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心から何かを信じると、本当にその方向に導かれるというのは意外にもよくあることのようです。
その1つに、「偽薬効果(プラシーボ効果)」というものがあります。
偽薬とは、無害で、薬用成分が入っていない「薬のようなもの」のことです。
腰痛を訴えるお年寄りにお医者さんが「痛み止め」としてこの偽薬を処方したところ、患者の腰の痛みがひいたということがあるそうです。
また、同様に不眠症を訴える患者に対して「睡眠薬」としてこれを処方したところ、患者はぐっすり眠れたそうです。
逆に、副作用を恐れすぎるあまりかえって具合を悪くしてしまったという人や、
もともと何の「効用」もなかったはずの偽薬の処方を止めた途端に症状が出たという人もいるようです。
これらはおとぎ話ではなく実際に医療現場で起こったことですが、スポーツや勉強でも当てはまる部分はあると思います。
思うようにいかなくても、まずは「大丈夫」「自分にはできる」と無根拠な自信を持ってください。
そして日ごろ努力することによって、その無根拠な自信はここぞというときに「あれだけやったんだから負けるはずがない」という
根拠のある自信になります。
「もう駄目だ」と思ったら、その時点で全ての可能性を自分の手で捨ててしまっています。
そして本当に悪い方向へ知らず知らずの間に進んでしまいます。
受験勉強でも同じことが言えます。
皆さんはどの大学に通っていたいですか?
どんなキャンパスライフを送っていたいですか?
良いイメージを持って、諦めずに前向きな気持ちで勉強に励んでください。