1月28日
水谷 慎之介
大学ではもう春休みに入っているところもあれば、今まさにテストやレポートに追われているところもあり、自分は今週来週とテストがあるので早く終わらせて春休みに入りたいところです。あとは殆どテストだけな
ので、嬉しいわけではありませんがモチベーションはそれなりに保てています(何せレポート課題が嫌いなもので…)。同じ学科の人にそれを言ったら「テストよりレポートのほうがいいじゃん」と言われました。蓼
食う虫も好き好き、そんなところでしょうか。英語ではこの諺を "There is no accounting for tastes.(人の好みは説明しようがない)" などと表現しますが、ここで使われている句動詞account forは
特に多くの意味を持つことで有名です。折角なので下にまとめておきます。
1. ~の割合を占める、~から成る、~を構成する
2. ~の主な原因となる
3. ~の釈明をする、~の説明責任を負う
4. [敵や戦闘機などを]殺す、撃墜する、動作不能にする
5. (人)の消息を知っている、(人)の行動を把握している
英単語のみならず、自分が何かを覚えよう、頭に入れようと思ったときになんとなく意識してきたことの一つが「具体的なイメージと結びつける」というものです。たくさんの文字たちとにらめっこしているだけよりは
覚えるのも楽になるのではないかと考えています。日本語を母語とする人が「りんご」という言葉を見たり聞いたりしたときにまず頭に思い浮かべるのはあの赤い果物のりんご(画像をパッと示したいところで
すが…仕方ないですね♂)であるはずです。これがappleという単語でも日本人にとって親しみのある単語なのでパッと赤いりんごのイメージが浮かんでくることかと思います(人によってはiPod
やmacbook air、あるいはスティーブ・ジョブズの眼鏡かもしれませんね)。ではamphibianやpandemoniumという単語の場合はどうでしょう。さらに抽象的なものだったらどうでしょう。
「英語(文字)⇔日本語(文字)」だけの結びつきよりも「英語(文字)⇔(イメージ)」のほうが頭に残りやすく、逆に文字を見たときに脳で映像化されて思い出しやすいと思います。もちろん単語レ
ベルであれば逐一機械的に訳していても問題ないのですが、これが長文読解になると話は別です。できるだけスピーディーに意味内容を掴んでいくことが大切な場面で、全部をゆっくり訳してい
る時間はないからです。というわけで偉そうに映像化だのなんだのと書きましたが、ついでに調子に乗って体系化なんて言葉を使っておきたいのでもう少し書きます。たとえば受験本番で
enactmentという単語を初めて見たときに[en+act+ment]と捉えてなんとなく意味を想像できるか、全く意味のわからない9字の単語だと捉えて頭を抱えるかというのは大きな差になったりし
ます。動詞化の"en"を知っていても頭の中での他の単語との繋がりが薄いと意外にも見えなかったりするものです(覚える必要はありませんが簡単な単語だとenjoyもそうです)。「それなら同様
の理屈でズボンのチャックはファスナーなんて言うけれど、fastenerは[fast+en+er]なのかな?だとしたらfastには「速い」以外に「締まっている」なんて意味があったりするのかな?じゃあ
chuckって何なのだろう?」そんなふうにしてどんどん辞書を引いて知識を繋げていくと記憶に残りやすいのではないでしょうか。漫然と断片的な知識をポケットに突っ込んでおくよりも、様々
な知識を体系化して箪笥の引き出しにでも収納しておくほうが余程定着も深まるはずです。やり方はもちろん十人十色なので、自分なりに工夫していければそれで良いのですが、その「自分な
り」を見つけるまでには兎にも角にも自分の頭を使って考えていくことが必要です。毎日少しで良いので勉強する習慣を身につけていきましょう。