何度がアップダウンがあります。


そして、長い。


ここで、問題発覚。山頂にタオルを忘れてきました。もう捨てることも考えましたが、モンベルのタオル。惜しいなあ…。
引き返すことにします。27分ロスしました。体力も大幅に削られました。

下りるときには気づきませんでしたが、こんな看板が出ていました。

登りルートからは見えるようになっています。

そういれば、こっちのルートは藪じゃない。


整備されていて、歩きやすいです。


おまけに、この親切設計。


こっちのルートはけっこう登山者がいるということなんですかね。


平日なので、この日は本当に誰とも行き会いませんでしたが。


段々、松が中心の森になってきました。

赤い松が多いので、「赤林山」という名前が付けられたのだと思われます。

2時くらいですが、もう秋ですし、夕方の気配が山には迫ってきます。


山は日が暮れるのが早いのです。


木の伐採後。このくらいになると電話のベル音やなんかの工事の音がしてきます。


人里からは遠いので、工事現場か何かでしょう。


もう、あと一息。


すべらないように気を付けましょう。


もう少しかな…。


だいぶ下りてきました。


森がうっそうとしてきます。


沢に出ました。渡渉です。


もう枯れかかっていて、水量はとても少なくなっています。


あとは、この森を抜ければ、出口でしょう。


暗い森です。


たぶん、川も雪解けのころは水量が豊かなのでしょう。


あとはもう、ほぼ、平地です。


終わりが近いです。


最後は杉林です。


ようやく出口に到着。


出発地点、矢巾温泉に戻ってきました。

今回、周回路をとってきました。時間にして7時間半ほど、山の中を歩きました。

いやあ、南昌山はえげつない絶壁だった。
縦走路は藪ばっかしで、本当に道が見えなくて大変だった。

総括すると「怖かった」。近郊の山でここまで危険を感じる山行があろうとは。

でも、楽しかった。そう、すごく。まあ、無事に帰ってきたからなんでしょうが。

もう一回やれって言われたら、やらないです。このコース、危険です。

あとは、矢巾温泉に浸かって帰りました。

>登山後の風呂はやっぱりサイコーです!!♨




【撮影日:2019/8/27】


コメントを投稿