ここ何年もなにげなく聴いた曲の中で、こんなにも感動したことはありませんでした。こうした曲が作れる才能なり感性と云うものはとても素晴らしいと思います。自分にとっての名曲のひとつになっています。決して羨ましいとか、嫉妬などとか云う程度の次元ではなく、憧れや尊念に近いものが自分の知的好奇心や心のどこかになくしかけていたものを思い出させてくれるような、ほろ苦いものや切なさを含んで聴く者に対し心を揺さぶり感動を与えてくれます。彼生来が持つ比類なき才能、感性。さまざまな音楽経験やあくなき音への執着、奢れることのない弛まぬ研鑚から生み出される圧倒的な存在感が生み出すパワーとパフォーマンスのアーティストであり繊細かつ大胆なギタリスト、ありがとう「後藤冬樹」
夏の終わり
蒼き恋と睡蓮の花
夏空をゆらり彷徨う恋の景色
夕立密かに騒いでいた
心の根を消すようにずっと続いていた。
きみはずっと俯いていた。
さよなら言い出せずに駆け出した。
打ち上がれ大空の花 きみも見てるのかな
迷子にならないように照らし続けて
浅き夢と水芭蕉の花
浴衣の襟元に漂う夏の終わり
ラムネのビンで透かしてみた
夕暮れと蝉時雨
君のいない町の景色
きみがくれたビー球握って
河原へ続く坂道を駆け上がった
打ちあがれ思い出の花 きみも見えるのかな
夜空に浮かんでは消えてく
恋の終わりを 夏の終わりを
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