今日は予定を変更してマイカー通勤です。知人の職場のエアコンが故障し、修理が終わるまでの間は灼熱地獄に晒されると聞き、とりあえず何かの足しにと自宅の扇風機をかき集めました。さすがに扇風機を2台ぶら下げて電車に乗るわけにはいきません。
さて既にご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、私の愛車は2005年式のGolf GTIです。免許を取った頃に初代Golf GTIが発表され、私にとっては羨望のクルマでした。それから約30年を経て、ようやく憧れのクルマを手に入れたわけですが、この30年の間にGolfも大きく立派なクルマに成長していました。当時のGTIに憧れていた身としては、1年あまりGTIと付き合いながら、「ホットハッチ」と呼ぶにはあまりに立派になったGolfに強烈な違和感を感じているのも事実です。むしろ当時のGolfとイメージを重ねるならば、サイズ的にも初代Golfに近いPoloの方が適任なのかも知れません。
そんな微妙な弟役を担っているPoloに、新しいグレードが追加されました。「マグマオレンジ」と呼ばれる派手なイメージカラーをまとったモデルは「Cross Polo」と名付けられました。見た目からも名前からも、AWDのクロスカントリーモデルを期待してしまいますが、実際はFFの「なんちゃってクロスカントリー」です。私はこのモデルが日本で初めて一般公開された場に居合わせたのですが、その時に感じたのと同じように、正式発表になった今も良いイメージが持てません。VWにはTuaregという世界に誇れるSUVがあるのだから、その弟分を名乗っても恥ずかしくないようなきちんとしたSUVを作る気はなかったのかなぁ。
一方、こちらの黒いボディをまとった「Sportline(どこかのメーカーからクレームが付きそうなネーミングだなぁ。大丈夫?)」はとても魅力的に見えてしまいます。ボディサイズも、1.6Lの排気量も初代GTIを彷彿とさせるからかなぁ。